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就学援助は恥ずかしい思いもあったけど、結果良かった

man smile

家族持ち社宅住まいの40代で退職して自力で起業するも力及ばず1年で廃業、その後貯金を崩しつつ、アルバイトをしながら再起奮闘中の毎日を送っております。

さて、こんな毎日の生活の中で一番大きな問題といえば、何と言ってもお金のやりくりです。

退職後うまくいかなかった場合、お金の問題というのは非常に切実な問題で、精神的にかなりのプレッシャーになります。

収入は微々たるものなのに家族4人の生活にはお金が必要。底の抜けたバケツのように貯金残高が減っていくのは恐怖を感じます。

そしてついに恐怖に耐えかねて、子供の小学校の就学支援制度の申請をすることにしました。就学支援制度とは、給食費などの学校でかかる費用を税金で支援してもらう制度のことです。

就学支援制度を受給するのは、自分の力及ばないことへの屈辱的な気持ちがあります。決して誇れることではありません。一刻も早く支援制度に頼らないようにしたいというのが本音です。

しかし万が一起業が失敗してしまった場合のセーフティネットとして、このような就学支援制度も利用できることを知っていただきたく、このページでは恥を忍んで就学支援制度を受けた自身の体験と気持ちを綴ろうと思います。

就学支援制度とは

school

小学校、中学校は日本国憲法で規定されている義務教育とはいえ、お金がかかるものです。

鉛筆やノート、消しゴムといった消耗品から、体操服、書道用品、ピアニカといったものまで揃えると数万円の出費になります。

一番かかるのは何と言っても給食費でしょう。

要は、昼食代です。これが結構かかります。

市町村や学校によっても変わってきますが、私の子供の小学校では、年間でだいたい5~6万円。月でいえば5000円弱ぐらいです。1日当たりで計算すれば230円ほどになります。

これが一人分の費用ですから、兄弟姉妹がいれば人数分かかるので、合計の出費額は相当なものです。(そのため給食費延滞などの問題が社会問題化しているのはご承知の通り)

実際問題として、年間5~6万の出費は精神的にかなりの負担を感じていました。翌年には下の子の小学校入学を控えているので、夜間の高収入バイトを検討していたほどです。

このように学用品や給食費などの出費で経済的に困っている家庭を支援してくれる制度が就学支援制度です。

この制度は年収や所得の基準があり、審査があります。審査基準は自治体によって変わります。

私のように40代で退職し起業独立転職でうまくいかず、所得税が非課税になるなど所得が大幅に減った場合、所得を証明できる書類があれば受給対象になる可能性が高いです。

就学支援制度は恥ずかしいことか

就学支援制度を受給していることは決して誇れることではありません。むしろ恥ずかしいものと考える人が多いです。

私も最初に申請するときはとても恥ずかしさを感じました。

できるなら、受給しないに越したことはありません。

でも、もし制度の対象になりそうであれば、就学支援制度の活用を検討しても良いと思います。

援助をもらうことで精神的なプレッシャーが軽くなるのも確かです。

プレッシャーが軽くなった分を優先度の高い出費に振り分け、一刻も早く再起することが自分のとるべき道ではないでしょうか。このような支援制度を活用して、自立への道を取ることが最優先です。

私はそう思って就学支援制度へ申し込みすることを決めました。

なぜ国がこのような制度を設けているかというと、早く自立してほしいからです。決して楽をするためにこのような制度があるのではありません。

恥ずかしさを乗り越えていこうと思いました。

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就学支援に申し込みする

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実際に就学支援制度へ申し込みしたときの体験を書いていきます。

就学援助への偏見

日本はとても豊かな社会なので、就学支援制度そのものについては認知度が低いです。

私自身もこの支援制度自体よく知りませんでした。

当時は貯金を取り崩して生活していましたが、給食代に困るほど逼迫してはいませんでした。

それに生活保護の過程が対象になると思っていて、そこまでしたくないと思いがあり、子供がプリントをもらってきてもよく読みもせず捨てていました。

ネットでの書き込みから、子供がいじめられるのではないかという偏見もありました。

経済的に追い込まれる

でもだんだんそういうことも言っていられなくなりました。

翌年は下の子が小学校入学するので、給食費が倍になります。体操服や上履きなど学用品の購入も必要になります。

そう考えると、自分の睡眠時間を削ってバイトをするなどして当座をしのぐ必要性が出てきました。

そうするとお金には当面は困らなくなるものの、睡眠時間がなくなった挙句、再起に当てる時間は取れなくなります。

家族との話

妻は最初は反対でした。

だけど、市役所に相談に行き、子供のいじめにつながることは特にないということ、基準をクリアしているので、認められれば経済的に助かるということを説明した上で、理解を得ました。

子供には就学援助を受けることは話をしていません。

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小学校へ行き、申請する

school

就学支援の申請にあたっては、まず学校の事務室へ電話をしました。

電話に出た事務の担当の方は年配の男性で、電話に出た時は刺々しい印象がありました。

ナントカの書類を用意できるかと聞かれましたが、その書類の意味がよくわからず、精神的に弱っている時期だったので、思わず泣きそうになりました。

それでも気を強く持ち、申請に必要な書類などをメモし、面談日を決めました。面談は私と学校の事務の方の2人です。

私の場合、申請には年収や所得の制限があり、それを証明する書類が必要でした。

市町村によっては、所得税の非課税証明書が必要ということです。私の場合は、確定申告書のコピーを提出しました。

非課税証明書は、市役所ですぐに発行してくれます。(所得税が非課税の人だけですけど)

面談の時間帯は午前中と夕方を指定されましたが、なるべく他の児童と顔を合わせたくないので、放課後しばらく経った夕方5時前にしました。

面談当日

当日はモンスターペアレントと間違われないように、スーツを着ていきました。

面談の部屋に通されドキドキしながら担当の方を待っていると、電話とはまるきり違って優しく対応してくださり、書類の書き方を丁寧に教えてくれました。

面談と聞いていたので、低所得の理由を嫌味たっぷりに聞かれるのかと思っていたら、そんな話は全くありませんでした。

持ってきた確定申告書のコピーと申請書類を提出して、ものの30分ぐらいで完了しました。

その後一ヶ月ぐらいで、認可しましたという書類が届きました。

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就学支援制度を受給した後

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いじめはあったのか

就学支援制度が認可されて半年ほど経過しましたが、子供がいじめられることはありませんでした。

学校の担任の先生は、保護者宛の就学支援の関係書類を子供に手渡すため、多分知っていると思いますが、それを表には出すことはありません。

学校の方でも、情報の漏えいやプライバシーにはかなり気を使っているようです。

気持ちの変化

就学支援申し込みするときに年収が少ないことで学校の人に責められることは一切ありませんでした。

逆に学校の方からは親切に対応してもらったので、感謝の気持ちでいっぱいです。

就学支援制度を受ける前というのは、起業失敗してお金を稼げない自分を責めていたんです。自分の存在自体が恥ずかしかったのです。

でも就学支援の認可が確定した後は、精神的な負担が少なくなり、気持ちが楽になりました。

徐々に再起についても前向きに考えられるようになってきました。

惨めな気持ちにはならなかった

就学支援を受けて惨めな気持ちになったかというと、そんな気持ちにはなりませんでした。

逆に頑張って早く年収をあげて、「きちんと支払おう!」という気持ちが強くなりました。「パパ、頑張るぞ!」っていう気持ちです。

今後自分で目いっぱい稼げるようになったら、小学校へたくさん寄付したいと密かに考えているぐらいです。恩返ししたい気持ちが高まりました。

なんていうか、ありがたい気持ち、あったかい気持ちになりました。

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まとめ:就学援助制度は積極的に活用したい

man success

かなりレアなケースだと思いますが、もし私と同じような状況にあるならば、とりあえず就学援助を申請したほうが良いと思います。

実際、この制度で家計はかなり助かっています。

でもあまり依存してはいけないとも考えています。早く人並みに年収を増やし、正規の金額を納めたいのが本音です。

もし子供の教育費が・・・・・・、と悩んでいるのであれば、最悪の場合は、このような就学援助制度もセーフティネットとして活用するのもありだと思います。

実際に退職に踏み切らずとも、こんな支援制度もあるということを知っていれば、少しは気が楽になるんじゃないでしょうか。

日本は失敗した者に対しては冷たいと良く言われますけど、そんなことはありません。

ここをジャンプ台にしてまだまだ頑張ろうという気持ちになれます。

ところで、今の私の小さな夢。

それは、就学支援を受けることがもう必要なくなったことを学校へ報告しに行くことです。

その日が来るのを夢見て頑張っております。

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40代で退職を経験した私が、当時の日記を元に書いています。退職するまでの苦悩や転職失敗経験、家族のこと、お金のこと・・・・・・。そして起業失敗経験まで。私のつたない経験が、皆様にとって少しでも役に立てば幸いです。詳しいプロフィール ■PDF冊子「退職の迷い解消ハンドブック」無料プレゼント中!

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