まだなんの成功もしていない私が「自分だけのビジネスの探し方」なんて書いても、説得力まるでないんですが、私なりに考えていることを書いてみます。
私は、退職後に手掛けたビジネスを失敗させています。
その失敗経験も踏まえて、起業のネタ出しの考え方をまとめてみました。私の失敗経験を踏み台にすることで、少しでも成功確率を高めることができるのではないでしょうか。
このページが、起業プラン作成の参考になればとてもうれしいです。
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一人で起業する前に知っておきたいこと
まずは一人で起業するときの心構えから入りたいと思います。
心構えといっても、すごく基本的なことですが・・・・・・。そもそも私はここの所からすでに間違えてたので失敗したのです・・・・・・。
会社にいる自分と退職後の自分は違う
企業からの出資を受けて資本金何十億をある事業を起こす場合は別ですけど、40代で退職して一人で起業する場合、けっこう最初の起業ネタ出しで躓くことが多いです。(私もその一人)
会社にいる時は会社の数字や組織の力に慣れ親しんでいるので、起業のネタ出しも組織でやるような大掛かりなことを考えてしまいがちです。
それなりに仕事ができて責任感もある人は、一見無理目な仕事でも「オレならできる!」と考えてしまいますが、一人じゃ絶対ムリです。断言します。身をもって経験しましたから。
企業にいる自分と退職した自分は、できる仕事は全く違ってきます。まずはそこをきちんと認識しておきたいです。
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ひとり起業の成功の定義
ひとり起業成功の定義。
それは
家族を養える売上
これだけです。
家族を食わせていけるだけの充分なお金を安定して稼げるレベルまで、できるだけ早く到達することです。
もし、あなたが独身で家族がいらっしゃらない場合は、ご自身の生計を十分支えられる売上
と言い換えてください。
一人起業をするにあたっては、まず成功の定義から決めましょう。
成功の定義をしっかりさせておくことで、目標が明確になります。
ここをクリアできれば、とりあえずあなたは成功です。
仮に一度ですぐにクリアできなくても、そこで諦めずにアルバイトなどで現状を維持しながら、何回でもトライしてください。
私も複数のアルバイトなどを掛け持ちしながら、成功を目指しています。もちろん、このレベルで止まってしまうのはもったいないし、ここまで到達できたら、さらに上を目指すべきです。
でもまずは、家族を養えるレベルまで持って行くことを目標にします。
お金持ちとか経済的自由とか株式上場とかの夢は、その次の段階として目指してください。
まずは「自分のビジネスで家族を養えるレベルまで、売上を上げる」ことを目指してください。
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起業ネタ出しのポイント
自分ができること
一人で起業する場合は、まず「自分ができること」を考えたほうが良いです。理由は後で書きますが、間違っても「人にやらせる」とか考えない。
「自分ができること」を思いつくためのヒントとして、自分の経験とか得意なことは何かを考えてみると良いと思います。
自分の経験や得意なことでも最初からうまくできていたわけではないですよね。いろいろな試行錯誤をしているはずです。特に「自分がよく悩んでいたこと」はありませんか?
もしあれば、それがビジネスのヒントにつながることがあります。
悩んでいたことって、つまりは、自分の頭で考えていたことです。悩みを解決するために、自分なりに必死に考えていたと思います。専門的な本も読んでいたかもしれません。
そのときに考えていた自分なりの解決策が、実はビジネスになりやすいと思います。
あなたと同じようなことを悩んでいる人も(多分)いると思いますので、その人向けにあなたが自分で考えた解決策を何かの商品にして販売できないでしょうか?
人が知りたいと思うようなテーマ(つまり需要がある)
あなたの考えた解決策や経験があるとして、その悩みはどのくらいの人が抱えているのでしょうか。商品にもよりますが、なるべく多くの人が抱えている悩みだとそれだけ需要があるということです。
でも得てしてこういうことって、一人で考えていると独りよがりになりがち。本当は需要など殆どないのに、自分が思いついたアイデアに惚れ込んじゃって、壮大な需要があると思い込むことがあります。(私がそうです)
そういうときは、まずは妻(あるいはお付き合いしている人)に相談してみると良いです。自分では思ってもいなかった視点で「結構そういう人多いよ」とか、「うーん、イマイチかなあ」と教えてくれます。
書店や図書館の新書や文庫本コーナーに行って背表紙を眺めることも、需要があるかないかを知る簡単な手がかりになります。自分の考えていたのと同じようなテーマの本が1冊でもあれば、まあまあの需要があると思って良いと思います。
やりたくないことや不得意なことには手を出さない
自分なりのアイデアが見つかってそれなりのニーズがありそうだと判断できても、ひとつだけ気をつけたいポイントがあります。
それは、なんとなくやりたくないことはやらないということです。
私の場合は営業が苦手でした。でも、起業したからには、うまく営業をしなければならないと思いこんでしまい、無理やり人に会ったりして新規開拓しましたが、結局全くうまくいきませんでした。
やりたくないことがあるなら、やらないで済む方法を見つけ出した方が良いと思います。一人で起業する場合は特にできることが限られていますから、無理やりやっても決してうまくいきません。
自分で商品を生み出せるもの
前述した「人にやらせる」ビジネスは、会社組織にふさわしいビジネスであり、一人で起業する場合は避けたいビジネスです。(会社員のまま社内起業などでやる場合は、それでも良いと思いますが・・・・・・)
「人にやらせる」ビジネスというのは、フェイスブックとかクックパッドとかのように器だけ作って、あとはお客さんがコンテンツを入れていくことで価値を作り出すビジネスです。楽天市場みたいな商店街もそうですね。楽天が商店街という器も作って、そこに全国の小売店が出店しています。
この「人にやらせる」ビジネスって、一人で起業して手がかけるには、とっても難度が高いと考えます。これは私が身をもって体験しましたから、胸を張って言えます。
一人で器も作って、集客もして、日々の運営もしてなんていうのは、まず無理です。24時間フルに使ってもとても足りない。なにか不具合が一つでもあれば、その対応で時間が取られて顧客サービスなどできなくなります。そうなったら地獄です。本当です。
結局こういうビジネスは、会社組織でやるのに一番向いています。優秀なプログラマーが器を作って、営業部隊で集客するから、うまく回っていくということなんです。
だから一人で起業する場合は、人に商品を作ってもらうのではなく、自分ひとりで商品を生み出せるビジネスにした方が良いと思います。
楽天市場でいうと、器を作る側ではなくて、出店する小売店を目指そうということです。そうすれば、少なくとも集客は器を作る企業がやってくれますから。自分は商品の品質を高めることに注力すれば良いということです。
それだと夢が小さすぎる?
いや、それでいいんです。まずは、そこから出発して売上を上げることが最初だと思うんです。器を作るのは、その後でも遅くないと思います。
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一人起業のビジネスモデルの考え方
ここではBtoC型のひとり起業のビジネスモデルを考えてみたいと思います。
BtoC型のひとり起業は、「セラピスト」や「◯◯アドバイザー」「◯◯インストラクター」など、主に個人がお客様の場合のビジネスを想定しています。
ビジネスモデルは難しくない
起業を経験したことの無い方は、ビジネスモデルというと難しいイメージがあるかと思います。
でも経験者から言うと、ビジネスモデル自体は難しくもないし、大した問題じゃないと考えます。
なぜならひとり起業の場合は、すでに存在しているビジネスモデルの中から自分の性格や商売のやり方にあったビジネスモデルを選ぶだけで良いからです。
というか、独自のビジネスモデルを作り上げるとか、斬新なビジネスモデルを創出する、といったことはやらないほうが良いです。
斬新なビジネスモデルはリスクが高い
大手資本が出資するような先端ベンチャービジネスではないのですから、斬新なビジネスモデルを新しく考え出す必要は全くありません。
もしそんなビジネスモデルを考え出そうとしているのなら、時間の無駄だと思います。
私も斬新で新しいビジネスモデルを必死になって考えていましたが、結局惨敗しています。
つまり私は既に存在しているビジネスモデルを選ばす、自分で考えたビジネスモデルに固執したので失敗したということです。
ビジネスモデルは自分で新しく創出するのではなく、既にあるものを選択する。
なぜなら、そのビジネスモデルはうまくいくことが既に証明されているから。
これに尽きると思います。
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一人起業のビジネスモデル3選
いろいろ考え方はありますが、ひとり起業の場合はだいたい次の3つのビジネスモデルに集約できそうです。
これらのビジネスモデルを選んで、または組み合わせていくことで、成功に近づけることができると思います。
ひとり起業のビジネスモデル
- 「体験型」参加費
- 「教える」受講料
- 「商品を販売する」商品売上、販売手数料
「体験型」参加費
体験型というのは、お客様に何かを体験してもらうことで、体験の参加費を貰うビジネスモデルです。
例えば、田舎体験インストラクターとかだったら、田植え体験とか漁師体験とかがありますね。
お客様に何かを体験してもらうことで参加費と言う形でお金が貰えます。
「教える」受講料
これまで培ってきた自分の経験をお客様に伝えるというのが、「教える」ビジネスモデルです。
例えば、コンピュータ・プログラミングや特殊なソフトの使い方を教えるビジネスです。
お客様に新しい技術や使い方を習得してもらうことで、授業料という形でお金が貰えます。
「商品を販売する」商品売上、販売手数料
自分で商品を作って販売する場合や、仕入れをして販売する場合、最近ではブログで商品を紹介することで手数料を稼ぐ、ドロップシッピングやアフィリエイトのビジネスもあります。
もう十年以上も前の話ですが、安く仕入れた女性向け衣料品をヤフオクで売り、年間400万円以上の売上を上げた人を知っています。
自分で商品を作るというのは、自分で作った教材を「体験型」や「教える」の場でお客様に販売することもできます。
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ビジネスモデルの上手な選び方
これは私の経験からですが、自分の性格を考慮すると選びやすいです。
人に教えたい気持ちの強い人は、「教える型」。
人とコミュニケーション取るのが好きな人は「体験型」。
と言った様に、自分の性格に合ったビジネスモデルを選ぶとうまくいきます。
なぜかというと、たとえ儲かりそうだと思っていも、自分の性格とマッチしていなければ途中で挫折してしまいますから。
ちなみに私の場合は、人と接するのが苦手なのに「教える」ビジネスに手を出した結果、多少の売上があったもののストレスが増えて長続きせず、結局失敗しています。
一人起業成功のために抑えておくべきポイントは2つ
集客のハードルを突破する
ひとり起業の一番のハードルは、なんといっても集客です。
私もそうですが、集客できずに挫折する人は多いんです。
どうすれば集客できるかは、ハッキリ言ってよくわかりません。
内容が薄っぺらなのに大入り満員の人もいれば、価値の高い内容なのに集客に困っている人もいます。
ビジネスの内容や価値の問題も多少はあると思いますが、タイミングやその人の性格などもかなり影響しているでしょう。
一つだけ言えることは、集客はビジネス継続のバロメーターと言うことです。
半年以上まったく集客できなければ、そのビジネスはあなたには合っていないのかもしれません。何かを変える必要があるでしょう。
逆に集客に困らないようであれば、そのビジネスはあなたに合っています。さらに売上を上げることで成功が見えてきます。
ファン(リピーター)を増やす
ひとり起業の基本は、ファン(リピーター)を増やすことにつきます。
そのための第一歩は、友人や知り合いから始めるのが良いでしょう。なんだったら家族からやっても良いです。
遊び感覚で始められるはずです。反応・意見も聞きやすいというメリットもあります。
まずは、恥ずかしがらずに第一歩を踏み出すことです。
一歩を踏み出すことで、何かしらのノウハウを学ぶことができます。そこからさらに新しい一歩、またもう一歩と踏み出していけるのです。
何回か続けていく内にノウハウが蓄積されていきます。そのノウハウが、リピーターを増やすのです。
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起業ネタはじっくり熟成しよう
思いついた起業ネタは、じっくり熟成してください。
1ヶ月ぐらいから3ヶ月ぐらいは咀嚼するようにして、出てきた起業アイデアを揉んでみてください。じっくり熟成していくと、味がでてくるものです。
見切り発車も有りかもしれませんが、40代での起業は慎重に行いたいものです。
このページに書いたことは、私の失敗を踏まえてまとめました。私と同じような失敗をすることのないように、これから起業ネタを出す段階の方に向けて書きました。
大きな事業を目指すより、身の丈にあった自分サイズのビジネスをすることがポイントです。その中でも、自分で商品の品質をコントロールできることが一番大事だと思います。
それでも良い起業ネタが思いつかなかったら
良い起業ネタが思いつかなかったら、フランチャイズビジネスを検討してみると良いです。
フランチャイズビジネスは、すでにビジネスとしてノウハウが成立されているので、ビジネス成功のポイントがびっしり詰まっているからです。
フランチャイズのお店はどんなものがあるのかを調べてみたり、気になったお店にお客さんとして利用してみると、良いヒントが見つかります。
ネットでフランチャイズの比較情報サイトがあるので、そこで資料請求してみたり、説明会に足を運んでみるのも良いでしょう。
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