退職するのにベストなタイミングは、無いようで「ある」と考えています。
そしてそれは、きちんと退職の準備がきちんと整っていることが前提条件となります。退職の準備が出来ていなければ、会社を辞める機会が訪れても見送るか、無理矢理辞めるしかありません。
退職のベストなタイミングは、会社を辞める準備を整えることによって、自ら引き寄せるということなのです。
準備が整わず後先考えずに無理矢理辞めれば、あとで後悔することにつながります。準備が出来ていないばっかりに、見送ってばかりいれば、理想の自分と現実のギャップの差が大きくなり体を壊す羽目になります。
40代家族持ちで会社辞めて始めてわかった、退職タイミングの真実を語ります。
私は40歳を過ぎてから退職しましたが、それまでにも何回か会社を辞めるタイミングはありました。
【結論】ベストなタイミングは、ベストな準備があってこそ
結局のところ、ベストなタイミングというのは、自ら作り出すしかない。
これが私の出した結論です。
「コロナが!」「不景気が!」「円安が!」「ロシアのウクライナ侵攻が!」とかの社会情勢はあまり気にしなくて良いと考えます。なぜなら、物事には裏と表があるからです。一見すべての人が不利益になってしまうと考えてしまいますが、その反面で得をする人もいるからです。
それよりも、自分の中で退職を決意し準備を整えていくことで、一見不利に見えることでも自分にとって有利な方に変えることが出来るようになります。また、有利な状況に乗りさらに飛躍することもできます。
それらはすべて準備をしてきたからに他ならないのです。つまり、退職の準備をすることで、ベストなタイミングを作ることが出来るのです。
ポイント
・退職の準備をしたからこそ、いつでも辞められる体勢が出来上がっている
・気持ちに余裕ができ、有利なタイミングを見計らうことができる
・不利な状況になっても、柔軟に対応することができる
会社を辞めようと思ってから、実際に退職最終日を迎えるまではかなりのタイムラグがあります。(人によりますが、半年は1年ぐらいは見ておいた方が良いでしょう)
その期間に社会情勢がガラリと変わることは十分にあり得ることですし、自然災害がトリガーになり景気が左右されることもあるのです。
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退職の準備とは何か?
退職の準備
・人生の目標を決める
・目標を達成するために、今の仕事をやっているのか?と問う。NOならどうするか。
・次の目標に向かっての準備:起業や転職など
・家族の説得、家計への影響をどう抑えるか、引っ越しの必要性など
では退職の準備とは何なのでしょうか?
それは、自分の人生の目標を定めて、その目標達成の延長線上に今の会社での仕事があるかどうかを見極めることから始まります。
目標達成のために仕事をしていないとしたら、あなたはなぜその仕事を続ける必要があるのか?ということです。
会社を辞めると決めれば、次は辞めるための具体的な準備に入ります。起業するならば、事業の計画や資金をつくること。転職ならばキャリアの棚卸しや転職市場の調査などが当たるでしょう。
退職の準備で忘れてはいけないのが、家族や家のことです。会社を辞めることで生活にどのような影響が出てくるのか。引っ越しは必要なのか、収入が減るのか上がるのか。収入が減るとしたらどのくらい我慢しなければならないのか。
このようなことをシミュレーションし、家族を説得する必要があります。この時、親戚も含めて反対の声が上がることがあります。反対の声が出てきたとき、どうやって説得するのか。
このようなことに積極的に向き合っていくことが退職の準備となります。
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退職の準備をしていなければどうなる?
では退職の準備をしていなければどうなるのでしょうか?
つぎの2つのバージョンのどちらかとなる結果となります。どちらのバージョンも後で後悔することに繋がりやすいです。
準備をしていなければ
1.退職できるチャンスが巡ってきても、本当に辞めて良いか判断できず、見送ってしまう
2.後先考えずにいきなり辞めてしまい、後で後悔する → 引きずる
多くの方は、1番目に思い当たることがあるとおもいます。
これまでに何回か会社を辞める機会はあったと思いますが、見送った経験はありませんか?
後になってから、あのとき辞めていればよかったと後悔することはありませんか?
2番目の方は、辞めた後で後悔の念が強い方が多いです。
会社に「辞める」と言ってしまえば、もう後には引けません。「そうですか、残念ですね」と言われて、我に帰る人もいるでしょう。
会社を辞めた後で気持ちの切り替えがうまくいかず、いつまでも辞めた会社のことを考えてしまうことが多いようです。そのような人は、長い間ずっと後悔の気持ちを解消することが出来ず、ネガティブな状態を引きずることがあります。その期間は良い人生を送ることは難しくなります。
これらはやはり退職の準備ができていないからです。
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あなたはどっち?「勢いで会社を辞める」には2種類ある
退職にはある程度の勢いは必要ですが、会社を辞める勢いには悪い勢いと良い勢いの2種類があります。仕事が嫌で会社を辞めたいなら、悪い勢いに乗って辞めるのは最も避けるべきことでしょう。
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準備という代償が必要
退職は誰でもできることなので、「そんなのいつでもできる」という意識があります。だから、退職の準備なんて簡単だ、すぐできるよ、と軽く考えがちです。
でも、良い結果を導き出すにはそれなりの下準備が必要なのです。円満な退職をし、次のステージへステップアップしていくには、準備という代償が必要なのですね。
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今日から準備を始めてベストタイミングを引き寄せる
退職というのは現状から逃れる手段でもありますが、よりよい人生を歩むための手段でもあると考えます。決して自分を破滅に追いやる手段ではありません。
そうであれば、退職に当たってベストなタイミングを伺うことはとても自然なことです。ベストなタイミングで辞めるからこそ、次のステージで思い切って活躍できるのです。
ベストなタイミングは、いくら待っていても向こうからはやってきません。(馘首されることを除き)
自分で引き寄せていくしかありません。
そのためには、退職の準備が必要です。
今から準備を始めよう!
退職の準備は、誰からの了承をもらうことなく、今からでも自分ひとりの意思で自由に始めることが出来ます。だから、今から準備を始めましょう。
このブログでは、退職の意思の決め方や家族への説得方法、上司へ退職の打ち明け方、起業や独立、転職など退職の準備に関わる記事が多くあります。これらの記事を読むことから始めても良いでしょう。
少し先が見えてきたら、本当に辞めても良いのか自分の本音を確かめたり、どのような手順で退職を進めていけばよいかのロードマップも用意しています。これらを活用することで、会社を辞めるという人生のイベントがよりクリアで具体的にイメージできるようになるでしょう。
今この瞬間の行動が、何ヶ月か先、何年か先の決断や行動を左右します。繰り返しになりますが、良い結果を導き出すにはそれなりの下準備が必要なのです。円満な退職をし、次のステージへステップアップしていくには、準備という代償が必要なのです。