退職を考えていることは、会社の上司や同僚にはなるべく知られたくないものです。
とくにまだ退職の決断が固まっていないときは、要注意です。
もし気が変わって退職しないと決めた時のダメージを考えると、上司や人事部に正式に退職を告白するまでは、退職したいという気持ちは隠しておきましょう。
なぜ誰にも気づかれないほうが良いのか?
私の会社には居ましたが、「会社辞めたい」と公言しているのに、一向に辞める気配が無い人ってよくいますよね。
本人の会社辞めたいという気持ちは本当なのだろうけど、周りからは、いつ辞めるんだろうか、と冷ややかな目で見られがちです。
周りからは、口先だけの実行力のない奴という評価となってしまうのです。
そういう評価というのは、回り回って仕事や人事の評価に結びついていくので、昇進にも影響していくでしょう。
だから、いくら退職に悩んで苦しい気持ちでいても、もし何かあって退職を断念したときのことを考えて、正式に退職を伝えるまでは黙っておいてください。
退職しようかどうしようか悩んでいる時は、退職しない選択肢だってあり得ることを念頭に置いてください。どんなに自分が会社辞めるぞ!と決意していても、人生どこで何があるかわかりませんし、退職の気持ちが変わってしまうかもしれませんからね。
苦しい気持ちを吐き出すと一時的にスッキリしますが、もし退職しない場合はそれが会社人生の汚点になる可能性が十分にあります。
どうしても我慢できなるなるほど苦しくなったら、会社の同僚ではなく、心療内科や家族など会社とは無関係の人へ吐き出すのをおすすめします。
本音を言いたい気持ちが、正式に退職告白する動機となる
自分の苦しい気持ちを隠して、会社で仕事をするのは非常につらいです。
会社が嫌で嫌でしょうがないのに、その気持ちを隠して、会社では前向きな言動をしなければなりませんからね。
自分の本心を隠していると、だんだん自分自身に嘘をついている気持ちになります。この気持が続くと、自己嫌悪になっていきます。嘘をついて仕事をしている自分のことが嫌になるのです。
そのうちに、嘘をついてまで会社に行きたくないと考えるようになります。自分の気持ちに正直に生きて行きたいと思うようになるのです。
そうなると、嘘をついて仕事するのではなく、「会社を辞めたいという本当の自分の気持ちを、いつか会社に言いたい」と思うようになります。
いつまでも本心を隠していられないから、本当の自分になるためにも、退職を決心して正式に会社に退職を告げようと考えるようになるのです。
逆に言うと、本音を隠していても全く平気なら、退職したいという気持ちはさほど強くないと言えるかもしれません。
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気づかれない方法ベスト5

退職したい気持ちを周囲にバレやすい無意識のしぐさを5つばかり紹介したいと思います。
私も上司に退職を伝えるまでは、退職したい気持ちをなるべく隠していました。と言っても、無意識に出てしまうことがあるので、注意が必要です。
会話する時に、口に手を持っていかない
人間嘘をついている時、無意識に口に手を持っていくものです。
お酒が入るような場で、時に転職や独立などの退職に関係する話題が出たりすることがあります。
そのとき、「君はどうなの?」と取引先の人に急に話を振られたことが時々あったります。話の成り行きなので、質問するほうは悪気はありません。
これは私の経験ですが、無意識に口を手を当てながら「そんなことまったくありません」と答えてしまったことがあります。
そのときは誰にも気づかれなかったようですが、鋭い人なら分かってしまうかもしれません。本当に無意識にやってしまいますので、注意しておいたほうがいいです。
退職に関する話題になったときは、沈黙する
上記のような時以外でも、退職に関する話題が出ることがあります。
例えば、昔話をしていて、「そういえば辞めた◯◯さんは今なにしているんだろう」なんて話題が出たら要注意です。
不用意な発言を控えるため、黙っていましょう。適当に相槌を打って、流しておくのが無難です。
予め質問に対する答えを用意しておく
人事面談などで、「これからどんな仕事をやりたいのか」「どんな役職を目指しているのか」
などといったキャリアップに関する質問が出ることがあります。
40代なら長年人事面談を経験しているので、だいたいどんな質問されるかわかっていると思います。
いくら会社が嫌だと考えていても本音は決して言わず、月並みでいいので建前の回答を言うのがベストです。
仕事はスピード重視
どうせ退職するから、仕事は適当でいいやという態度を取っていると、なぜか周りの人にはピン!とくるものです。
最近仕事の効率が悪い。何かあったのだろうか? と周りが心配します。そうなると、情にほだされて、ついつい「会社を辞めたい」と本音を漏らしてしまうことにつながりかねません。
そうなる前に、いくら会社が嫌だと思っていても、仕事はスピード重視で片付けてしまいましょう。仕事のスピードさえ早ければ、周りは誰も気づきません。
バレそうになっても、完全否定する
と言っても、いくら本音を隠していても態度には出てしまうから、わかる人にはわかってしまうもんですけどね。
もし、「会社辞めたいんじゃない?」と指摘されてバレそうになったら「そんなわけない」と、キッパリと完全否定しておきましょう。
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退職を計画していることを悟られるな
会社辞めたい!と思っていても、会社ではその気持は隠しておきましょう。本当に退職しようと決断して、会社に正式に辞意を伝えるまでは。
本音を隠しているとフラストレーションが溜まります。でも、そのフラストレーションをうまく利用すると、退職を早く決断しなければというプレッシャーにできます。
プレッシャーをうまく利用して後悔の無い人生を切り拓いていくことができるのです。
