仕事を辞めたい。でも厄年だし・・・・・・・・・。
厄年で仕事を辞めても大丈夫なのだろうか?
厄年での退職は慎重になった方が良い、というのが私の意見です。
私自身、厄年は単なる迷信だと考えていましたし、厄年だろうがなんだろうが早く会社を辞めたい一心でした。
でも実際のところは、退職を1年ほど延期して、厄が完全に明けてから退職することにしました。
家族や周りの人間がものすごく気にしていており、厄年での退職を強く反対されていたんです。
退職を延期したのは、彼らの反発をはねのけてまで退職する勇気がなかった、というのが一番大きな理由です。
それにちょうど厄年の時に、同い年の親友が亡くなったり、自分も骨折したり抑うつになったりするなど、これまでなかったようなトラブルが重なったことも影響しました。
このページでは、なぜ厄年で退職を延期したのか、厄年で退職を延期した理由と、私自身が厄年で経験したことについて紹介しています。
厄年をどう乗り切るか、対策を練るときの参考になればとても嬉しいです。
厄年とは
厄年というのは、一生のうちで災難にあうことが多くなる年と言われています。
男性の場合は、数え年で42歳が本厄。
その前後の41歳が前厄で、43歳が後厄と言われています。
前厄 | 41歳 |
---|---|
本厄 | 42歳 |
後厄 | 43歳 |
スポンサーリンク
厄年に起こったこと
私自身は、厄年があることすら忘れていたぐらいで、気にも留めていませんでした。
ちょうど厄年にあたる期間、これまで経験したことのないようなことが次々に起こりました。
やっぱり厄年は何かあるのかもしれない。
41歳を過ぎてから、転んであばら骨を骨折したり、同い年の親友が突然亡くなったりしました。
上司の人間関係が悪化して、抑うつ症にもなりました。
それに昇格試験を受けろという人事からのプレッシャーも段々ときつくなってきて、そろそろ会社に残るか辞めるかはっきりしないといけなくなってきました。
会社を辞めるために手を出した副業もさっぱりうまくいかず、早く会社を辞めたいと思っているのになかなか辞められない状況に陥ってしまいました。
-
副業が鳴かず飛ばず→会社辞めて専業にしたらうまくいくかも→廃業
私は30歳の時に副業を始めました。 その頃から会社が嫌でした。転職活動もしていましたが、いっそのこと起業して会社から独立したいという思いが強かったのです。 起業ブーム その頃はまだインターネットビジネ ...
続きを見る
男性の40代は一区切りの年代なのかもしれない
ちょっとオカルトっぽいかもしれませんが、男性によっての40代ってひと区切りする年代なんじゃないでしょうか。
健康診断で引っかかり始めたり、髪の毛が後退したり薄くなり始める人が多いのも40代前半です。
筋肉が落ちてきて、ガクンと体力が低下したのを自覚するのも40歳を過ぎてからでした。
若さで乗り切る時期が過ぎて、老いや死が見え始める年代なのかも。
今ままでは力でなんとか乗り切ってこられたことが、ここにきて力だけでは乗り越えられなくなってくるのです。
だから無理に力任せで押し切るのではなく、体制を一から立て直すぐらいのつもりでいた方が良いと思います。
-
退職後は体が資本 40代で退職を決心したら健康チェックは必須
退職を決めたら、まずはご自身の健康状態を再確認してください。 退職後は、なんといっても健康が第一です。 これから最高の人生を過ごすためにも、気になるところはできるだけ無くしておきたいですよね。 健康を ...
続きを見る
強く退職を反対された
この時期、出口を探そうにも光さえ見えず八方塞がりで、もがいてももがいても悪くなる一方でした。
それでも早く会社を辞めたくて、気持ちだけが焦っていました。
溺れる者は藁をも摑む心境で起業塾に入り、「半年以内に会社を辞める」と塾生の人たちに宣言してみたものの、実際辞める勇気はなく、焦る気持ちばかり大きくなってました。
それでも宣言どおりに会社に退職を告白しようと決心して、家族にも伝えて、来月にも会社に言おうと思っていた時、義母から退職を強く反対されました。
厄年だから無理に退職しないで欲しいと言われたんです。
退職した後で病気になったり事故にあったりと、何かあってからでは遅い、残された家族がかわいそう、というようなことを言われました。
まるで退職したら自分に災難が降りかかるような言われ方で、正直ムッとしました。
関連記事 妻のご両親から猛反発され、やむなく退職延期を決断した理由
スポンサーリンク
退職を延期した理由
でも確かに厄年になってから良いことは何も見当たらないのです。
しかもその時は、退職をかなり焦っていました。
さらに退職後にやろうとしていることって、さっぱり自信が無いのです。
それでも無理して退職すべきなのだろうか・・・・・・。
義母の反対を受けてかなりショックでした。
心の奥の方で「退職はしばらく延期した方が良いかも」というささやき声が、だんだん大きくなってきました。
厄が明けてからでも遅くないのでは?
どうも自分の今いる環境がマイナスすぎるのでは?
マイナスすぎる環境で会社を辞めても、うまくいくように思えませんでした。
ここは少し待って、せめて厄が明けるぐらいまで待って、状況が良くなってから退職しても遅くないのでは、と思い始めてきました。
厄年が明けるまでの間すごく辛いけど、ここは一呼吸置いてから、せめて厄が明けてから退職した方が良いと考え直しました。
-
仕事がうまくいかない逆境の時がまさに厄年だった
退職した今から考えると、この厄年の時期はいろんなことがあって精神的につらかったですが、結果的にいろいろとチャレンジできてよかったと思います。 一番大きなことは、退職を延期したことです。 いよいよ「退職 ...
続きを見る
退職を延期することにして、後厄が明ける2月3日の節分の日まで指折り数えるように待ちました。
不思議な事に後厄が明けたあたりから、徐々に退職する準備が自然と整ってきたように感じました。
あれほど閉塞感を感じていたのに、もつれた糸が自然にほどけるように道が見えてきたんです。
退職に関して家族も協力的になってくれて、強く反対していた義母もあっさり賛成してくれました。
-
退職2週間前に、起業反対だった妻の両親から退職を了解してもらう
妻の両親は、私が起業するのにずっと反対でした。 こちらの記事に書いてますが、猛反対されたので退職タイミングを遅らせたことがあります。 妻のご両親から猛反発され、やむなく退職延期を決断した理由 そうい ...
続きを見る
厄除けはやらなかった
私は厄除けはやりませんでした。
厄除けに行っても、それが果たして効果あるのかよくわからないというのがありました。
それになんとく、めんどくさかったです。
私の場合は、厄除けするよりも厄が明けるのを待つ事にしました。
スポンサーリンク
厄年だから退職は避けた方が良いのか
もし家族や親戚の方に厄年を気にされる方がいれば、退職時期を延期することも考慮しといた方が良いかもしれないです。
もし万が一何かあったら、
「やっぱり厄年に無理して退職するから、そうなったんだ」と言われるかもしれませんし、
「なんで厄年にそんなことをしたんだ」、と家族や親戚から非難されるかもしれません。
自分としては自分の身に何かあってもそれはそれでしょうがないと考えますが、周りの人は決してそうではないのです。
40代での退職ってただでさえ周囲から白い目で見られがちなのに、家族や周りからの協力が得られなければ、結局はうまくいかないように思います。
人によって様々なケースがあるから断言はできないけど、もし少しでも引っかかるようなら退職を延期した方が良いかもしれません。
ベストタイミングの時は厄年が問題にならない
このタイミングだ!というベストタイミングな退職の時って、そもそも厄年のことなど一切心に無いことが多いです。
周りからも反対する声がなければ、気にする必要などありませんから、ヒョイっと決断してしまえるものです。
少しでも厄年が気になるのだったら、もしかしてまだ退職する準備が整っていなくて、心のどこかでブレーキをかけているかもしれないです。
-
「退職なんて自分にはムリ!」と考えていれば、やっぱり無理なんですよ
40代で会社を辞めた私の経験から言うと、会社を辞めるにあたって一番必要なのは、「気持ちの切り替え」です。「退職なんて自分にはムリ!」と考えていれば、やっぱり無理なんです。そのためには「退職しよう!」モードへ気持ちを切り替えることです。そのために必要なのが、「勢い」なのです。
続きを見る
スポンサーリンク
退職を延期してよかったのか
退職を延期して良かったのか悪かったのかはわかりません。
退職後は特に大きな事故や病気をせずに生活できていることを考えれば、まあそれで良かったのかもしれません。
無理やり突き進んでもしょうがないときもあります。
すごろくでも、「一回休み」というコマがあります。
このコマに止まったからといってゴールできないわけではありません。
一回休んでもゴールする時はするんです。
関連記事 精神的につらかった 本厄・後厄が明ける1年半の間にやったこと