普段は忙しくて本を読んでいる暇なんかない!でも、なんか本を読んでみたいな。今の悩みを解決してくれるヒントがもらえる本ってなにか無いかな?と思っているなら、歴史の本がおすすめです。
歴史の知識は、40代の生き方の支えになると思いますし、視野も行動も広げてくれます。
歴史っていうと、「え?勉強かよ」と思って引いてしまうかもしれませんが、あんまり歴史臭がしない本を8冊紹介したいと思います。(それでいて、歴史の流れが頭にスッと入るから凄い。)
年末年始のまとまった時間にどうぞ。
いまさらなんで歴史?
なんでいまさら歴史?なんて思うでしょう。
歴史ってなんか難しそうだし、オタクっぽい。なんか戦争とかイデオロギーから絡んできて、右翼とか左翼とかなんかうさんくさい。
昔のことを知るよりも今の生活とかの方が大事だし、本なんか読むよりゲームとか動画見たほうが楽しい。
なぜ40代には歴史が必要なのか?
歴史というと、すごくとっつきにくい感じがするんです。
でも私個人として、40代はあえて歴史に興味を持っておくと何かとメリットがあるのかな、とも思っています。
人生80年とすると、40代ってやっぱり人生の折返し地点なんです。
これまでずっと走ってきて、今ちょっとした踊り場のような状態。過去のことを少し整理して、これから後半戦に向かって準備している。そんな状態が40代だと思います。
こういうときにピタッとハマるのが歴史だと思います。これまでいろんな経験をしてきて、ノウハウの蓄積もあります。そして、これからの将来もあります。過去を活かしつつ、そこから視野を広げる意味でも歴史関係の本を読むとピタッと自分にハマってくる感じがします。
特に何かに迷っているとき、歴史がヒントになったりします。このブログのテーマでいえば、退職しようか迷っている時はまさに、これまで先人がやってきたことが参考になります。
私は40代になって、ふと手にとった徳川家康の本を読みはじめてから歴史にハマりました。
歴史を知ったからこそ、「あ、40代で会社辞めてもいいんだ。」というふうに考える事ができたんです。歴史を知っていくと、40代で人生のターニングポイントを迎えた人なんてゴマンといることに気づいたからです。
歴史に興味を持つメリット
意外と思われるかもしれませんが、歴史を読んでいくと、人生の悩みを解決するヒントも得られたりします。
なぜなら歴史というのは、人間のこれまでの歩みですから。いろんなパターンの決断の結果を見ることができます。先人が悩んで悩んで出した決断の結果がわかるのです。
だから、先人の悩みと今の自分の悩みを重ね合わせることで、先人がどういう決断をしたのか、自分はどういう決断をするのか、いろんな悩みを解決するヒントがもらえるんです。
自己啓発本を10冊読むより1冊の歴史本を読んだほうが、影響が強いことはよくあります。歴史本に出てくる人物の葛藤や苦悩を今の自分と比較すると、自分はすごく小さい悩みで悩んでいることがわかります。
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40代おすすめのおもしろ歴史本
一概に歴史と言ってもとても幅広いです。小難しそうなイメージもあります。
中学校とかのテストで年号とかを覚えさせられた苦い思い出もあって、「お勉強」イメージも強いですよね。それに、なんか戦争とかイデオロギーから絡んできて、右翼とか左翼とかなんかうさんくさいです。
だから歴史って敬遠しがち。でも、そんなところを離れて、楽しめて、役に立つ本を集めてみました。すべて私自身が実際に読んで面白かった!と思った本です。若干古い本もありますけど、図書館では借りられると思います。
歴史を人生の武器にする
まずはこの本から。
おもしろ読み物的な感覚で、一気に読めます。歴史上の出来事で、これまで漠然とおぼえていただけのことが、読み進んでいくうちに「なるほど、そういうことか!」と納得できます。
著者の井沢元彦氏は元TBS記者で、いわゆる歴史学者ではないため、専門用語もなくスラスラと頭に入ってきます。確固とした資料に基づいた正確な歴史というよりは、より通俗的な庶民感覚で書かれているので、わかりやすいです。
歴史の入門書としてはおすすめです。
誰かに話したくなる恐竜の話
これは歴史と言えるかどうかはわかりませんが。
はるか昔の恐竜時代の話です。子供の頃に恐竜好きだった方も多いのではないでしょうか。実は私も大好きで、〇〇ザウルスとか恐竜の名前を覚えるのが楽しかった記憶があります。
恐竜の生活の話、恐竜の巨大化の謎、なぜ絶滅したのか、などなど恐竜がそんなに好きじゃない方でも、興味をそそられる内容です。
一気に読めるので、おすすめ。
知られざる縄文ライフ
小学生のお子様がいらっしゃる方は、ぜひお子様と一緒に。
イラストが多くて、雑誌とか絵本を読んでいるような感覚でパラパラとページをめくっていくだけで楽しい!
縄文人ってこんな暮らしをしていたのか!とイメージできます。昔の暮らしと現代の暮らしを比較してみて、変わっていないところ、大きく変わったところを探すのもおもしろいです。
同じようなシリーズで「弥生ライフ」「古墳ライフ」もあるので、そちらもおすすめです。
人体 失敗の進化史
歴史と言っても、体の進化の話です。
4本足の動物から進化して、今のヒトの姿があります。これは知識から知っているけど、このことを解剖学の視点から証拠たっぷりで理論的に解明してくれます。
どれも興味深いものばかり。けっこう進化っていきあたりばったりのところもあって、「それでいいのか?」なんて思ってしまいます。
タモリと戦後ニッポン
タモリと日本の文化、テレビ史を重ねていて面白いです。
昭和史とか言うと堅苦しいけど、タモリを切り口として昭和史を見るなら楽しいです。
様々な著名人、文化人との関わりを見ていくのもおもしろい。
タモリについてはそんなに興味はないという方でも、彼の発言には少なからず影響を受けていることがわかると思います。
私を通りすぎた政治家たち
著者の佐々淳行氏は、初代内閣安全保障室長。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」といった昭和の大事件に携わった経歴を持ちます。
「連合赤軍あさま山荘事件」といえばカップヌードルと連想する人もいると思いますが、まだ市場に流通していなかった著者の佐々淳行氏が現場で取り入れたというのは有名な話です。
この本はある意味すごい面白い本です。
戦後の生きた昭和史を学べると同時に、これからの安全保障を考えるための良い本だと思います。
お金の日本史 和同開珎から渋沢栄一まで
身近なお金を切り口にしているので、日本史が頭に入りやすいです。
経済的な面から日本が他国とどのような関係を持っていたのか、古い時代から日本も貿易を盛んに行っていたということがわかります。その点で、この本は日本の経済史の入門書のようなものかもしれない。
それにしても、日本って「鎖国」というイメージを持っていたんですが、どうも違うらしい。
いつになったら宇宙エレベーターで月に行けて、 3Dプリンターで臓器が作れるんだい!?: 気になる最先端テクノロジー10のゆくえ
最後は、ちょっと未来の話。
未来の話というと、バラ色な話に惹きつけられるけれど、この本はちょっと辛口。
ニュースで良く報道されるような最先端テクノロジーについて、その技術本当に実用化できるの?という現実的な視点で書かれた本です。
専門的すぎてわかりにくい部分も多かったけど、冗談と皮肉交じりにかかれていておもしろいです。
挿絵の漫画も楽しいので、文系の方でもすんなり読めます。
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出張や帰省のお供に
普段は忙しくて本を読めないけど、年末年始ぐらいはゆっくり本を読みたいなというときにおすすめな本を8冊紹介しました。
歴史というとなんとなく難しそうだしとっつくにくいけど、歴史を知ることは、これからのキャリアとか生き方に確実にプラスになると思います。人生も変わってくると思いますよ。
まとまった休みのときに自宅でゆっくり読むのも良し。出張や帰省のお供にもどうぞ。