あなたは、「我に返る」経験をしたことはありますか?
「我に返る」とは、
ハッと気づいて、「自分は今まで一体何をやっていたんだろう?」と、自分を冷静に見つめ返すことです。
私にはあります。
これは、私のとっても不思議な「我に返る」ストーリーです。
この不思議な体験から、退職することを決断するに至りました。
もし、あなたが退職について思い悩んでいるなら、私の体験が参考になれば嬉しく思います。
いつもの通勤電車での出来事
私の「我に返る」経験は、核爆弾のように私の人生に強烈なインパクトを与えました。
その経験をした日は、2011年3月7日月曜日。
東日本大震災が起きる4日前の朝の出来事でした。
舞台は、いつもの通勤電車。
いつもと同じ顔ぶれの会社員でギュウギュウ詰めの地下鉄。
右手で吊革を掴み、左手はスーツのポケットに入れて、上司から与えられた仕事の段取りを組み立てながら、窓に映る自分の顔をぼんやり見つめていた時です。
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夢が覚めた
突然でした。
何事もなく吊革を捕まっていて、ある「問い」が自分の中にフッと出てきました。
その瞬間。
「夢」から覚めた、という感覚が全身から湧き出てきたのです。
シャボン玉がパチンと割れたように、突然「夢」から覚めたのです。
その夢は、「いつかは会社を辞めて独立しよう」という夢。
会社員なら誰でも1度は持つ、ありふれた平凡な夢です。
その平凡な夢を破った「問い」とは、
「もし、今日会社に辞表を提出するとすれば?」
という問いでした。
なぜそのような問いが出てきたのか、今もって全くわかりません。でも、その問いが、稲妻のように強烈に頭に突き刺ささりました。
体中から血の気が引いていく
これが、私の「我に返る」経験でした。
この「もし、今日会社に辞表を提出するとすれば?」という問いが、私の頭上で爆発したのです。
この問に対する私の答えは・・・・・・、不幸にも・・・・・・、「何も準備できていない。」でした・・・・・・。
サーッと体中から血の気が引いていくのがわかりました。周囲の会社員達の顔が急によそよそしく感じられました。
「一体、自分は何をやっているんだ?」
ただ「会社を辞めたい」と思って20年が過ぎていた
現在の会社へ入社して20年が経ちました。ずっと独立の夢を見ていたはずなのに。そして、いつか起業したいと準備をしてきたはずなのに。
だけど、してきたことって? いや、準備してきたか? 準備すらせずに、ただ「会社を辞めたい」と念仏のように唱えていただけではなかったのか?
会社を辞めて独立することを妄想して、それだけで私は完全に満足してしまっていたようです。
独立の夢ばかりを追いかけ、現実にどうすればその夢が実現するのかを真剣に考えてこなかったのです。
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退職を真剣に意識するきっかけ
こうして思いもかけず、ずっと夢見てきた甘い「夢」が、バラバラに崩れ去ったのでした。
退職した今となっても、この体験は忘れられません。
おそらく、この先死ぬまで忘れることはないでしょう。
それほど破壊力のある「我に返る」経験でした。
そして、この経験が出発点となって、退職を現実のものにするために行動することになったのでした。
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二度と無い人生。 自分の信念、直観を信じて前に進もうと決心した、すべての方へ。 お忙しい中、私のサイトを訪問していただきありがとうございます。 タイトルにある通り、私は40代前半で約20年間勤めた会社 ...
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