景気が悪い時は、退職を控えた方が良いのか。
家族を持っている40代での退職は、やっぱり20代と比べると背中に背負う荷物は大きくなります。
だったらリスクのありそうな景気の悪い時期は避けたほうが無難のではないか、と不安になることがあります。周りからもそんな意見を聞く事があります。
私は景気の悪い時期に退職しましたが、そんなのはあまり考えないほうが良いと思います。
景気のことを気にするより、自分の感情や都合、考えを優先した方が悔いの無い人生を歩めると考えます。
景気を気にしすぎると、いつまでも退職できない
景気ばかり気にしていると、自分の退職タイミングを踏み外しかねません。
いつ景気が良くなるか予測できない
たしかに景気が良ければ、求人案件も多くなるし、独立起業してもモノも売れやすい。その方がスムーズに行くかもしれません。周りからの抵抗や反対も少ないかもしれないですね。
でも、そういう時期が本当にやってくるかどうか前もって予測する方法は無いのです。景気が良くなるのは、来年なのか5年度なのか10年後なのか良くわかりません。
最近は肌感覚で今後景気がよくなりそうな雰囲気がありますが、本当に景気が良くなるかは誰にもわからないのです。
そもそも景気予測なんて、著名な経済学者や金融アナリストでもまず当たりません。経済に精通している彼らでも当たらないのに、そんな予測できたら今頃大富豪になってますね。
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景気が良くなり、逆に会社を辞めづらくなるかも?
まあ、仮に景気が良くなるまでじっと待っているとしましょう。
GDPも上向いてきた、求人案件も増えてきた、給料も上がってきた、物価も上昇傾向にある。明らかに景気が良くなってきた。
でも、そのときになって、必ずしも退職できるとは限らないです。
その時、会社を辞めにくいような重要なポジションが与えられ、退職を言い出しにくくなるかもしません。
景気が悪いままだったら?
もし定年まで景気が悪いままだったら、どうしますか?
自分のやりたい事をずっと封印したまま、定年まで不本意な20年を費やすのでしょうか。

自分の人生は景気で判断すべきではない
自分の人生を景気の良し悪しに委ねてしまって、あなたの人生はそれで良いのでしょうか。
景気の良い、悪いで退職のタイミングを図るのは、単なる思考停止でしかありません。自分の人生から逃げているとも言えます。
退職の不安を景気のせいにして逃げているのです。先延ばしにしているのです。
20代はそれでも良いかもしれません。まだ人生の時間的な猶予があるからです。
しかし、40代となれば折り返しです。すでにあなたの人生は後半戦が始まっているのです。
自分はどう生きたいのか
そろそろ決断する時期です。
景気よりも、自分はどう生きたいのか。そこのところに目を向けるべきです。
もし自分の感情に正直に生きたいと願うなら、景気が良かろうが悪かろうが、絶対に後悔はしないと思うのです。
と言っても、決して安易な退職を勧めているのではありません。自分の生き方に素直でありつつ、退職準備は入念に行ってください。