退職日まで残すところ一ヶ月。
20年勤めた会社ともお別れの日が目前に・・・・・・。
退職の一ヶ月前というのは、いったいどんな心境にあるのでしょうか?
ワクワクしていたのでしょうか、それとも後悔していたのでしょうか。
当時の日記をもとに、退職日一ヶ月前はどんな気持ちでいたのかを振り返ってみたいと思います。
退職日一ヶ月前の心境
辛くて嫌な会社にもう来なくて良い、束縛から脱して自由になれる!
退職日が待ち遠しい、ワクワクした感じは多少ありました。
でも本当のことを言うと、一番根っこにある気持ちは、「不安」でした。
これからどうなっちゃうんだろう、自分で決断して会社に辞表を出したけど、本当にこれでよかったのだろうか? 退職して家族に迷惑をかける結果になってしまったらどうしよう・・・・・・。
そう考えると、めちゃくちゃ不安になりました。
退職は待ち遠しいけど、まだ会社員でいたい。そんな気持ちでした。
一人になると不安でいっぱいだった
一人になったときは、不安感を強く感じていました。
退職日一ヶ月前から不眠気味となり、うまく寝付けなくなりました。
まだ暗い早朝から目が覚めてしまい、それから眠れなくなることもありました。
とは言っても不安な気持ちになるのは、寝るときなど一人になる時間だけでした。
昼間の時間、特に会社にいる時間はなにかと気が紛れていました。
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会社では呑気に過ごせた
退職1ヶ月前にもなると引き継ぎもほぼ完了していたので、有給消化モードに入りました。
月の半分以上は休んでいた感じです。(それでも退職までに完全に消化できませんでしたよ。もっと早くから計画的に休んでおけばよかったです。)
数少ない出勤日は引き継ぎ途中の案件とか人事関係の退職手続きとか何かとやることがあるので、不安感が強くて不眠気味でも出勤する必要がありました。
やることがあって忙しくしていると、気が紛れて不安な気持ちが吹き飛ぶので、会社にいる時間は結構楽しかったです。
複雑で難しい案件も手が離れているので、責任もありません。上司や顧客に提出するような報告書や提案書などもありません。
考えることといえば、退職の挨拶をどうしようとかそんなことぐらいです。もう人事評価も関係ありませんから、上司に一生懸命さを演出する必要もありません。
朝はゆっくりコーヒーを飲んだりして、忙しく電話をしたりメールを打ったりしている同僚を尻目に呑気な気持ちで過ごしていました。
起業や独立など脱サラする人なら、会社員として最後の一ヶ月となります。サラリーマンの醍醐味をじっくり味わってください。
退職一ヶ月前、同僚の雰囲気はどう変わる?
組織的に退職が公式発表されているか、されていないかで微妙に変わりますが、基本的には同僚の雰囲気はあまり変わりませんでした。
自分の退職のことを知っていても、表立っては退職とかの話題には触れてきません。社内では退職について話しづらいし、自分が退職したがっているように思われるかもしれないからです。
私の場合は退職への不安感も強く、そっとしておいて欲しかったので、いつもと同じ雰囲気だったのは逆に心地よかったです。
触れることがあるとすれば、社内でなくアフター5の場となります。日頃懇意にしている人から飲みに誘われる頻度が増え、飲みの場で退職について非公式に聞かれることが多くなります。
飲みの場で退職について語ると、最初のうちは驚かれたり心配されたりしましたが、話をしていくうちに理解をしてくれて、どんな人でも最後には「頑張れよ」といってくれました。「自分にはそんなこと絶対できないから、自分の分もがんばってくれ!」という人もいました。
退職前の一ヶ月はあっという間
なんだかんだ言って、退職前の一ヶ月はあっという間に過ぎてしまったという印象です。
今振り返ると退職への不安も強かったですが、引き継ぎや人事関係の書類、同僚との飲み会などやることも多く、退職に悩んでいた頃ほどひどい抑うつ傾向はありませんでした。
やはり一番不安感が強かったのは、退職しようかどうしようかと悩んでいた時期です。
そこが不安感の頂点でした。その後会社に退職を告白して退職届を出したりしているうちに、だんだん不安が減少していった感じです。
最終的に退職日を境にして、この退職への不安は跡形もなく消えてしまいました。