退職後、自分の意識の面で退職前と比べてどう変わったのかを書いてみようと思います。
結論から言うと、鬱々としていた退職前と比べて、退職後は随分自分に自信がついてきたなと感じています。自分で人生を切り拓いていく実感があり、前に進む勇気も湧いてきたように思うのです。
退職にあたっては周囲からの反対もありましたし、退職後始めた商売もうまくいかず失敗してしまいました。今もアルバイトをしながら、なんとか生活しています。決してスムーズにはいっていません。
それでも退職してよかったと心底感じています。
もし退職していなかったら未だに鬱々としていたのかと思うと、ゾッとするほどです。
退職する前
退職する前は、自分は会社員に向いている性格だと思っていました。
でも退職してみてつくづく思うことは、自分は会社員にまったく向いていないということでした。
そもそも会社員に向いていれば、そもそも退職なんて考えないでしょうし、退職に何年も悩むわけ無いですからね。
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自分の人生を生きている気がしない
会社員の時にいつも思っていたことは、自分の人生を生きている気がしないということでした。
いつも転勤、人事評価にビクビク怯えて、自分の言いたいことも言えませんでした。上司の判断を伺わなければ、何一つ仕事を勧めることができず、自分の判断に自信を持つこともできませんでした。
休みのときは仕事のことを考えると憂鬱になり、朝は吐き気と出社拒否。
会社に行けば上司が嫌でしょうがなく、人間関係に悩んでいました。
一体何のために生きているのかさっぱりわかりませんでした。でも、家族を養うためにも、自分を犠牲にして会社にしがみついていました。それが社会人として当たり前だと思っていたからです。
給料は我慢代。仕事が辛くても家族のために辞めない方が良いのか?
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退職した後
相当悩んだ挙句、会社に残るよりも退職することを選択しました。退職を決めた時は、退職するという選択が正しいものなのかわかりませんでした。でも、なんとなく直感では退職することが正しいことのように思っていました。
40代で退職したいなら、「もう悩むのを止めよう」と決めるだけ
自分の人生を生きているという実感がある。
退職してしばらくは、サラリーマン根性が抜けませんでした。煩わしい人間関係から解放され、出勤時間も自由。嫌な上司もいませんので、仕事に飽きた時はコーヒーを飲みに行ったり、本屋に行ったり、美術館に行ったりして気ままに自由を満喫していました。
でも、そんなことをしていても売上につながるわけでないことに気づいてからは、意識が180度変わります。
まず、24時間売上を上げるにはどうしたら良いかを考えるようになりました。そのため、毎日毎日が貴重と思えるようになりました。
そのうち、がんばればがんばっただけ成果が上がるようになり、もっと成果を出したいという前向きな気持(欲望)が芽生えてきました。
自分で目標を決めて、計画を立案し、そのとおりに実行するようになりました。最初のうちは、なかなか計画通りに実行することが難しかったのですが、試行錯誤を続けていく内にうまく自己管理ができるようになりました。
自分で計画し、結果も出せることができるようになり、自分に自信がついてきました。自分の考えにも自信がつき、自分の意見をハッキリと言えるようになりました。
また、退職後始めたビジネスに失敗した経験から、いわゆる横並びを気にしなくなりました。会社員時代は、皆と同じ横並びでないと気持ち悪く思っていましたが、人と違っても良いと本当に思えるようになりました。
自分で考えて行動することができているので、自分の人生を生きているという実感を持てるようになりました。
退職前の鬱屈した自分がウソのように思えてきます。
もしタイムマシンがあって、退職にウジウジ悩んでいた頃の自分にアドバイスできるとしたら、退職して正解だったと胸を張って教えてあげるでしょう。
起業後の現実については、こちらの記事にも書いています。
40代で独立起業して好きなことで生活する。それはただの幻想だった
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40代での退職は準備が必要
いくら退職してよかった、退職して正解だったと思ったとは言え、40代での退職は、20代30代とは違います。家族もいますし、転職先も限られています。体力も落ちていますし、そろそろ健康診断でもひっかかってくる項目も増えてきます。
そのため、もし退職を決断するにあたっては、万全の準備が必要です。
退職にあたっての事前準備については、こちらの記事にも書いています。
でも、一番は、なんといっても貯金ですね。貯金に勝る準備は無いと言っても過言ではありません。退職するなら、まずは貯金です。
やりたいことが決まっていなくてもOK!今日から始める退職準備<お金編>
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