退職後の住まいは決まっていますか?
いろいろな事情の方がいらっしゃると思いますが、退職後に住むところが決まっていないと何かと不安ですよね。
私の場合は借り上げ社宅でしたので、会社を辞めれば住む家が無くなる不安がありました。
会社を辞めれば無職になります。無職に家を貸してくれるような大家さんはいるのでしょうか?
しかも、保証人になってくれそうな人も見つからない。
私が大家さんの立場だったら、そんな人には家を貸そうとは到底思わないです。
ネットでいろいろ探してみても、私と同じような境遇(社宅住まいで退職する)の解決法は見当たりませんでした。
いったいどうしたら良いのかわかりませんでした。
退職後の住まい
住むところが決まっていないと、不安が倍増
私の場合、会社に退職を伝えた後になっても住む所は決まりませんでした。最終的に決まったのは退職の1ヶ月前です。
それまでは、不安を抱えて落ち着かない毎日を過ごしました。
家族にしても同様の不安があったと思います。ある時、妻と退職後の住まいをどうしようか話をしたとき、妻が泣き出したことがありました。これから一体どうなるんだろう、と考えたら不安が高まり鳴いてしまったようです。
もし住むところが決まっていれば、退職後の生活もある程度見通しがつきます。でも、どこに住めるかがわからなければ、見通しも何も先のことなど考えられなくなるのです。
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社宅の場合はどうしたらいいか
借上社宅というのは、会社が不動産業者を介して大家と賃貸契約を結びます。私は、会社から住む場所を与えてもらっている、という状態です。
実際住んでいるのは私ですが、大家さんから見れば契約先は会社ですし、家賃を払っているのも会社なのです。大家さんからすると、私のことなど知りません、となるのです。
そんなわけですので会社を退職すれば当然会社とは縁が切れますから、その家には住めません。引越し先を考える必要が出てくるのです。
でもここで問題が発生します。
会社を退職すれば、無職になります。無職で家を貸してくれるところなどあるのでしょうか。あったとしても、今住んでいる所よりも、かなりランクを下げる必要がありそうです。
保証人にしても、会社を退職した40代無職のおっさんに喜んで引き受けてくれる人など、いるはずはありません。
無職でも借りれるか、保証人は?
八方塞がりのような状態になり、かなり悩みました。
悩んだ挙句、妻が不動産業者に相談しに行ってくれて、道が大きくひらけました。小さい子供を連れて退職とか無職というマイナスなワードを発したので、不動産屋さんから驚かれたそうですが、親切に対応してもらい解決のアイデアをもらうことができました。
会社と大家さんが賃貸契約を結ぶのが借り上げ社宅です。退職後に、会社から個人である私に契約先を変更すれば良いということでした。
つまり、今までは会社と大家さんで契約していたのを、退職後は私と大家さんが賃貸契約を結ぶというものです。
退職後無職や保証人の問題も案外簡単に解決できそうでした。
無職の場合は、銀行残高などを証明する書類などがあれば、一応の審査はあるようですが、問題なく契約までできそうです。
保証人については、今は保証会社というのが間に入ってくれるようです。年間いくらか支払う必要がありますが、保証人を探す手間を考えると非常にありがたい話です。
いろんな細かい規定とか審査があって、住む場所が最終確定するのは退職1ヶ月前ぐらいになるということです。
不安は残りますが、八方塞がりの状態から一歩抜け出せたような気持ちになりました。
夫婦の話し合いは重要
どこに住むかによって、退職後の生活が決まってきます。
子供の教育や学校の問題、仕事先や通勤の問題、引っ越しに関わるいろんな手続き。
自分ひとりだけの問題ではありません。家族全員に大きく影響してくる問題です。
細かいところまで夫婦で話し合うことが必要だと思います。長年連れ添ってきた夫婦といえども、やはり他人なのです。わかっているつもりでも、感性や考え方が食い違うことも多くあります。
意見が食い違う場合は、退職する側が譲歩するとうまくいきます。なぜなら、そもそもの原因は、退職することにあるのですから。
それに、生活に関わる判断は妻のほうが正しい場合が多いです。ここは、妻の言うとおりにして妻に花を持たせる格好にしておくと、退職後に何か悪いことがあっても、妻は味方になってくれるはずです。
https://40taishoku.com/jumbi/family/you-need-more-housework/
なるべく同じ環境を維持する
人によっては、せっかく退職したのだから、今までとは違う所に引っ越して心機一転やり直したいと思うかもしれません。
もしそういう方向で退職されるなら、それは素晴らしい決断だと思います。
でも、特にどこに住むかはっきり決めていない人は、心機一転新しい場所に引っ越すよりは、今まで住んでいた所に継続してする方をオススメします。
引っ越しせずにそのまま住み続けるのが一番です。いろんな事情で引っ越しせざるを得ない場合でも、なるべく同じような地域に住むのが良いと思います。
引っ越し代も馬鹿になりませんし、不慣れな土地でのスタートは特別不安なものです。その不安は、自分だけではなく、家族にも重くのしかかります。
前向きに探す。住まいは必ず見つかる
一時は八方塞がりになって、住まい探しに悩んでいた私ですが、いつも「必ず見つかる」と自分に言い聞かせていました。
様々な賃貸情報サイトに登録し、実際に物件を見に行ったこともありました。駅前にある不動屋さんにも何件かあたったこともあります。
結果的に賃貸契約の切替がうまく行って、今まで住んでいた家に住めることになりました。今でもその家に住んでいます。
退職日寸前ではありましたが、審査もすべて通ったと不動産業者から連絡が来た時は、感激で声が詰まって何もいえませんでした。その日は、めったに飲まないチュウハイを買って、ささやかなお祝いをしました。
