「有給休暇の取得」とかけて、「退職すること」と解きます。
そのこころは、どちらも「自己都合」ということです。
つまり、会社にあなたの都合を堂々と宣言できるかどうか、です。
もし、いつでも簡単に有給を取れるのであれば、会社に退職を告白するのは簡単にできるはずです。
でも、有給をなかなか取得できない人は、なかなか退職を会社に言えないはずです。
だからこそ、退職するかどうしようか悩んでいるなら、まずは有給を取得してみたら良いのです。
自分だけの休暇を取得する
有給休暇といっても、お盆シーズンやお正月時期、家族サービスが理由の休暇ではないですよ。
家族は関係ありません。
あくまで、自分のために取る休暇です。朝から晩までの時間を自分のためだけに使う有給休暇です。
スポンサーリンク
家族を理由にすると休みやすい
とは言っても、なかなか自分のためだけに会社を休めませんよね。
休みたいけど、休めないというのが現実ですよね。
休みたい日に限って、なんだかんだ言ってやらなければいけない仕事や会議が入っているものです。
みんなが泣きながら働いているのに自分だけ休むなんて、変な罪悪感もあります。
それになんて言ったって、上司に休暇取得願いを言う時、理由を言いづらいです。
バカ正直に自分のために休暇がほしいと言ってしまえば、「なにバカなこと言っているの。そんなことより、あの件どうなってる?」と言われてしまいそう。
でも、家族サービスが理由で休むんだったら、家族のせいにできるので言いやすいです。
「家族がどうしても・・・」とか言えば、上司も「そーか、そーか。そりゃ仕方ないよね」と上司も物分りの良い態度をとってくれたりします。
だからこの法則をそのまま取り込んで、自分の都合で休む場合も家族の都合にしてしまいましょう。「嫁の実家の両親が来るので」「嫁の親戚の結婚式が」「嫁の親戚の引っ越し手伝いで」とかいろいろと理由付けやすいです。
会社は自己都合を言い出しにくい場所
会社という組織では、自分の都合というのはすごく言い出しにくい場所でもあります。でも、そこを乗り越えないと、いつまでもこのまま変わらないのも事実なんですよね。
まあ、「このまま変わらなくてもいいや」というのならそれでも問題無いでしょう。でも、退職しようかどうしようか悩んでいるんだったら、やってみても良いと思うのです。
いきなり退職したいと会社に言うのは、かなり無謀だと思いますので、まずは有給取得で自分の都合を会社に言う練習を積みましょう。
自分だけの有給休暇をどう過ごすか?
さて、晴れて休暇を取得し、自分だけの時間を丸一日過ごすことができるようになりました。
あなたは何をしますか?
オススメは、いつもと同じようにスーツや仕事着を来て、いつもと同じ時間に家を出ることです。向かう先は、会社以外のどこか。
海でも山でも街中でも、自分と向き合える場所(一人になれる場所)ならどこでも良いです。私はよく個室タイプの漫画喫茶に行っていました。
そこでぼーっとして一日過ごします。
ただボーっとしているわけにもいかないから、自分が退職した後の風景を想像してみます。自分が今の会社を退職したら、どんな生活になるんだろう。どこで働くんだろう。私服がいいのか、スーツがいいのか。
時間があれば、退職後の理想の一日なんかを書いてみてもいいですね。私も3回ぐらい書きました。実際は、そのとおりにはなりませんでしたが。
自分だけの休暇を取ってみよう
ここまで読んでみて、自分だけの休暇を取ってみたくなりましたでしょうか。
やってみようと思った方は、来週か再来週のどれか1日、有給を取得してみてください。
丸一日が難しい場合は、半日でも良いです。経験上、特に前半休は休みやすいですよ。
自分だけの休みを取って、退職後のイメージをシミュレーションしてみませんか?