40代家族持ちで退職すると、会社以外の自分の回りにいる人達の態度って、退職前と比較してどう変わると思いますか?
「あの人、40過ぎて家族もいるのに会社辞めちゃったんだって」などと、後ろ指さされて惨めな気持ちになるのでしょうか?
それとも、「え、辞めたの? あっ、そう。 ところでさー」程度で済んでしまうものなのでしょうか。
私の経験から、家族や両親、近所の反応、友人などの会社員以外の人達との人間関係の変化について書いてみたいと思います。
退職してもしなくても一緒
結論から言えば、家族やご近所など周囲の人達の態度って、40代で家族持ちで退職してとしても、総じて変わらないもんです。
「え、こんなものなの?」という感じで、あっけないほどでした。
会社辞める前にあれほど悩んでいたのが、無意味だったかもしれないと思うレベルです。
「こんなあっさりした反応だったら、もっとあっさりと辞めて良かったかも・・・・・・」、なんて思ったりしました。
だって、彼らにしてみれば、あなたが退職しようが会社員のままでいようが、自分に損害がなければまるっきり関係ないんですからね。
人間関係の入れ替えを経験する
周りの人達の態度が思ったほど変わらないとは言え、退職すると人間関係の入れ替えを経験すると思います。
退職したことを知って、あなたの元から去っていく人が出てきます。潮が引くみたいにサーッとあなたの側から消えていきます。
最初は戸惑うかもしれません。「なんで?」と思うかもしれません。でも、無理に追いかけないほうが良いです。
なぜなら、去っていく人は、「前の会社に勤めていたあなた」に価値を置いていた人達なんですから。
あるいは、「退職しようかどうしようかと悩んでいるあなた」に価値を見ていた人達だったかもしれまんせん。
そんな人達とは、もう付き合う必要が無いということなんです。あなたはもう退職して、理想の人生に一歩踏み出したのですから。
でも悲観しないでください。これからは、あなたの新しい人生にふさわしい、新しい人達が次々に現れてくるからです。
まさに人間関係が入れ替わるのです。
信じられないぐらい不思議なんですけどね、本当にあるんですよ。
退職するって知らせていないはずの人も、突然音信不通になってしまったりするんですよ。
オカルトチックなことはあんまり信じないんですけど、物の本に寄ると、新しい世界に入る時って、こういうことを経験するらしいんです。
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反対していた人は、反対してたことすら忘れてる
退職して一番態度が変わるのは、退職に反対していた人かもしれません。
退職後しばらくは言われ続けるかもしれませんが、半年~1年もすれば言われることも無くなります。
面白いことに、自分が反対していたこと自体を忘れていたりします。
「あんな会社辞めてよかったね」なんて、前に勤めていた会社の悪口を言ったりもします。会社辞める前は猛烈に反対していた人ほど、そんな無責任なことを言うんですよ。
反対する人の感覚って、結局そんなもんなんですよ。振り回されていた自分が虚しくなります。
退職後の周囲の人達の変化レポート
退職後、周囲の人達の態度がどう変わったか、簡単に書いてみたいと思います。
家族:変わらず
ありがたいことに、退職後も家族の反応は、なにも変わらなかったです。
変わらないどころかむしろ、退職を決断したことに対して良く理解してくれていて、応援してくれています。
こうなると家族のためにがんばらなきゃ、という気持ちになってきます。
結果的には、家族の態度よりも自分自身の意識の方が変わったように思います。酒やタバコも控えるようになりましたし、ギャンブルや夜の遊びもしなくなりました。
両親:反対してたことを忘れる
実の両親、妻の両親とも表向きには賛成してくれていましたが、内心は、私の退職に反対の気持ちを持っていたようです。
退職後、はじめの半年はかなり否定的なことを言われ続けました。
でも退職後1年したら、辞めた会社のことは一切言わなくなりました。むしろ、「前の会社辞めてよかったね」と言い出す始末。
1年経って、退職したことがデフォルトの状態になってしまっているんですよ。
退職に反対していたことなど、とっくに忘れているのです。たとえ両親であっても、反対する人の意識ってそんなものです。
ご近所づきあい:変わらず
退職後のスタンスとして難しいのは、ご近所づきあいですよね。子供の学校友達で家族ぐるみで付き合いがある場合もそうですね。
退職したことを知らせて態度が豹変したらどうしよう、なんて結構悩んだりもしました。
でも実際は、退職したことを知っても、会社員時代と何も変わりませんでした。
40代で会社を辞めたからと言って、迫害を受けたり、いじめをうけたりと言ったこともありませんでしたよ。
陰では何か言われているかもしれませんけどね・・・・・・。そんな気配があっても、表立っては何も変わらないので、変に気にしなければ良いんです。
ご近所さんにとっては、あなたが退職しようがどうしようが、自分たちに害がなければ、あまり関係無いのです。
と言っても、だらしない格好しないとか、平日の昼間にうろつかないなど、自分自身の方でご近所さんに対する態度を変えることにしました。
「あそこの旦那さん、退職してからダメになったね」なんて思われたくないですからね。
起業仲間:去っていった
会社員時代のときは、いろいろ共同プロジェクトとか言って一緒にビジネスしようとか言っていた起業準備仲間は、私が退職してしまうと全員申し合わせたように去っていきました。
毎年届いていた年賀状も退職後はパッタリ来なくなりました。
起業準備仲間とは言いつつ、本当は会社の愚痴を言い合うのが好きな人達だったんだな、と今では思ったりします。
さらに、退職したことを言っていないのに、音信不通になった人も複数人いました。
まあ、去るものは追わずです。
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結論
周りの反応を気にしすぎて、退職を諦めるのは馬鹿げてる
全般的に言えることですが、40代で会社を辞めたぐらいでは、周囲の反応はあんまり変わらないものです。
もし仮に変わったとしても、悪い方向には変わらないものです。陰でコソコソ言われたとしても、表立っては何も変わりませんから、気にしなければ良いのです。
退職しても態度を変えない人は、会社員とか会社の名前や収入で人を判断しない人です。ひとりの人間として、あなたを見てくれているということです。
退職すると人間関係も入れ替わります。離れていった人は、会社員としてのあなたに価値を見ていた人なんです。
思っていたほど、周りの反応は変わりません。
40代家族持ちで退職しても、周りの反応は、「え、辞めたの? あっ、そう。 ところでさー」程度で済んでしまうものなのです。
だから、周りの反応が変わるのが怖いと感じて、何も行動せずにいつまでもウジウジ悩んでいるのは、ハッキリ言って時間の無駄ではないでしょうか。
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会社辞める人、辞めない人。人生、損するのはどっちでしょう?
会社を辞めるのは損か?得か? 私の答えは即答レベル「得」。経験から言うと、転職した場合でも、起業した場合でも、フランチャイズで独立した場合でも、会社を辞めても、得ることのほうが多いのです。たとえうまくいかなかった場合でも得になるのです。
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