こんな人生は嫌だ! もっとやりたいことをやりたい!
と思っていても、40代男性って逃げる場所が無いんですよ。会社と家庭にガチガチに縛られていますからね。
会社では経験豊かなベテランを演じ、家庭では家族を支える力強いパパを演じています。
どんなに今の人生に納得いかなくてもどこへも逃げ出せないのが、家族持ち40代男性の運命なんです。
会社からも逃げられない。家庭を放り出すわけにはいかない。かと言って、死ぬこともできません。
まるで完全に罠にハマってしまった動物みたいです。逃げ場が無い、八方塞がりです。
誰かに相談しても、「なんでもっと若いうちに決断しなかったのか。今は子供もいるし、退職なんて無茶しない方が良い」なんて説教されたりします。
結局身動きがとれず「こんなはずじゃなかったのに」と悩みながら、定年退職の日を迎えるしかないのです。
月曜日の朝に、一人ふとんをかぶりながら、声を殺して何回叫んだことか。
40代で家族がいたら、もう遅いのでしょうか。退職して自分の理想を追求していくような生き方は到底無理な話なのでしょうか。
そんなことはありません!
家族がいようが、社宅に住んでいようが、まだまだ軌道修正できます! 離婚したり蒸発する必要もありません。
どうやって八方塞がりの状態を抜け出すのか、そのヒントを書いてみたいと思います。
八方塞がりから抜け出すベストな方法とは
最初に言いたいことは、八方塞がりの状態から抜け出すために「これさえやれば良い!」というような方法はないということです。
時間をかけていろんなことを試していくうちに、少しずつ逃げ道を見つけて行く、というのが一番の近道です。
それには、なんでも思いついたことをやってみて試してみることです。
何もしなければ、いつまでも八方塞がりのままなんですから。
どうやってこの場所から逃げだすか、トライアンドエラーを繰り返し、自ら探求しなければ、逃げ道は見つからないということです。
ただ単に嘆いているだけでは、状況は何も変わりませんからね。
-
-
40代男性には「生きがい」が必要な理由
毎日家と会社の往復で、人生がつまらない。休日は自宅でごろごろ、テレビやネットで過ごすだけ。 もう40代なのに、なんのために生きているのかわからない、生きがいを感じられない・・・・・・・・・。 どうした ...
続きを見る
スポンサーリンク
もの凄く小さなことから始める
トライアンドエラーで自ら探求すると言ったって、何も大層なことをする必要など全くありません。
まずはものすごく小さなことから、意識的に始めてみるだけで良いのです。
机の周りを毎日きれいに整頓するとか、新しい料理の作り方を一品覚えるとか、息子の小遣いを少し値上げしてやるとか、そんなレベルで良いので何かの行動をしてみるんです。
自分の人生がほんのちょっとよくなること
行動の方向性としては、これをやれば自分の人生がよくなりそうだな、ということがポイントです。
それをすることで、すぐに悩みが解決したり逃げ道が見つかるということはありません。
でも、小さなレベルで、まず何か行動してみるっていうのが、ものすごく重要なんです。
八方塞がりを打開するための第一歩を踏み出すって感じでしょうか。
蟻の一穴
一歩を踏み出してみると、今までガチガチに硬直していたのが、少しヒビが入ってくるのがわかります。
ひとつ行動を起こせば、連鎖的に次の行動につながっていきます。
たとえば机の周りを綺麗にしたなら、身だしなみや言葉遣いまで気にするようになるのと同じようなことです。
行動していくと、ガチガチに固くなっていた壁にたくさんのヒビが入り、向こう側の景色が見え出してきます。
でも、それではまだ足りません。
向こう側の景色は見えていますが、まだ扉は開いていないからです。まだ壁を突破するためには至りません。
壁を突破するためには、チャンスを待つのです。そのチャンスは、ある日突然やってきます。
スポンサーリンク
道が開けるときは突然やってくる
八方塞がりから抜け出せる時など、果たしてやってくるのでしょうか?
それは、いろんなことをトライアンドエラーを繰り返した後に突然やってきます。壁を突破する扉が見える時が、突然やってくるのです。
退職告白のベストなタイミングが閃いた瞬間
自分の場合は、会社に退職の告白をした時に、道が開けたと感じました。
会社に退職を告白する前は、何回も何回も言うタイミングを図っていましたが、うまく言いだせませんでした。
でもある時、このタイミングで言えばベストだ!というのが、自分でわかったときがありました。
今までは上司の机に行き、「話があります」と声をかけて、会議室に入って退職を言うというストーリーを考えていました。でも、実際上司にいきなり声をかけるのは、かなり勇気が必要で、なかなか言い出せませんでした。
でもある時に、人事面談の時こそが退職を言い出せるタイミングだとひらめいたのです。この瞬間こそ、道が開けた時です。
人事面談では、今後の希望する仕事や目標とする役職を上司から必ず尋ねられます。必ず質問されるとわかっていたので、その質問が来たら、退職することを考えていると伝えようと思いつきました。
面談では実際そのとおりの質問が来て、割りとスムーズに退職を言うことができました。
「あ、いけるかも」と思ったときが退職告白するベストのタイミング
扉が開いた
退職を告白してみると、これ以上ないほどの喜びと開放感がありました。
いままで抑圧されていたものが、全部解放されたような感じです。達成感もありました。
今まで閉ざされていた扉がギギーっと開いて、まさに新しい道が開けてきたように感じました。
スポンサーリンク
先延ばししないこと
40代で家族がいれば、リスクを回避したくなるのは当然ですよね。
退職するなんて、リスクの最たるものです。だから、見て見ぬふりをして問題を先送りしてしまうのも、しょうがないことなのかもしれません。
でも、40代はもう時間がありません。すでに会社人生の後半戦に突入していますから。
ここで決めておかないと、そのまま何もしない内に人生は終わってしまいます。
明日にでも大地震が発生するかもしれないし、事故やテロに巻き込まれてしまうかもしれない。健康診断で重大な病気が見つかるかもしれないのです。
先延ばしでは、何も解決できません。
後悔の無い人生にするには、やはり今、このタイミングで決断しておきたいです。
と言っても、無理やり決断するのではなく、自分の本音と向き合いながらゆっくり無理なく決めていくことが大切だと思います。
自分の本音と向き合うことだけは先延ばしせずに、今からでも始めましょう。
時間の流れの中で何回かチャンスが巡ってくる
八方塞がりを突破するチャンスは、時間とともに何回も巡ってきます。
そのチャンスを得るには、失敗に終わってもいいから、何か行動しておくことです。何もしないでいると、何がチャンスかもわかりません。チャンスを認識できないのです。
だから、ちょこちょこと行動して、動きやすくしておくんです。なんでも試してみるんです。失敗してもそれもいいじゃん、と軽~く思っておくと動きやすいです。
まずは何か行動してみること。
逃げ場が無いと嘆くだけよりか、ずっと確実です。