一度自分の中で退職を決めると、一日も早く会社に退職届を出したくてたまらなくなります。いや、これは半分は当っているけど、半分はそんなに当たっていないですね。
早く退職届を出したいのだけど、退職届を出すのが「怖い!」というのが本当のところです。もうね、葛藤ですよ。頭の中では、いつ上司に「じつは・・・・・・」というのを切り出そうかタイミングを図っているんですけど、気持ちのどっかではすごくビクビクして怖がっているんです。
でも、そういう時って、実はまだまだなんですよ。まだ、出すのは早い。はっきり言って、怖いという気持ちが残っている時点で、そういうタイミングじゃないんです。
退職届を出す前にまだやることがあるんだ!と、無意識という直観が自分に訴えているんです。だから、ビクビク怖くなるのです。やることをやって、憂いなし!という状態なら、別に怖い気持ちなど吹っ飛んじゃいます。
私もね、今日にでも辞表を出して、すぐにでも退職手続きに入りたい!とタイミングを伺っている一方で、ビクビクしてたことがあります。「よし、言おう!」と決心して、口を開きかけた途端に電話が鳴ったりして、「あー、駄目だ。タイミング逃しちゃった」なんてことがありました。
そういう時は、やっぱりタイミングじゃないんですよね。ちょっと引いてみて考えてみる時期なんです。やっぱりねえ、退職するのもタイミングが大事なんですよね、結局。
で、そのちょっと引いてみる時期にオススメしたいのが、思考シミューレーションです。つまりですね、「このまま退職せずに会社にとどまっている自分」というのを考えてみるんです。
これはね、かなり強く意識しないと難しいんですよ。なぜなら、気持ちの上では退職ムードで盛り上がっているところに、退職を否定することを考えるわけですから。自分の中に葛藤の嵐を起こすことになるんですよね。
でもね、大丈夫。我々は経験豊富な40代。少々の葛藤があっても、気持ちをコントロールできるはずです。考えてみましょう、「このまま退職せずに会社にとどまっている自分」。思考がクールダウンされて、今まで見落としていたことを発見することができます。
退職しない自分を考えてみることのメリット
両方のメリットとデメリットを天秤に図れる
今までは、退職することばかりを考えてきたと思います。退職を選ぶメリットも相当考えたと思います。でも、一歩引いて退職せずに会社に残る選択をした場合、どんなメリットがあるかも、一応考えておいた方が良いです。
両方のメリットを天秤に図ってみて、じゃあどっちを取る?ということが明確になりますよ。
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引き留めがあっても、自信を持って対応できる
なんせ両方のメリットを天秤に図ってみて、それでも退職の方がメリットあると判断したんです。もう、怖くはありません。多少の引き留めや嫌がらせがあっても動じることはありません。
結構ね、退職を切り出した後も、引き留めがあるケースも多いです。私の場合も、引き止めがあったようです。「あったよう」というのは、後から聞いた話ですが、実際上司は何回か引き留めしたようです。ですが、私自身引き止めに一切気づなかったのです。
ダメージを受けた時でも立ち直りやすい
これは、退職後の話になりますが、晴れて退職しても全てはうまくいくとは限らないです。(退職はハッピーエンド物語じゃないですよ。たいていの物語や小説というのは、退職した場面から始まるものです。)
https://40taishoku.com/taishoku-decision/after-taishoku-free-or-not/
うまいこと集客できなかったり、計画通り売上があがらなかったとき、信頼されていたパートナーに裏切られてしまったり・・・・・・。ガツーン!と一発食らうときがあります。ドン底の気分に沈み込むことも時にはあります。
でもね、これを考えておくと、立ち直りやすいんです。自分で選んだ道だから、もう一回立ち直って頑張ってみよう!って気になるんですよ。こう思えば、失敗することなんて屁じゃないですよ。失敗しても起き上がればいいだけの話なんですからね。
まとめ
この両方のメリットやデメリットを天秤に図るという思考シミュレーションというのは、自分を客観的に見ることができて、最終的にさっぱりするんですよね。
迷いを経つことができるのです。同時に、自分の中で確固とした柱ができるというのかな。「オレはこれで行くんだ!」というのができてくるんです。
そういう意味でも、ビクビク怖がるという気持ちはどっかに消えて無くなっていきますし、会社からの引き留めがあっても心を動かされることもなくなるでしょう。