GWの連休を利用して、家族で2泊3日で妻の実家に行きました。
遊びで行ったのではなく、退職しようと思っていることを家内のご両親に伝えるためです。
今回「ご両親に退職を伝える」ということは、妻には事前に話してありました。
実際に伝えた時のことを当時の日記を見ながら思い出して書きましたので、ご両親への退職報告をお考えの方になにかしら参考となれば嬉しいです。
なぜ家内のご両親に伝えようと思ったのか
そもそもなぜ家内の両親に退職を考えているということを伝えようと思ったのか?
誠意を見せるため
それは、退職するならば家内の両親へ会社を辞める前にキチンと話しておき、誠意を見せることが重要だと考えたからです。
これは私の性格なのかもしれないのですが、とにかく筋を通したかったんです。
会社を辞めてから事後的に報告するより、事前に報告したほうが印象良いですからね。
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自分の気持ちを確かめたかった
退職したい気持ちでいっぱいだったことは確かですが、まだまだ退職の意思が固まったわけではなかったのです。
もう会社を辞めようかどうしようかと、悶々と悩む生活から抜け出したいと思ったのです。
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退職を切り出せるかどうか、自分の気持ちを確かめたかったのです。
うまく退職の事前報告ができれば、退職へ一歩前進したと言えるでしょう。でも、勇気が出せなくて思いとどまったとしたら、自分の退職の気持ちもそこまでだった、と言えるでしょう。
もし何も言えなければ、退職はキッパリ諦めようと決心したのです。
退職事前報告の一部始終
「退職を考えている」という話をした一部始終を記します。
なにをそこまで慎重に、と思う方もいらっしゃるかも知れませんが、いくら身内とはいえ所詮は他人。
他人に自分の本心をいったん口にしたからには、安易に覆すような事をすれば信用を失うことにつながります。
妻のご両親に退職の事前報告をするということは、もう後には引かないという覚悟をしたからでもあるのです。
ご両親に言うタイミング
まずは、ご両親へどのタイミングで言うかです。これは正直、家内と結婚したいと言う時よりも悩みました。
向こうとしては、私は定年まで会社員として勤め上げると思っているでしょう。退職するなんて言うと驚くに違いありません。
大反対されて妻の実家に居づらくなってしまうかもしれません。
一日目は言えなかった
2泊3日の予定でしたので、時間はたっぷりあります。シチュエーションとしては夕食時が良いと思いました。
1日目の夜に最初に言ってしまおうと考えていたのですが、緊張してしまい、どうしても言えませんでした。
2日目にやっと言えた
意を決して2日目の夕食後に、やっと話を切り出すことができました。
最初はしどろもどろで、今にも逃げ出したい感じでしたが、妻のフォローもあり、なんとか退職したいこと、退職後は独立してやっていきたいことを伝えることができました。
ご両親は、ちょっとびっくりしたようでしたが、想像していたよりもあっさり了解してくれました。
お父様は、「大丈夫だ、悪いようにはならないよ」と、言ってくれました。
なんとか伝えることができたので、ホッとしました。それまでずっと悶々として気持ちを抱えていたので、少しだけスッキリして安心することができました。
不安で眠れない
その夜はまったく眠れませんでした。
退職って、今まではちょっと遠い存在だったんです。どこか人ごとのように考えていたところも少なからずありました。
退職についてご両親に伝えたので、急に現実味を帯びてきたのです。もう後には引けません。
不安と恐怖でいっぱいになり、その夜は一睡もできませんでした。
翌日、妻のお母様からダメ出し
次の日の朝、お母様からお金のことを指摘されました。
退職してしまったら給料は出なくなる。貯金でしばらく生活するしかないが、貯金が減っていくのは大変だ。
苦労することになる、と言われました。
はっきりとは言いませんでしたが、どうやらお母様としては私の退職に反対と考えているようでした。
退職した今となっては、お母様の言葉が胸に響きます。とは言っても、現状ギリギリ生活が続いて気苦労もしていますが、退職したことに後悔しているかと問われれば、決して後悔していないと答えるでしょう。
一歩前進できたという達成感、後に引けない覚悟
このような形で、なんとか報告だけはできました。お母様は反対の様子でしたが、表面上は了解を得ることもできました。
結果として完全とは言えませんが、まあまあの成果を出せました。
退職することについて一歩前進することができました。
同時に、もう後には引けなくなったという思いが湧き上がりました。退職後の生活は一体どう変わってしまうのだろうか、という不安と恐怖でいっぱいになりました。
実家からの帰り道、妻と退職してからの生活設計など、いろいろ話しをしました。妻は意外と楽観的で「どうにかなる」と言ってくれました。
感謝です。