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人に起業内容を説明できないなら、そのビジネスは完全に失敗

「失敗」が分かれば、40代での退職も怖くないです。断言します。たとえ家族がいても。

このページは、独立・起業で退職される方をメインの対象として書いています。転職希望者の場合は、このページで書いている「ビジネス」という言葉を「転職先企業の仕事」と置き換えて読んでいただければ、よりイメージしやすくなります。

退職が不安で怖い理由

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退職前に不安でくじけそうになってしまうのは、失敗することがよくわかっていないことに原因があります。

とはいっても、退職前の会社員の意識レベルでは、自分が事業に失敗してしまうことなど、うまくイメージできないものです。人によっては「失敗って何?」というレベルかもしれない。

「失敗したらどうなるんだろう」

「失敗したら生活はどう変わるのか」

「家族はどうなるんだろう」

そういうことがイメージできないから、余計に怖くなり、不安に感じます。

まだ起業していないのだから、失敗をイメージできなくて当たり前。だから退職が不安に感じるのは、ごく当たり前の反応です。そこは恥じるとこではありません。

では具体的に、起業の「失敗」を見ていきましょう。

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失敗に気づくのは難しい

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退職前は失敗するなんて思わないものです。

失敗することなんて考えてたら、本当に失敗しちゃうかもと思ってしまうからです。退職前は、誰でも失敗について目をつむってしまう傾向があります。

とは言っても、誰にでも「失敗」はやってきます。どんな偉い人でも、たくさん失敗して修羅場を切り抜けて成功たというような話は、自伝や起業成功本などでよく目にします。

でも困ったことに、「失敗」は、自分では気づけないことが多いものです。

「え、今オレ失敗してるの?」と気づけばいいんですけど、「そんなわけない、もうちょっとやればうまくいくはず」と無茶してしまうことのなんと多いことか。

「夢はいつも、伸ばした指先の1ミリ先にあると思う」というのは、秋元康の名言。この言葉は耳障りはいいけど、もう若くはない40代が頼る言葉としては、ちょっと危険です。

もうちょっとやればうまくいく可能性はあるかもしれないけれど、もうちょっとやることで傷がさらに深くなってしまう場合もあるからです。

未来のことはわかりませんから、その線引きは非常に難しい。最後は、「これは失敗です」と自分で決断しないといけません。

最後の引導を渡すタイミング、その基準は非常に難しい。明確な基準がないから、なおさらです。

そこで実際に「こりゃ失敗だ」と決断したときの判断材料を2つばかり紹介したいと思います。この2つに当てはまったら、九分九厘失敗だと判断していいです。

こりゃ失敗だと決断するための判断材料

  • 何をやってもスカ
  • 人に自分のビジネスを説明できない

何やってもスカ

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ひとつめはわかりやすいです。

努力してもなにをやっても、まったく成果が出ないことが1年以上続いた場合、「こりゃ失敗だ」と思ってください。

そんなこと、当たり前のことだろう、何を偉そうに。と思いますよね。

でも実際のところは、当事者となると「もしかすると、もう少し先に何かあるかも」と錯覚するものです。秋元康氏の「あの」名言が頭に浮かぶんですよ。

ビジネスには、タイミングというものがあります。このタイミングを逃すと、なにをやってもうまくいかないことがあります。

毎日毎日うまくいくように改善しているけど、何の成果も生み出さない。売上はもうずっとゼロのまま。請求書の束だけが積み上がっていきます。

穴の空いた桶で船内に溜まった水を掻き出している感じです。これではマズイと思って対策を練るけど、何一つとしてうまくいかない。うまくいく兆しすら現れない。

実際に起業すると頻繁にこういうケースにハマります。逆に言うとはまらないほうがおかしいくらいです。

そのうち不眠となり、仕事することにも嫌気が指してきますよ。

でも、きちんと顧客ニーズをとらえたビジネスをやっていれば、徐々にうまくいく兆しが出てきて、売上も伸びていきます。問題は、うまくいく兆しがまったく見えない場合。

その状態が半年ぐらいならまだいいでしょう。1年以上も続けば、そろそろマズイのではないでしょうか。必ず何かを間違えています。

早めに引導を渡してください。

人に自分のビジネスを説明できない

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二つ目は、少々わかりにくいかもしれません。

もし「人に自分のビジネスを説明できなくなった」ら、あなたのビジネスは確実に失敗の道を歩んでいます。

「人にビジネスを説明できない」というのは、俗に言うエレベーターピッチのことではありません。関連は無くはないですが、エレベーターピッチというテクニック的な要素より、心理的要素の方が強いです。

ちなみにエレベーターピッチというのは、起業家用語で、エレベーターに乗っている間の数秒~数分間の短時間のうちに自分のビジネスの魅力を相手に伝えることです。

このエレベーターピッチというのは、きちんと自分のビジネスのことを理解していないとできません。でも実は、練習すれば誰でもできることです。テクニックですから。

起業すれば、エレベーターピッチの他にも、他人に自分のビジネスを説明する機会はたくさんあります。異業種交流会、ビジネスセミナー、前の職場の同僚や古い友人との飲み会などなど・・・・・・。

ビジネスがうまく行っていれば何の問題もありません。問題は、全くうまく行っていない時です。そういう時は、他人に自分のビジネスを説明したくなくなります。

「うまく行っていないことが人にバレたくない」という心理が働くからです。1年もやっていて売上ゼロなんて、とても言えるものじゃありません。

うまく行っていないことを隠すようになります。年商の話が出ないように必死で祈ります。相手が納得しやすいように、事業内容を捻じ曲げて説明したりします。

名刺交換するのさえ怖くなります。

名刺交換すると、相手側に簡単に自分が何をやっているかを説明しなければなりません。でも、うまく行っていないことが相手にバレたらどうしようと怖くなってしまうのです。その結果、名刺交換する場面を想像するだけで、冷や汗をかくようになります。

こうなったら、もう完全に失敗です。レッドカード。退場しかありません。

そういうことを続けるうちにだんだん自分が恥ずかしくなっていきます。自己嫌悪が強くなります。

うまく行っている人と比較して、自分が無能に思えてきます。確実に精神的に病む方向へ進んでいきますので、早く引導を渡したほうが良いです。

失敗は決断するもの

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失敗は自分自身で決断するものです。

誰かがポンポンと肩を叩いて教えてくれるわけではありません。失敗という辞令は出ません。自分で、「これは失敗だ」と決めるしかないのです。

うまくいかないビジネスと心中しない

武士は散り際が大事などと、うまくいかないビジネスと心中しようなどとは考えないでください。とことんまで突き進もうにも限界があることを念頭に置く必要があります。

貯金残高で予測する

限界は、銀行残高を見れば簡単にわかります。

残高を見れば、あと何ヶ月続けられるかを予測できます。その間にできることをできる限りやり、それでもうまくいかなければ自分に引導を渡してください。

残高に余裕を残せれば、敗者復活もできます。今やっていることは失敗だけど、その次にやることは失敗とは限りません。むしろ失敗を活かせるので、うまくいく可能性の方が高くなります。

諦めることで見えてくるものがある。

「失敗」を決めることは精神的にかなり辛いことです。本当に失敗なのか?と何度も葛藤することでしょう。

「失敗」の後には、必ず次の展開が見えてきます。その新しい展開に乗るかどうか、もう不安はあまり感じていないはずです。「失敗」がもうわかっているからです。

退職準備とは失敗対策だ

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以上、「失敗」について書いてみました。

書けたことは氷山の一角でしたが、「失敗」について薄ぼんやりとでもイメージできれば嬉しいです。

退職前の不安は、「もし失敗したらどうしよう」ですよね。

失敗がよくイメージできていないから、不安に思えてしまう。だから、失敗のイメージをつかめれば、退職前の不安の解消にも役立つというわけです。

退職前の準備って、言葉を変えれば、失敗対策にほかなりません。失敗は嫌だから、失敗に備えて貯金したり、事業計画を練ったり、副業しますよね。でも、具体的に何をどういう風にしたら良いかというのは意外とハッキリ見えてこないと思います。

「失敗」ってこんな感じというもがわかれば、失敗に備えて今何をすべきかというのがクリアになってきます。

「失敗」が見えていれば、たとえ家族がいても40代での退職も怖くなくなります。

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40代退職のリアル

40代で退職を経験した私が、当時の日記を元に書いています。退職するまでの苦悩や経験、家族のこと、お金のこと・・・・・・。私のつたない経験が、皆様にとって少しでも役に立てば幸いです。

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