私には、二人の息子がいます。幼稚園と小学生。好奇心旺盛でやんちゃな年頃です。
あるとても晴れた日曜日の午後、子どもたちを連れて、近所の映画館で映画を見たことが有りました。子供向けの映画なので、内容はもう忘れてしまいましたが・・・・・・。
映画が終わって、子ども達と映画の余韻を感じながら、家までのんびり歩いて帰りました。家までは一本道。車が通ることもありません。子供は元気ですね。どっちが足が早いか競争するんだとか言って、走り出しました。
私はというと、少々お疲れ気味。走りだす元気もなく、後からトコトコと着いて行きます。それで、子どもたちの背中を見ながら、会社を辞めようか独立しようかどうしようかをウジウジ悩んでいました。
会社を辞めて、果たしてこの子達を食わせて行けるんだろうか? うまく行かなかったら、この子達を悲しませてしまうのではないか? そんなことがグルグル頭の中を巡ります。
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父親として誇れること
だいぶ遠くまで走って行ってしまった子ども達。ふと、視線を微かに上に向けると、綺麗な夕陽が目に入りました。オレンジ色の空と白い雲のコントラストがとても綺麗です。いつも見慣れている近所の風景が一変して、とても美しい幻想的な風景に見えました。
夕陽に向かって一心に走っている子ども達を見て、もし独立してうまく自分で稼ぐことができていれば、この瞬間ってきっともっとさらに素晴らしいものになるんだろうな、って思いました。
今はまだまだ不安の中で、深い霧の中に迷い込んでいるような毎日だけど、きっときっと自分の人生を掴んで、この子達の成長を見守りたい。そして、自分の生き様を息子たちが誇りに思ってくれるようになりたい、と思いました。
悩んでいる場合じゃない。父親として、誇れる人生を歩もう。それは、会社で鬱々としている自分ではなく、自分の仕事で成功している自分になること。そう、強く思いました。