実際に退職する3ヶ月前です。
人事部との初めての退職面談がありました。
上司にはその1年前ほど前に退職の意思を伝えていました。
それから退職予定日3ヶ月前になっても私の退職意思が変わらないことから、上司から人事部へ連絡が行ったみたいです。
この人事面談により、退職がよりリアルに近づいていくことになります。
会社によって様々なケースがあるとは思いますが、私の退職面談の様子を書いてみることにします。
退職の面談要請のメール
ある朝出社すると、人事部から1通のメールが届いていました。
退職に関して面談をしたいとのことです。
差出人は、人事部長ではなく課長格の人でした。部長レベルだと緊張するので、課長で良かったと思いました。内心ちょっとホッとしました。
この時点ではまだ私の退職はオープンになっておりませんでしたので、面談は内密に行われます。

人事部との退職面談
指定された日時に会議室に行き、人事面談を受けました。
人事部の面談相手は、メールをくれた課長格のベテランと若手の2人です。
主に課長が私と話をし、若手がメモを取るというスタイルです。
重苦しい雰囲気はなく、案外さっぱりとしたムードで始まりました。
スポンサーリンク
退職理由の説明
まずは、人事部の方からどんなふうに私の退職が伝わったかを説明されました。
「まさか、君が辞めるというなんて聞いて驚いた」ということを課長格の人がサラッと言いましたが、ちょっと白々しかった。
次に、なぜ退職することにしたのかについて、私の方から説明しました。転職ではなく、起業することを伝えました。
一応起業内容について説明しましたが、理解してくれたかどうかはわからなかったです。
その証拠に話し終わった後、失敗したときのことをよく考えておくようにアドバイスをもらったので、こりゃあうまくいかないなと思われたと思いました。
起業がうまく行かなかったら
事業がうまく行かなかったときは、転職活動するなりして再就職を勧められました。
昔と違って最近は大企業でも中途での採用にも力を入れているので、40代での転職もそう難しくはないだろうという話でした。
特に外資系企業などは比較的採用されやすいとの話でした。
再就職のポイントは、いかに自分がその会社の利益になるかをアピールすることだそうです。人事部の人が言っていたので、本当でしょう。
関連記事 40代からの転職は、アドバイザーとの二人三脚がポイント

退職意思の再確認
退職理由を説明した後、人事部の方から退職意思の再確認がありました。
「辞めちゃって本当にいいの?」ということの念押しです。
もちろん「イエス」と答えました。
そしてその後に続けて、やらないで後悔はしたくない。たとえ失敗してもチャレンジしたい。ということを伝えました。
人事部の2人は、わかったようなわからないような顔をしていましたが、顔を見合わせて「そこまで言うなら仕方ないですね」と言いました。
これでもう本当に後戻りできなくなりました。
退職金などの事務的な説明
人事部の若手の方から資料を渡され、退職金や退職に向けてのスケジュールなどの事務的な説明がありました。
まずは退職願の提出が必要ということで、退職願の書き方についてのレクチャーもしてもらいました。名前と日付を入れれば良いというフォームがあるということで、後日メールで送ってもらうことにしました。
関連記事 健康保険は、とりあえず任意継続で決まり!翌年は国保へ切替も。
人事部との退職面談を終えて
面談が始まる前は、引き留めがあったらどうしようかと不安に思っていましたが、面談自体は30分ほどで終了し、意外とあっけなかったという印象でした。
気になっていた引き留めは一切ありませんでした。
人事部とすれば、退職者の意思確認と退職のスケジュール説明が面談の主な要点だったのでしょう。極めて事務的な対応でした。
20年近くこの会社で働いてきましたが、退職面談そのものは意外と事務的であっけなかったです。
人事部に正式に退職を伝えることができて、サバサバしてスッキリしました。でもその一方で、もう後戻りはできない怖さも心の片隅にありました。
上手な退職の切り出し方 いつ、誰に、何を言うか 事例の紹介も
