40代で会社を退職することは、果たして間違っているのだろうか?
考え抜いた上で出した「退職する」という結論でも、周囲からの反対があると、時には自信が無くなることが有ります。
あなたの退職が必ず反対される理由
40代といえば、働き盛りの年代。
会社では、それなりの仕事をこなし、信用も築き上げ、ベテラン中堅社員といった立場。家庭では、家計を支える一家の大黒柱。
そのまま定年まで勤め上げれば何の苦労もない人生。なぜ、リスクを冒してまで会社を辞めて、自分の道を歩もうとするのか?
「退職したい」と、周囲の人に相談すると、このようなネガティブなことを言われます。
基本的に、人はわかってくれません。そう思ったほうがいいです。私も、かなり言われました。反対されました。
「定年まで、たった20年我慢すればいいじゃないの? 自分だけ我慢すれば、家族に迷惑かけることもないでしょ?」
こんなことネガティブを言われると、退職すると決めたことが間違っているように感じてしまいます。
自分が悪いのだと、自分を責めてしまいます。まるで、自分が人生の落伍者のように思ってしまうのです。
会社を辞めても成功する保証は無い。「失敗したら人生の落伍者になってしまうのではないか?」と思うと、不安でいっぱいになります。
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それでもやるか、やめとくか?
でも、それはしょうがないです。仕方がないんです。
人は、誰でもそう言うものなのです。たとえそれが歴史上の大人物でも。織田信長に相談したって、石田三成に相談したって、坂本龍馬に相談したって、必ずそう言うでしょう。
あなたの自信を無くすような、「やめておけ」というようなネガティブなことを言うでしょう。
それを聞いて、あなたはどうしますか? 「それでもやる」というのか、「やっぱりやめとくわ」と言うのか。
人は、あなたの退職の意向を聞いて反対します。
なぜなら、反対することで、あなたの本気度をテストしているからです。
https://40taishoku.com/family/parents-talk/
あなたは試されているのです。
周囲に反対されて、踏みとどまるのならそれだけのことです。
あなたの退職したいという想いは、それだけのちっぽけなものだったのです。
退職から逃げていた自分
私は、20代・30代とずっと会社を辞めて独立したいという思いを持ち続けてきました。周囲の人には、何回も相談してきました。
でも、相談した結果、案の定毎回反対されて、その都度退職を思いとどまってきたという経緯があります。
私は、退職に伴うリスクを避けていたんです。安定していた会社を辞めることで、失ってしまうものから逃げていたんです。
結局、退職したいという気持ちに正面から向き合うことが出来なかったんですね。退職するという現実を、見て見ぬふりをしていたのかもしれません。
40代を迎えて、再び退職の気持ちが高まってきたとき、「もうこれ以上先延ばしにはできない。後が無い。」と思いました。
退職した気持ちをくすぶらせたまま、これから20年間も会社員を続けていくことに、もう耐えられなくなってきたのです。
今までのケジメをつけるために一大決心
40代の退職というのは、今までのツケを払うことだと思います。
仕事への取り組み方。自分の生き方。家庭の考え方。自分はどう生きたいのか?生活習慣。人間関係。お金の使い方。老後について。子どもたちの教育。体のこと。健康のこと・・・・・・。
若いころからずっと先延ばしにしてきたことを、40代となった今こそ精算しよう。
本心からそう思い、覚悟したときに初めて、たとえ反対されても自分の意思を貫こうと決めることが出来ました。
そんな風に心が固まってからは、周囲の反対があっても動じることはありませんでした。
反対の声は、応援に変わる
自分を試そうとしているからこそ、周囲は反対するのです。そこでひるむと、さらに反対の声が大きくなって、自分が負けてしまいます。
自分が反対の声にひるまないというのがわかると、周囲の反対は徐々に下火になります。
「そんなに言うなら、やってみなよ」と言ってくれるはずです。
私の場合もそうでした。
「大変そうだけど、がんばりなよ」、「自分にはできないけど、応援しているよ」という声をもらえるようになったのです。
もし、ちょっとしたネガティブな反対意見にひるんでいたら、なにもできなかったと思います。
人は、誰でも最初は反対するものです。
でも、反対の声が上がった時こそ、自分の本心が試されている!
そう思って間違いないです。
自分を信じて、胸を張って、前に進む決意を固めていってください。
https://40taishoku.com/taishoku-decision/dont-talk-colleague/