夫が退職したいと言ってきた!
応援してあげたい気持ちもあるけど、やはりリスクも大きい。
子供のこと、世間体のこと、両親や親戚への説明をどうするか、お金のこと、将来のこと、そして自分自身のこと・・・・・・・・・。
夫のやりたい仕事を一応聞いてみたけど、辞めてうまくいくかどうかわからない。
うまく成功すれば良いけれど、もしうまくいかなかったら?
夫の退職を応援すべきか、それとも止めておいたほうが良いと拒否するか。
相談するといっても、人それぞれの意見があってどの意見を選んでよいか混乱してしまいます。
そこで、私自身40代家族持ちで長年勤めた会社を辞めた経験がありますので、僭越ながら、その経験から私なりの意見を述べてみようと思います。
同じ男性として、退職したい気持ちは痛いほどわかります。
でも、いくら退職したい気持ちがあっても、現実はそう甘いものではありません。
私の考えが参考になれば幸いです。
まずはあなたの気持ちを再確認しましょう
再確認する前に
まずはご自身の気持ちをもう一度チェックして、意見をはっきりさせましょう。
自分はどっちかはっきりしていれば、もう迷わないで済みます。
どっちつかずになっていると、結局夫の意見に左右されてしまいがちです。
意識していることと本心では違っていることもある
そんなの反対って決まっている!という人も、実は無意識ではどこかに応援したい気持ちが強かったりします。
反対に、応援するつもり!という人でも、無意識では反対しているかもしれません。
けっこう人間って、意識して考えていることと無意識の本心レベルで考えていることが違ったりします。ここではっきりさせておきましょう。
下のチェックリストは、夫の退職に賛成する人、反対する人それぞれの気持ちをリストしています。
どちらかに該当する数が多い方が、自分の気持ちに近いということです。
あなたの本心は、賛成、反対どちらでしょうか?
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応援したい気持ちを判定する質問
まずは、夫の退職に賛成する気持ちがあるのかどうかをチェックしてみます。
下記の項目にYESかNOで答えてみてください。
CHECK
夫は信頼できると思う ( YES / NO )
夫のやりたいことは社会の役に立つと思う ( YES / NO )
お金はなんとかなると思う ( YES / NO )
夫は退職した方が夫の性格にあっていると思う ( YES / NO )
夫の自由にさせてやりたい ( YES / NO )
YES / NO どちらが多かったですか?
実は、ひとつでもYESがあれば、どこかに応援したい気持ちがあるということです。
全部NOであれば、夫の退職には反対の気持ちが強いです。
ひっかかるところを退職の条件にしてみる
YESがついたけど、なんとなくひっかかる場合。
少しは応援したい気持ちはあるけど、もしそれでも夫の退職を諦めさせたい気持ちが強いなら、なにが原因なのかを探ってみてください。
お金の問題、教育の問題、家事の問題など、なにかあるはずです。
それらの問題を解決できれば、退職は賛成できそうでしょうか?
もしそうであれば、退職の条件として夫に提示したらどうでしょうか?
彼がクリアできそうと見れば、応援すれば良いですし、駄目だと思えば絶対反対したほうが良いです。
絶対反対の気持ちを判定する質問
では次に、夫の退職に反対したい気持ちが強いかどうかをチェックしていきます。
下記の項目にYESかNOで答えてみてください。
CHECK
夫は信頼できないと思う ( YES / NO )
夫のやりたいことは絶対失敗すると思う ( YES / NO )
貯金が減るのが嫌 ( YES / NO )
世間体が変わるのが嫌 ( YES / NO )
生活スタイルを落としたくない ( YES / NO )
将来のライフプランが見通せない ( YES / NO )
上記の項目にほとんどYESが入れば、あなたは夫の退職には絶対反対の気持ちが強いです。
あなたの直感は正しい
それでも乗り越えられるのではないか?と思うなら、退職には賛成しても良いかもしれません。
でも、もし退職後うまくいかなかったときは、リスクはあなたにも降り掛かってくることは覚悟する必要があります。
夫の気落ちした顔を見ないといけません。
それは嫌だと思うなら、退職には反対したほうが良いです。
おそらくあなたの直感は正しいと思います。
もし夫が退職後脱サラしたいなら、なおさらです。
決められない時は、とりあえず反対する
賛成、反対どちらにも同じように当てはまる方もいるかもしれません。
どうしても決められないときや悩んでしまう場合は、まずは反対派になってみることをおススメします。
理由は2つ。
最初から賛成すると、後から反対するのは難しい
1つ目は、最初から退職に賛成してしまうと、後から「やっぱり反対」と言い出しにくくなるからです。
夫からは、「あのとき賛成してくれたじゃないか!」と言われてしまうし、争いのもとになります。
それに、なぜ反対するのか理由をつけるのもめんどくさいです。
どっちか決められない場合は、後々の事を考えて、とりあえず反対した方が良いです。
夫の本心を見極めることができる
2つ目は、夫の本心を見極めることができるからです。
本当は退職なんて考えていなくて、ただ愚痴が言いたいだけだったりします。
仕事が少しうまくいかなくてストレスが強くて、なんとなく逃げ出したかったりという時に、退職したいという気持ちが高まって、まずは妻に相談しようと思ってしまうことがあります。
その時は気持ちだけはすごい盛り上がっているので、本心も退職したい気でいるんですが、現実のことはまるっきり考えていないことがあります。
そういうときに反対されると、現実に気づいて「ああ、そうだった」と一気に冷静になることがすごく多いんです。
でも逆に言えば、「ああ、そうだった」と現実に気づくようなら、退職は本気ではないと言えます。
なぜなら、もし本気で退職を考えているのであれば、具体的な退職後のビジョンができているからです。
退職しないのもリスクがある
バブル崩壊、リーマンショック、東日本大震災や新型コロナウイルスなど、社会を一変させる出来事が最近多くなってきています。
終身雇用もとうの昔に崩壊し、一生同じ会社に勤めるのが正しいという時代ではなくなってきました。
能力次第で給料やボーナスが簡単に上がったり下がったりします。
40代での退職はかなりのリスクがありますし、生活がガラリと変わります。
うまくいけば良いですが、うまくいかないことも普通にあります。
しかし、あのタイミングで思い切って退職してよかった、ということも往々にしてあることは知っておくべきとは思います。
新型コロナウイルスで倒産するなんて、誰もが思ってもいなかったことが普通に起きる時代です。
お金の面だけではなく、家族の気持ちや健康面など総合的に考えて、一番気持ちよく生活できるのはどっちなんだろう?という基準で判断してみるのも必要だと思います。
私の場合は退職して起業しましたが、うまくいかず1年で廃業しました。その後再起を目指して貯金を切り崩したり、バイトをしながら生活しています。
金銭的にはかなりきつい思いをしています。家族に贅沢させてやれないのがつらいです。
でもその反面、転勤や残業もなく、勤務地も自分でコントロールできますし、労働時間も自分の好きなように設定できます。会社員時代と比べて、格段に自由度が高くなっています。
確かに会社員時代よりはお金が無いけれど、時間的な余裕もあり、家族への時間も増えました。
家族からも「退職してよかった」と言われることが多くなりました。
退職というと、後ろ向きな感じがありますが、実際に退職してみると良い景色も見えてくるようになります。
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