ご両親や家族、上司も含めお世話になっている人から退職を反対されたとしたら、どうでしょう。
かなりショックですよね。
私も妻の両親から強く退職反対された経験があるので、とてもよくわかります。
退職反対されるのが怖くて、なかなか退職を切り出せない方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、退職を反対された時の対処法について考えてみることにしました。
退職を反対されてしまった人もこれから反対されそうな人も、退職を反対された時の参考になれば嬉しいです。
あなたは試されています

退職反対された時、かなりのショックを受けます。
目の前が真っ暗になります。自分を見失うぐらいショック。
でも、ここを乗り切らないといけません。ちょっとつらいですけど。
私の経験からすると、退職反対されたことって、実は結果的には良い方向に行くように思います。今はつらいですけど、長い目で見るとチャンスでもあります。
なぜなら、自分が本当に退職したいのかどうか、本心を確かめることができるからです。
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なぜあなたの退職に反対するのか?
もしかして、あなたはまだ準備不足だったのかもしれません。タイミングが悪かったのかもしれません。それとも、本心では退職したくなかったのかもしれません。
あなたの退職に反対している人は、あなたの微妙な本心を見抜いた上で、あえて反対と言っているかもしれませんからね。
あなたの退職に反対している人は、あなたの本心を敏感に嗅ぎ取って、あえて反対と言いブレーキをかけてくれているかもしれません。
「本当に退職したいのか、もう一度考えた方が良いよ」というメッセージを送っているのかもしれません。いや、”送っているのかもしれません”というより、”送っているのだ”というように考えてみましょう。
あなたの退職に反対したのは、今は退職に踏み切るタイミングではないということを教えてくれている。そういう風に考えてみるのです。
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あなたの微妙な本心はわかる人にはわかる
あなたがいくら頭の中で理論武装して、理屈を組み立てても、あなたの本心は隠せません。
貯金がいくらあるから大丈夫、転職エージェントに登録したから転職先も見つかるだろう、ブログでこれだけアクセスがあるからなんとかなる、と口でいくら説得しても、心のどこかで「本当に大丈夫かな?」「いまいち確証がないんだよな」と思っていたら、それは必ず見抜かれます。
いや、そう思っておいた方が良いです。
あなたを長い間見ている家族からすれば、あなたのふとした動作、目の動き、声のトーンで、あなたの本気度がわかるのです。
どこか変なところがあるからこそ、家族から反対されるのです。
家族はなにもあなたをいじめるために反対しているのではありません。
あなたにつらい思いをさせたくない、後悔してほしくないと思っているから反対しているのです。
退職反対されたら、それで「ジ・エンド」か
退職反対されたら、一番最初に確認するべきは、自分の気持ちです。
退職したいのかどうか、本当のところ。もう一回確認してみましょう。
もしかしてそんなに退職はしたくないのかも・・・・・・。
ただ人間関係に疲れたから、一時的に逃げたかったのかもしれません。
そんな状態で本当に退職してしまったらどうでしょう。もしかして将来「退職するんじゃなかった」と後悔するかもしれません。
そう考えると、今一度自分はどうしたいのか、考えてみても良いと思います。
すぐに答えを出す必要はありません。最低1週間以上はかけて、ゆっくり考えてみてください。
このまま、今の会社で頑張ろうかな。そう思った時にふっと明るい気持ち、安心した気持ちになれたとしたら、本当は退職したくないのかもしれませんよ。
いやいや、やっぱり自分は退職したいんだ!というのが答えなら、退職したいというのが本当の自分の気持ちなんじゃないでしょうか。
一回反対されたぐらいで、へこたれない

だいたい一回や2回反対されたぐらいで退職を諦めてしまうなら、それはやっぱり退職したくない気持ちの方が大きいという証拠ではないでしょうか。
それでも退職したい!と思うのなら、どうやったら退職反対されなくなるのか、退職を了解してもらう方法について探ってみる必要があるということなんです。
一つだけ言えることは、他人の意見は変えられないということです。
変えられるのは、自分だけです。
つまり、退職を了解してもらうためには、あなた自身を変える必要があるということです。
あなたは試されています
あなたの退職に反対した人は、この次にあなたがどうするか、極めて冷静にみています。
退職をあきらめてしまうのであれば、その程度の想いだったまでのこと。
それとも何か他のことをするのだろうか、あなたの行動をじっと見ています。
そしてあなたが次にとる行動から、あなたの本心・人物像を探ります。
退職を反対された時から、あなたは試されているということです。
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反対を押し切って退職するべきか

さて、退職を反対された場合、あなたのとることのできる選択肢は大きく三つあります。
ポイント
- 退職を諦める
- 反対を押し切って退職する
- 反対している人に賛成してもらってから退職する
1の退職をあきらめる場合は、そこで終わりなので良いとして、退職反対されてもどうしても退職したい場合は、2か3の選択肢となります。
「反対を押し切ってでも退職する」か、それとも「反対している人に賛成してもらってから退職する」のどちらかの選択肢です。
もしあなたがまだ若く、独身で家族もいないのであれば、反対を押し切って強引に退職するのもアリだと思います。
40代以上で家族もいる場合は、慎重に
これは私の意見というか考えですが、もし40代以上で家族もいるのであれば、私は、なるべく2の「反対を押し切って強引に退職」してしまうのはあまり良い選択肢ではないと考えています。
だからもしあなたが40代以上で家族もいる場合、3の「反対している人に最終的に退職に賛成あるいは了解」してもらってから退職するを選んだ方が良いでしょう。
私もそうしました。
それはやはり妻や子供がいるからです。さらに妻のご両親にも配慮する必要があるでしょう。
反対を押し切って退職した場合のリスクやデメリット
反対を押し切って退職してもしうまくいかなかったとしたらどうなるでしょう。「だからあの時反対したのに」ということになり、あなたを厳しく非難するでしょう。
反対者が妻や妻の両親や親族だった場合、最悪離婚ということになりかねません。損害賠償などの問題に発展するかもしれません。
いささかオーバーかもしれませんが、100%ありえないことではないはずです。人間どう豹変するかわかりませんから。
だからここは、あくまでも全員から退職の了解を取り付けておくべきなんです。
退職を了解してもらう場合のメリット
では、退職の了解を取り付けておくとどんなメリットがあるのでしょうか。
それは、もしうまくいかなくても、退職を了解した手前、あなたを強く責めることはないということです。
万が一もし仮に責めたとしても、あなたは「でも退職に了解したよね」と言うことができます。
ちょっとずるいと感じる人もいるかもしれません。
でもこのような予防線を張っておかないと、自分が失敗した時にさらに追い討ちをかけられる可能性が残るのです。
もし退職した後でうまくいかなかった場合、ただでさえ失敗のショックで喘いでいるときに、さらに離婚とか養育費とかで頭を悩ませたくありません。
もう時間がない!の対処法
でも今かなり退職反対されているのに、賛成してもらうなんて無理!それに時間もないと思うかもしれません。
とは言っても反対を押し切って無理矢理退職してしまうのもリスキーです。ここは冷静になってチャンスを伺いましょう。
1~2年待てば、人の考えは結構変わりますから。そして、40代の1~2年はあっという間だったりします。
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どうしたら退職を了解してもらえるのか

どうやったら退職を了解してもらえるのでしょう。
退職に反対する人が不安に思っていることを潰していく
私がやったのは、「退職に反対する人が不安に思っていること」を潰していくことでした。
なぜ退職に反対するのかを先回りして、彼らの不安を消していくことから始めました。
例えば、私の両親がなぜ退職に反対していたかというと、一番はお金の問題です。
会社をやめて生活していけるのか。惨めな思いをするのではないか?借金まみれになって一家離散してしまうのではないか?
そんな不安があったようです。
だからお金に関する心配をまず消すようにしました。
そのためにまず貯金に励みました。退職した後うまくいかなかったらどうするかについても具体的に考えました。
例えば2年分の生活費を貯金をするといったこと、あるいは、資格やプログラミングなどの技術を学んで、何かあってもその技術を使って生活できるといったこと。
このようなことを地道に言い続けて、不安イメージを払拭していきました。言い続けていると、そのうち退職を了解してくれるようになりました。
自分に本当の自信をつけること
他人の意見は変えることはできませんから、ポイントは自分を変えることです。
言うだけではダメで、本当に本気で貯金に励む必要があります。
本当にやったことだから、自信を持つことができるんです。あなたの自信が反対者にも伝わり、不安が払拭され、退職の了解につながっていくように思います。
頭でっかちの小手先だけの理論武装ではたりません。
本やネットでハウツーを読んだだけでは意味がないのです。やはりそこから先に実践が伴ってこそ、本当の自信がつくのです。
そしてその自信があるからこそ、あなたの言動に重みが増し、家族も安心できるのです。
コミュニケーションを大事にする
よくあるのが、あなたの思っていることと家族が思っていることが食い違っていること。
例えば、あなたは長期的な視野で定年後の生活も見据えて退職を考えているの対して、家族は来年の子供の教育のことを考えているかもしれません。
そのような食い違いが起こるのは、やはり日頃のコミュニケーション不足が原因です。
大事なポイントは、一気に食い違いを解決しようとしないこと。
家族会議を開いて一気に問題を話し合いで解決すれば良いと思うかもしれませんが、まずうまくいかないでしょう。
それよりはまず、家事を手伝ったり、自分から今日思ったことを口にしたりするなど、家族とのコミュニケーションをとることが先決。
少し時間をかけて、どこが食い違っているのか、食い違いを埋めるにはどうしたら良いのか、を探っていくことが重要です。
私が実践した方法は、こちらの記事に書いています。
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退職反対されたら逆にラッキーかもしれませんよ

これから家族や会社に退職を切り出そうとする方、退職反対されるの、怖いですよね。
すでに退職を切り出して退職反対されてしまったという方、ものすごいショックですよね。
私も退職を切り出す時、周り(特に家族)から猛烈に反対されました。
反対された時期は、自分の中でも先が見えず不安いっぱいで暗黒そのものでした。生きててもしょうがないと思ったぐらいです。
でも、安易に退職をあきらめなくてよかったと思います。
また反対を押し切り、強引に退職に踏み切らなくてよかったとも思います。もし押し切っていたら、今より悲惨なことになっていただろうと思います。
まだ退職の準備が整っていないサインでもある
退職を反対していた人は、結局のところ、私のことを心配してくれていたと思います。
そしてなぜ心配したのかというと、私が退職に際して弱気になっていたからです。本気になっていなかったんです。
自分の退職なのに、どこか他人事のような感じもありました。「逃げ」だったのかもしれません。
それを全て見抜いた上で、反対していたんです。
退職に反対されたら、自分の本気度を再確認しよう
だから退職に反対されたことを出発点として、自分の退職に本気で向かい合うことにしました。
自分の気持ちをもう一度確認し、退職に関する不安やマイナスイメージを消すようにしました。
時間はかかりましたが、これまで反対していた人からも退職の了解を得ることでき、円満退職することができました。
そして退職を了解してくれた以上、期待に応えられるように頑張ろう!と、心の励みにもなっています。
一度反対されたからといって、あきらめる必要はありませんよ。むしろチャンスかもしれません。
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