退職前に悩んでいた時、心の中では退職を決意しているつもりだけど、いざ会社に退職を告白しようとすると、とたんに弱気になってしまうことがよくありました。
今日の朝一番で会社に退職を言おうと決心していても、上司の顔を見た途端に怖気づいてしまって、結局何も言えなかったことも・・・・・・。
なんで言えないんだろう、といつまでも切り出せない自分の不甲斐なさを責め、こんなんで本当に退職できるのだろうか、と心配になったこともありました。
踏ん切りがつかないのは、まだ退職の準備ができていないから
退職の一歩手前で躊躇してしまうのは、自分の中ではまだ準備できていないということです。
頭では退職しようと決めていても、無意識ではうまく消化しきれていない状態にあるのです。つまり、無意識のブレーキがかかっているのです。
頭では早く退職したいと強く意識してアクセルを踏み込んでいるのに、無意識で退職はまだ早いとブレーキを踏んでいる状態と言えるでしょう。
こういう状態にあるときは、無理やり退職しようと焦るのではなく、「今は時期じゃない」と自分に言い聞かせて無意識のブレーキが外れるのを待った方が良いと思います。
無意識のブレーキはいつ外れるのか
と言っても、無意識のブレーキなんかいつ外れるのかわからない!今すぐ外したい!と思うかもしれません。
時間はかかりますが、その時が来れば自然にブレーキが外れて、会社に退職を告げる時がやって来ます。本当に驚くくらい、自然に言い出せる時がやって来ます。
今まで躊躇していた自分が信じられないくらいの自然さです。
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「あ、いけるかも」
その時が来れば自然にブレーキが外れる、と書きましたが、その時というのは一体どういう時なのでしょうか?
退職する準備ができた時というのは、具体的にはどういう時なのでしょうか?
それは、自分の中で「あ、いけるかも」と思った時です。
あるいは「もしかして大丈夫かも」とか「なんとなくやっていけそう」と思った時です。
今まで心配で不安だった感情がふんわり安心した気持ちに切り替わる時、すなわち無意識のブレーキが外れた時、「あ、いけるかも」と直感します。
こうなったら、いつでも会社に退職を言うことができます。今までの自分が嘘のように、自然に上司に退職の話を切り出していることでしょう。
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無意識のブレーキが外れるまでにやること
では一体なにをすれば、「あ、いけるかも」と直感できるようになるのでしょうか。
それは独立・起業内容を精査することでも、転職活動に精を出すことでも無いと考えています。
家族からの理解を得る
むしろ家族との話し合いにこそヒントがあると思います。
退職後どういう生活をするか、貯金額はきちんと確保されているか、退職後うまく行かなった場合はどうするか、などざっくばらんな感じで家族と話し合うことで、退職後の生活が現実のものとしてイメージしやすくなります。
真面目な感じだと重苦しい雰囲気になってしまいがちなので、雑談の延長で少しずつ話をすると良いでしょう。
家族との話し合いが進んでくると、退職しても大丈夫と自信がついてきます。
20代や30代前半での退職ならば自分の身だけ考えれば良いですが、40代での退職は家族の協力が必要です。もし家族の後押しがあれば、「あ、いけるかも」と思えるはずです。
十分な退職の準備をする
退職に関しての準備が不十分だと、無意識のうちにブレーキをかけることが多いです。
自分の中でまだ会社を辞める準備が整っていないよ!と警告しているのです。
つまり、退職の準備が整っていれば、心のブレーキが外れて、いつでも会社を辞められる状態になるのです。
会社を辞める準備というと漠然としていますが、家族の理解を得ることもそうですし、本当に自分がやりたいことは何かを見つけることから始まり、転職先を見つけることだったり、社宅から出なければいけないのだったら引っ越し先を見つける、家計への影響を調べるなど、会社を辞めることに対してやらなければならないことは、かなりたくさんあるのです。
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今はその時期じゃない
今踏ん切りがつかなくても自分を責めないでください。
無意識のブレーキが外れるその時は必ずやってきます。
