私は、スムーズに会社を退職したわけでありません。退職に当っては、いくつものな壁がありました。目の前に立ちふさがる壁の前でウロチョロしている時もありましたし、一旦退散を余儀なくされたこともありました。
もし、私が20代だったら壁の数も少なく、壁を乗り越えるという意識すらなかったと思います。でも、家族が持つ40代会社員としては、退職に当っては困難な壁をいくつも越える必要があります。(後から思えば、それほどまでして退職したかったんだなーと思います。)
私の場合、その壁の一つが私の実の父親の存在でした。退職を考える時は、いつも父親の存在がありました。退職した後の現在でも、ずっと影響されてつづけています。
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私の父親は、理系で頭の回転が早く、仕事に関しても完璧以上の質を求めるような、とても厳しい性格の持ち主です。対して私は、理系はさっぱりダメで頭の回転も鈍い、何をやっても中途半端で大雑把な性格です。
そんな彼に対して自分の意見を言おうものなら、10秒も立たない内に反論され、完全に否定される運命にあります。だから、「会社を辞める」などと普通に言ったところで、「そんなものうまくいかないに決まっている」と頭ごなしに否定されるに違いない。
でも、そこを越えて行かないと退職はできないわけです。もう40代なんだから、父親のことなど放っておいても良いのでは?という意見もあると思いますが、でも、やっぱりキチンと話をして了解を取りたいと思うのです。
退職を決意した後、次のステップとして必ずやること
退職して新しい道を開きたいと思っているのに、さあ、いきなり壁の登場です。どうしよう、どうしたら説得できるのだろう?と考えていると、ふと、自分はまだ家族に退職のことを話していないことに気づきました。
自分で悩みを抱え込んで、一番近い人に話をしていませんでした。退職するにあたっては、どうしても拒否しそうな人への説得について最初に考えてしまいます。心理的に不安に思ってしまうからです。
でも、その前にまず家族(妻・夫)を説得する必要があります。何がなんといっても、まず家族への相談・説得が一番最初に行うことです。なぜなら、家族以外の人に「退職しようと思う」と言っても、「家族はなんと言ってるの?」と必ず聞かれるからです。
そこで、「まだ家族には話していません」なんて間抜けなことは答えられないですよね。万が一答えたとしても、「じゃあ、まず家族と相談した方がいいよね」って、話が終わってしまいます。
だから、自分の中で退職の決意が固まったら、次のステップは、家族との相談・説得になります。必ず最初に家族(妻や夫)に話をしてください。家族の理解が得られるまで粘ってください。家族の理解が得られないまま突っ走ることは、家族の崩壊につながりかねません。
家族の理解があってこその人生です。退職して新しい人生を踏み出すためには、必ず家族のバックアップが必要なのです。ここでしくじるとすべてが台無しになります。
退職の第一歩は、家族への相談から。