退職を決めたら生命保険の見直しをしたほうが良いのですが、生命保険料の減額を担当営業に伝えるのって、ちょっと勇気が要るものです。
「退職するから減額して欲しい」って言うのが なんとなく恥ずかしい気持ちがあったり、
減額することで なんか自分が負け組になったように錯覚するからです。
でも、実際はそんなことはありません。
減額を申し出てみると、意外にあっさりと対応してもらえました。「40代で家族持ちで退職なんて無謀」と軽く説教でもされるのではないか?と不安でしたが、そんなことも一切ありませんでした。
退職決まったら、なぜ保険を見直した方が良いのか
退職を決めたら、できるだけ早いタイミングで生命保険料の見直しに着手したいです。その理由を書いてみたいと思います。
無収入や年収ダウンに備える
特に起業や独立する場合は、顧客が付き売上が安定して軌道に乗るまでは無収入を覚悟しておく必要があります。
一般に、脱サラして商売が軌道に乗るまでは、大体早くて半年。普通でも2年ぐらいかかると言われています。ちなみに私は退職後丸1年無収入でした。
転職する場合でも、最初の年度は若干の年収ダウンでスタートして、そこから徐々に昇給して退職前の年収に戻していく人も多いです。
無収入になったり年収がダウンする期間は、保険内容を必要最低限にしぼり、できるだけ支出を節約することで、家計を守ることに徹したいです。
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減額することのメリット
無収入期間が長くなっても耐えられる
なかなかうまいこと事業が軌道に乗ってくれない場合もあります。そういう時に生活を支えてくれるのは、会社員時代の貯金です。
保険料を減額せず割高のままであれば、それだけ早く貯金残高を浪費してしまいます。貯金残高が残り少なくなれば、起業や独立といった夢を諦め、再就職やアルバイトをしなければならなくケースも出てきます。
最初から減額しておけば、もしうまく軌道に乗ってこなくても、夢を諦める時間を遅くすることができます。
突発的な支出に備えられる
冠婚葬祭や家電の故障、家族の入院など、突発的な支出は無収入の時期でも容赦なく起こります。
親戚の結婚式への出席などあれば、近場ならまだしも遠方だった場合は、2〜30万ぐらいはすぐに吹っ飛びます。
無収入の時期での突然の高額出費はかなりダメージがあります。
最初から保険料を減額しておくことで、このダメージを薄めることができます。
減額分を食費や教育費に回せる
保険料の減額分はなるべく使わないのがコツですが、減らした分を食費や教育費に回せる余地が生まれます。
切り換えには時間がかかる
新しい内容で契約するにしても、健康診断データの送付や保険会社のいろいろな審査に時間がかかります。早くても2週間。通常は1ヶ月以上はかかります。
早めに切り替えておけば、それだけ支出が減りますので、家計も大助かりということです。
軌道に乗ったら、保険内容を見直せば良い
軌道に乗ってきて、収入も安定してきたら、保険内容を見直して元に戻しておきましょう。減額して最低限のままでも良いかもしれませんが、補償内容が生活内容と合わない可能性があるので、見直しておくべきです。

割高なサラリーマン時代の保険料
サラリーマンの時に入った保険というのは、安定収入があるため、ついついそんなに必要ないようなリスクにまで保険をかけてしまいがちです。
自分ではこんな保険項目は必要ないかな、と思っていても、保険会社の担当の営業から「でもやっぱり入っておいたほうがいいですよ」と薦められるままに「まあいいか」と割高な保険料を払ってしまいがちです。
起業・独立する場合は、給料が出ないまま割高な保険料を払うのはけっこうな負担になります。
転職する場合でも年収ダウンするケースなどは、保険料を見直して置くと家計に余裕がでてきます。
生命保険料の減額は怖くない
生命保険の見直しと言っても、いざ保険会社に退職を伝えるのは勇気がいるものです。
退職するってなんとなく言いづらいです。しかも、転職や起業など退職の理由なんて言いづらいです。
でも、給料が無くなり無収入となる期間は精神的にもつらいです。特に起業や独立開業する場合は無収入を1年以上覚悟する必要があります。その期間にサラリーマン時代の高い保険料を支払うのはどう考えても無駄でしょう。
新しい保険に切り替える時間もなんだかんで一ヶ月以上かかりますので、退職を決めたらなるべく早く行動しておくべきです。
契約している保険会社に担当がいる場合は、勇気を出して電話してみましょう。私の場合は、けっこうあっさりという印象でした。
保険会社としても、様々な退職者の前例があるのでしょう。結構スムーズに減額に対応してくれました。
必要最低限の保険内容を提案してくれ、保険料も5000円程度下げてくれました。「がんばってください」と親身になってくれました。
保険会社を変える
退職を機に保険会社ごと変えたいという場合もあるかと思います。
そういう場合は、保険内容の資料を請求して自分で検討するか、保険に詳しいFP(ファイナンシャルプランナー)に相談する方法があります。
退職後うまくいかなかった場合、高い掛け金は家計にかなりの負担になります。退職前の余裕のあるうちに、保険会社ごと替えるのも手です。
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