40代という年代は、自分の人生と会社人生の両方の分岐点です。このタイミングで、今までの自分が歩んできた人生を振り返るのも悪くはありません。
【参考記事】「四十にして惑わず」という言葉に、ものすごく共感する理由
自分の半生の棚卸しと言っても良いのかもしれない。これをやっておくと、自分の歴史が明確になります。退職という人生の節目にある今、一度自分の通ってきた道を再確認する意味でも、自分年表を作ってみた方が良いと思います。
私も自分年表を作りました。気持ちのスイッチが「退職」モードに切り替わり始めた段階で、一旦自分の人生を整理したくなったんです。自分の今までの人生の岐路ってどこにあったんだろう? そのとき、どんなことを考えていたのかなあ? もしかして自分の中に決断するときの法則性のようなものが見つかるかもしれない・・・・・・。などと思ったのです。
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以外と簡単につくれる自分年表
いろいろ試行錯誤しながら作ってみたんですけど、以外と簡単にできました。エクセルを使って、1~2時間でできたんじゃないかな?
やり方は、簡単です。横軸に年表。縦軸に所属していた組織・住んでいた場所・自分でハマっていたこと・出来事を書いていくだけです。こんなイメージです。

ちょっと詳しく解説しましょう。
まず、生まれた年から始まります。当たり前ですけど。その下に昭和とか平成とか日本の年号を入れます。西暦と年号がごっちゃになってわかりにくいときがありますからね。

次に。日本の年号の下に、自分の年齢も書いておきます。こうしておくと、早見表みたいになります。成績何年の時に自分は何歳で、その時昭和何年だったんだー、というのがすぐわかるようになります。便利!

これで横軸は完成です。次は縦軸を作りましょう。まずは、所属した組織を書きます。人間は社会的な動物といいますからね。組織といっても会社だけでありません。学校も組織の一つですよね。

それから、住んでいた場所、思い出やライフイベント、趣味やハマっていたことを書きます。これは結構思い出すのがしんどいかもしれません。まずは、思い出せる範囲で書いてみると良いと思います。

次は、オプション的なことですが、その時の社会的な情報があると、自分と社会との対比ができて、その当時のことがリアルに見えてきます。

最後に、家族のことを加えておきましょう。あなたのパートナー、子供、両親の年齢なども書いておくとより詳しくなります。

こんな風に枠を作ってみて、あとは毎年思い出しながら記入していきます。最初は、思い出せる範囲で良いのです。書けない箇所は、後日思い出した時に埋めればいいだけですから。
だいたい1~2時間あれば、まあまあの自分年表ができあがるのではないでしょうか。自分年表のいいところは、自分の人生を俯瞰できるところですね。

余談ですけど、ファイルメーカーというデータベースソフトを使ってこの自分年表の作り方をYoutube動画で公開しています。興味のある方、是非ご視聴ください。
退職のタイミングがわかる自分年表
この自分年表を作っておけば、未来のことも記せます。横軸を増やしていけば、自分の年齢がでてきます。その時自分は何をしているか?家族は何歳?両親はどんな状態にあるんだろう?未来への予測ができます。
未来の予測ができるということは、今から準備ができるということ。何年か後に起こりそうなことに対して、今から準備ができます。
退職のタイミングもこの年表から推測できると思います。どのタイミングで退職したら、一番家族に影響が少ないか? 今の時期はタイミングとしてどうなんだろう? そういうことも客観的に考えることができます。
そうすると、「いつまでに退職しよう!」という目標が、自分でだんだんわかってくるのです。子供があと◯年で△歳になる。そうすると育児の手間がかからなくなる。だから、そのタイミングで独立しよう!というように。
一度、空いた時間を使って、コーヒーでも飲みながらやってみてはどうでしょうか?人脈作るとかより、まずこの作業をやる方が重要だと思うんですよね〜。
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40代というのは、不思議な10年です。人生においてどんなステージにあるのか、これから先を見据えて今やるべきことは何なのか。実体験から語っています。
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