時々私のブログ宛てに読者の方から励ましのメールをいただくことがあります。
うれしい気持ちや感謝の気持ちと一緒に、どんなことが書いてあるんだろう?とドキドキしながら読んでいます。ありがとうございます!
最近よくいただくのが、転職して新しい職場に変わったけど、会社を辞めたことについて後悔している、という悩みについてです。
想像していたより仕事がきつかったり、人間関係の構築に苦労していたりと、つらい思いをされている方がけっこういらっしゃいます。
せっかく新しい会社に転職したのにまたすぐに転職しても良いのか、職歴に傷がついてしまうのでは無いか。家族がいるのにこれからどうして良いかわからない、と40代以上ならではの悩みがあります。
私も新しい職場で体を壊したり、派遣で一ヶ月で切られたこともあり、つらい経験をしてきました。新卒で入って20年近く勤めた会社では、人間関係に悩みました。もらう給料よりも出費が多いワーキングプア状態になったこともありました。
そんな状況を体験し、それでもなんとか切り抜けてきたこともあるので、このページでは、私なりの突破方法をご紹介したいと思います。
退職したことに後悔している、また転職する気持ちに余裕が持てなくて、これからどうしたらよいかわからないという場合の解消方法をご紹介し、さらにそこから復活するにはどうしたらよいか、突破口を見つける方法もご紹介していきます。
ドン底は変わるチャンス
私が実際にやっている方法は、どんな状況に陥ってもそうなんですが、「これはチャンスだ!」と思うことなんです。
起業に失敗したときでも、新しい職場で体を壊したときでも、ワーキングプアに陥ったときでさえ、「これはチャンスだ!」と思うようにしました。
今が底だから上がるしか無い
人生山あり谷あり。
これはよく言われることですよね。人生、良いときもあれば悪いときもあります。
景気だって好景気もあれば、不景気もあります。テストの成績が良いときもあれば、悪いときもあります。為替だって円安になったり円高になったりします。
物事は常に一定では無く、揺れ動くものです。
だから、今が底なら次は必ず上がるのです。
これから良くなる
なぜ今がチャンスなのかというと、後悔していることや失敗したと思えることを次のステップで活かすことができるからです。
今の新しい職場でつらいと感じることには、必ず原因があるはずです。
この会社に入ろうと転職を決めたとき、「少しぐらいきつくてもまあ大丈夫だろう」と思っていませんでしたか? もしそう思っていて転職したのであれば、自分はそこまで激務には耐えられない性格だったということがはっきりしたと言うことです。
つまり、次の職場を探すときの基準にできるのです。
私の場合でいうと、力仕事の現場で体を壊して仕事が続けられなくなったとき、給料の良さは断念することにして、体を使わない事務職の仕事を探すきっかけになりました。40代男性で事務職の仕事は見つからないと言われていましたが、ここで見つからないと働く場がなくなる!という強い思いを作ることができて、結果、見つけることができました。
関連記事:事務職40代厳しいは本当か?こうしたらゲットできた
嘆いているだけでは何も変わらない
つらい、なんでこんな人生なんだろう?
と嘆いていても、何も変わらないんですよね。誰かがこのつらさに気づいてくれて、好条件の仕事を見つけてくれることなんて、やっぱり、あり得ないですからね。
いきなり何億円ものお金が降ってわいてくるなんてことも、まずあり得ないです。(そんなことがあったら詐欺を疑うべき)
だとすれば、やっぱり自分でなんとかするしかない。
スポンサーリンク
突破口を見つける3つの質問
自分でなんとかしようと決心できたら、次はどうしたらこの状態を突破することができるのかを考えてみると良いです。
今から紹介する方法は、私がつらいときから抜け出す方法を考える場合に実際やっている方法です。
まず突破口を見つけるための3つの質問を自分に投げかけて、そこからの答えによって解決策を考える方法になります。
理想の状態は何?
まず最初に、理想の状態を考えます。
どんな条件なら自分は働きやすいと思うのか。どんな条件なら気持ち良く働けるのか。
人と関わり合うのが好きなのか、黙々と作業するのが良いのか、残業があっても良いのか、定時で帰りたいのか。
頭でイメージするだけでも良いのですが、書き出してみるとさらに頭の中が整理されて良いです。
私がよくやっているのが、スマホを使って書き出しています。昼休み時間とか通勤時間とかの暇な時間を使って、グーグルドキュメントに書いています。スマホだと小さい画面で集中しやすいし、5分や10分あれば充分。時々見返すのも楽ですしね。
足りないものは何?
理想の状態が書き出せたら、次は現状何が足りないのかを考えます。不満なところでも良いです。
給料が安い、残業が多い、ストレスが多い、上司の性格が嫌だ、通勤時間が長い・・・・・・、などなど思いつくだけ書き出してみると良いです。
一回では全部書き出せない人は、3日〜1週間ぐらいかけて絞り出していくと良いです。
私は何回かにわけて思いつくだけ全部書き出しています。
今あるもの、持っているものは何?
足りないものを全部書き出しましたか?
足りないものを書き出すと、理想の状態との差を感じて、いっそう落ち込むと思います。「こんな状態から理想の状態まで到達するなんて、無理だ」、なんて思ってしまいます。
普通なら絶望を感じて、この段階で止まってしまいます。私も長らくそうでした。
でもここで、一工夫すると突破口が見つかることに気づきました。この方法に気づいてからは、必ずこの一手間を加えることにしています。
それは、「今あるもの、すでに持っているものは何か?」という質問です。
給料は安いけど、働く場所はある。残業はきついけど、上司はいい人だ。仕事はミスばかりだけど、家族は円満だ。・・・などなど。
最初はなかなか出てこないと思いますが、少し粘ってみるとちょっとずつ出てくると思いますよ。
スポンサーリンク
今もっているものが突破口を見つけるヒント
後悔しているときって、自分には何もないと思っていることがほとんどだと思います。
でも、落ち着いて考えてみると、実は持っているものが意外と多いことに気づくと思います。
気分が落ち込んでいると、マイナスな方に目が行ってしまいますが、今持っていることを再確認することで、少し気持ちが落ち着くと思います。
「オレ、そんな悪くはないかも」「まだ可能性あるかも」そんな気になってきます。
(ワーキングプア状態になって、来月の請求書の支払いどうしよう!っていうところまで追い込まれたときでも、そういう風に思うことができましたから。)
そこまで気づいたら、あとはもう少しです。
今持っていることを利用して、足りないものを埋める
次はいよいよ突破口を見つけるステップです。
「今持っていることを利用して足りないものを埋めて行くにはどうしたら良いのか」を考えてみてください。
「給料は安いけど、働く場所はある」と言った場合なら、今の仕事を続けながら副業にもチャレンジしてみるとか、お小遣いを増やす方法を考えるとか、少しでも生活を改善できるアイデアが見つかるはずです。
「家庭が円満だ」と言う場合なら、じゃあ仕事も円満にするにはどうしたらよいか?と言った風にも考えることができます。
一度には解決できないかもしれない
もちろん、今持っているものより、足りない穴の方が大きい場合のことが多いです。すぐには、一気に穴を埋めるのは難しいでしょう。
でも、突破口というか解決する糸口はなにかしら見えてくるはずです。
「なんかこうしたらいいかも」といったようなヒラメキが出てくるはず。
ここまで来たら、何をやれば良いかは見えているはずです。あとは行動あるのみ!
スポンサーリンク
次のステップに移るための試練
辛いときは、このつらさがずっと続くと思ってしまいますが、どんなに八方塞がりでも実は解決する時期が必ずやって来ます。
解決した時、「これは必要な事だった」「退職で後悔したからこそ、今がある」と思える時がやってきます。
すぐに諦めたり腐ったりしないで、突破口を見つけるように考えることが大切です。
今は後悔の気持ちが強くて何もしたくないかもしれません。でももし、少しでも状況を改善したい、マイナスな気分を解消をしたいと考えるなら、先ほど紹介した3つの質問をして、突破口を見つけてください。
こちらのページでは、落ち込んだ気分を解消する方法について、私の経験から導いた良い方法を紹介しています。こちらも記事も併せてお読みいただくと良いと思います。
-
「どうせ失敗する」からの卒業。うまくいかない人の実践方法
「どうせ失敗する」「自分に自信がない」といった最悪な気分を消す方法。プラス思考が無理だった人にお勧めの、誰にでもすぐに実践できる対処法です。
続きを見る