どんなに頑張っても結果が出ない。
結局何をやっても無駄だ。
そんな無力感に襲われたことはありませんか?
私はあります。というのも、そんなのにはもう慣れっこになってしまいました。それくらい頻繁にあるし、自分の人生その連続です。
40代で会社を辞めて起業して、1年で廃業して、その後派遣で一時期はワーキングプア状態になり、貯金が底をついたのに体を壊して働けなくなったこともあります。(余談ですが、とくに派遣やっていると、なにしても報われない、這い上がれないという劣等意識は強くなりますね。制度的に本当に何しても無理ですからね。)
わたしの経験からすると、どん底にいるときほど、そんな無力感、結局何をやっても無駄というような気持ちが多くなります。
とはいえ、日常的に無力感にさいなまれながらも、なんとか踏ん張って生きていられるのも、経験からうまく対処する方法を学んだからでもあります。
このページでは私の無力感の対処法をご紹介していきます。
結局何やっても無駄を突破する方法
まずは結論から言います。なぜそうなるのか詳しく知りたい方は、このあとの本文を読んでみてください。
どんなに頑張っても結果が出ないのはあなたのせいではありません。
だから、スルーするのが基本です。真面目にどうかしようとか考えて行動したとしても、結局なにやっても無理ですから、スルーしてください。
最終的に何やってもうまくいかないのは、あなたの置かれている状況のせいです。だから、まずはそこから抜け出す方向性を見つける必要があります。
抜け出す方向性を見つけたら、日常のコツコツ作業やルーティン作業は捨てて目標の数字に徹底的にこだわります。
しばらくすれば成果が見えてくるので、さらに上の数字にこだわり抜きます。
これを繰り返します。
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スルーする
なにやっても無駄。徒労感ばかり出てくる。
そんな意識がでてきたら最初にやることは、とりあえずスルーすることです。
これはもう自分が悪いんじゃ無くて、そういうものなんだと割り切ってしまいます。
「どんなに頑張っても報われない」とか「結局何をやっても無駄」という意識が出てきたら、「はい、また来たよ」ぐらいに思うぐらいで良いのです。
変になんとかしなきゃとか、自己肯定感とか思わない方が良いです。だって、どうせ何をしても報われないし、何やっても駄目でしょ?
真面目に対策を考えて行動しても、何にも良いことなんかはありません。
なぜなら、今までそうやってきたのに、何も良いことは起こらなかったでしょう? むしろ悪くなっているぐらいです。
奇跡は起こらないのです。
なにやっても成果が出ないのはあなたのせいじゃない
なぜあなたはなにやってもうまくいかないのか?
あなたが悪い?能力がないから?
残念ながら、貴方自身は何も悪くない。
はっきり言って、あなたの置かれている環境とか境遇のせいだと、私は思います。
うまくいかない仕掛け
いつも「時間がない」あなたに 欠乏の行動経済学という本によれば、貧困に陥いれば、だれでも似たような貧乏人の思考になってしまうのだそうです。
貧しくなれば、どうやって家賃を払おうとか、お金のことで頭がいっぱいになってしまい、他のことを考える余裕をなくしてしまうのです。
お金がないという状況がさらに貧乏を作り出すのです。
これはたとえ裕福な暮らしをしていた人でも、キチンも教育を受けていた人でもおなじです。
なにやっても成果が出ないというのも構造は似ています。一度このパターンにハマると、成果を出すための余裕がなくなり、何をやっても駄目ということになります。
だから、同じところで同じことをしていれば、いくらやっても変わりません。むしろ状況はさらに悪くなるだけ。
希望すら失っていく
どんどん余裕をなくして、普通ならうまくいくチャンスがあっても、うまくいかなくなる。成果を出そうとも思わなくなり、そのうち、希望すら本当に失う羽目になります。
自分は決してそうならないと思うでしょうが、もしそういう状況におかれれば、あなたも確実に希望をなくします。これは経験者だから、痛いほどわかるんです。
なにやってもうまくいかない理由はそのようなところにあるのです。
貧乏人が金持ちになれないのと同じ。
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ありきたりの方法では解決できない?
じゃあ、どうしたらいいのか。
いつまでも成果が出ないなんて嫌だ!
なんとかして報われたい!
そうですよね。そう、思いますよね。
ネットでうまくいかないときの解決方法を検索すると、「報われない時は力を蓄えているとき」「そもそも方向性がずれている」、と出てきます。
でもそんなのはわかっている!それにもう長いこと続けているけど、どうにもならないんだ!
という、かなり重症の方もいらっしゃるでしょう。(私ですけど)
ずれているといったって、いったいどうしたらいいのかわからない。でも、毎日働かないといけない。いったいどうしたらいいのか。がんばりが足りないのか。
と、自分を攻めてしまう人も多いでしょう。(私ですけど)
では、どうしたら良いのでしょうか?
私が苦労の上編み出した作戦を披露したいと思います。私自身この作戦を展開を実施することで少しずつ成果を出せるようになってきました。
考え方を変えればいいだけなのか。いくらがんばっても変わらなかった。絶望と生きていくしか無いのか。あがいても無理なのか。
何をすれば余裕ができるかを見つける
一番最初にすることは、成果が出ない仕事を一日休むこと。そして散歩にでも出かけることです。
まずは頭の中をリセットして、空っぽにします。
そうしてから今あなたが置かれている環境でなにがあなたの余裕を奪っているのかを考えてみてください。
考え方のコツは、なにが満たされれば余裕が生まれるかを見つけることです。
つまり、逆境を突破するにはなにがみたされれば余裕が生まれるかを見極めることから始まるからです。
とにかくまずは、見定めてください。
日常から抜け出す
何を満たすか見定めたら、次はどうするか?
決まってますね。どうしたら満たすかを考えます。
でも、普通にやってもこれまでと一緒。うまくいかないに決まってます。
だからもう同じようなことはやりません。
コツとしては、日常を捨て去ることです。何もホームレスになれと言っているわけではありません。
毎日コツコツやることを捨てる、という意味です。
少しずつ前進するという考え方は、この際捨て去りましょう。
また、「日常に流されない」という意味でもあります。ついつい習慣で寝る前に長時間ゲームをやったり、夕方になると飲みに行きたくなったり。ゆっくり朝寝坊するのが習慣になっていたり。
日常に流されて、本来やるべきことをやる時間を失っていませんか?
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目標数値を設定し、固執する
方向性を見極めたら、次は実際の行動に移します。
確実に成果の上がる方法をご紹介いたします。
ちょっと辛口になります。でも、このぐらいにしないと悪循環から抜け出せないのです。
これからは数字にこだわってください。
これから3つの数字を決めます。三つのうち、ひとつは目標数字。残りのふたつは、一つの目標を達成するためにやることの量です。
目標数字の決め方
ではまず、ひと月ぐらいで達成出来そうな目標値をひとつ設定しましょう。期限は当然ひと月ですね。
あまり壮大な目標にせず、あくまで手に届きそうな現実的な数字にします。もし、すぐ達成してしまったら、もう少し高めの目標を再設定しましょう。
実行量の決め方
目標を設定したら、その目標を達成するために何をやるのか、そしてやる量をふたつ設定します。
これらの量は、多すぎないように調整しましょう。意気込んで多めの量を設定すれば、また出来なかったといじけるだけですから。ちょうど良い感じにしてください。
決め方の例
わかりやすいように、設定例をひとつ挙げてみます。
例えばブログを書いているなら、訪問ユーザー数を月いくらというような目標を設定します。
その目標を達成するために、ブログ記事のリライトを何記事分やるかを決めます。そして、ツイッターを毎日いくつ投稿すると決めます。これで二つ分のやる量ができました。
毎日数字にこだわる
あなたの数字は、できましたか?
そしたら、毎日どうしたら達成できるか鬼のようにこだわります。暇な時間があれば、どうしたら達成できるかばかり考えます。
アイデアを思いついたら、すぐに試してみて、翌日以降に結果を見ます。
うまくいっていれば、他の分野に横展開できないか、どうしたら応用できるか、どうしたらもっと結果を高めることが出来るかを考えます。
うまくいかなければ、他の方法を考えます。
これを目標数字を達成するまで続けます。やり続けます。
早ければひと月経たずに成果が出始め、2〜3ヶ月取り組めば成果が出てくるでしょう。
計画は立てない、ルーティンやコツコツ作業は捨てる
注意する点としては、なるべくTODOリストは作らないこと。計画なんて立ててもどうせ予定通りできません。
長期の作業計画やガントチャートなどもってのほか。時間の無駄です。
日々のルーティン作業やコツコツ作業は捨てます。
それよりも、目標数字の達成が第一優先です。毎日同じことを繰り返すのは、もうやめにしてください。
毎日数字を見て、うまいっているかいっていないかを見て、ひたすら改善を繰り返すだけにします。
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悪循環を抜け出すには、数字にこだわるしかない
何をやっても成果が出ない、何をやっても無駄だ、という悪循環を立て直すには、数字にこだわるしかありません。
数字にこだわると言うことは、起きている時間(寝ている時間も)の大部分を使って、どうやったら達成できるかを考え続けることです。
そのための代償として、日常の慣れ親しんだ習慣やルーティンとなっている作業を差し出すのです。
ダブルワーク、トリプルワークも視野に入れる
もしお金が必要であれば、この際理想は一旦脇に置いておき、ダブルワーク(場合によってはトリプルワーク)も視野に入れるべきでしょう。
私はあまり副業はオススメしませんが、緊急の場合はバイトやパートでダブルワークをした方が良いです。(副業禁止していない場合ですが)
40歳すぎてバイトというとプライドが許さない方も多いと思いますが、背に腹は変えられないです。
こちらの記事で、私が実際にダブルワークをやった体験談を紹介していますが、やり方を工夫することで、体調や習慣を大きく変えることなくダブルワークすることができます。ご参考ください。
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Wワークしないと生活できない 中高年派遣社員の体験談
40代50代以上で生活のためにダブルワークする場合の注意点を実際の体験を元に紹介しています。仕事を決める前に時間効率×時給×体力の3つのバランスをよく考えて、条件に合う仕事を探しまくるのが鉄則です。
続きを見る
参考にした本
私は、ある時期ワーキングプアに陥り、働いても働いても家計が赤字となる状態となり、そのときは何をやっても成果がでませんでした。赤字が出る状況が視野を狭くし、どうしたら成果があがるか考える余裕を奪っていたのでした。
実は、このブログで書いていることはすべて私の脳みそで考えたことでは無く、様々な本からの知識や発見を自分なりに工夫して実践してきたことです。
その中でも特に有益だった本を三冊紹介したいと思います。
同じことをやっていても何も変わらない
最後に、一つだけ言わせてください。
何やっても無駄だ、何やっても成果が出ないと嘆いているだけでは、何も変わりません。
毎日同じことを繰り返していても、いつまでも成果は出せないままです。でもいつか奇跡が起きるかも・・・・・・、なんてことは起こりません。
答えは今の日常にはないのです。
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