私はどうも協調性に欠けている面があるらしく、学生時代から人とうまくやることができない性格のようで、いつも人間関係で悩んでいました。
特に上司との人間関係が悪くなる事が多く、転勤や配置換えなどで最初に会ったときの印象が「この人は苦手」と思ってしまうと、その後はどんどん嫌いな感情が悪化。
向こうもそれに反応するらしく、どんどんこじれていく・・・・・・・・・。そんなことを繰り返していました。(最後はもう無理!ってなって辞めちゃったんですけど。)
ここからわかったのは、人間関係につまづく時には、決まって予兆があるということ。
私のパターンでいえば、「この人は苦手」という第一印象がその予兆に当たります。
この予兆に早い段階から自覚して、それ以上拡大させないことが、人間関係に悩まない秘訣ではないかと思います。
人間関係で悩んでしまう、その予兆について、私自身の経験から考えてみました。
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人間関係が悪化する前には、予兆がある

人間関係悪化の予兆とは?
人間関係が辛くなるには、実は予兆があります。
この予兆をうまく捉えていると、人間関係を悪化させるのをうまくコントロールできるようになります。
会社で毎日仕事をしていると、苦手な人や波長がうまく合わない人が必ず一人は出てきます。
最初は「苦手だな」とか「合わないな」ぐらいで思っていたのが、何かの拍子で「あの人が嫌い、もう会いたくない」とはっきり認識する時があります。この段階まで進むと人間関係に悩むことになります。
苦手という悪感情が、自分でも気づかないうちにちょっとずつ蓄積されていっているんです。同じ職場に居て、毎日顔を合わせていればいるほど、その蓄積量は増えていくわけです。
で、ある時閾値(しきいち)を超える時が来るんです。それが、「あの人苦手」と意識し出す時なんです。実はこの段階まで来てしまうと、もう引き返すことは無理です。「あの人苦手」「嫌な人」という感情はもう消えることなく、意識に定着しています。
悪感情はどんどん蓄積されていくのに加えて、「あの人苦手」とはっきり意識しているので、蓄積された悪感情も全て意識に上がってくるのです。こうなってくると、悪感情はどんどん増大していきます。最後はその人が視界に入るだけ、声が聞こえるだけで怒りの感情が吹き出してきます。
つまり、この「苦手だな」「合わないな」と感じた最初の時こそが、その人との人間関係が辛くなる予兆なのです。もしその人にあった最初の印象が、「苦手」とか「嫌だな」だったりしたら、要注意です。
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嫌な感情は増幅する
最初の印象が「苦手」「嫌」だった場合、悪いネガティブ感情を大きくしないようにコントールするのが肝心です。
無自覚にしていると、「苦手だな」「合わないな」という気持ちが自分の中に何回も繰り返されて蓄積されて行きます。
そしてこれが厄介なのですが、「嫌い」や「苦手」という感情が繰り返されると、嫌な感情はどんどん膨らんでいきます。
「苦手」という感情が蓄積されていくと、今度はその人の顔を見た瞬間に、この前の嫌な感じが瞬間的に呼び戻されて、ネガティブモード(戦闘モード)に変わってしまいます。
人間関係を辛くさせるスイッチが入る
さらにそれを続けていくと、声を聞いただけ、シルエットを見ただけ、その人の名前を聞いただけでも、その瞬間に戦闘モードに変わってしまいます。怒りの感情に火がついちゃうんです。
人によっては、その場から早く逃げ出したいとパニックになったりします。
パブロフの犬みたいに、条件反射的にネガティブなスイッチが入ってしまうのです。
こうなってくると、最後は取り返しのつかないところまで膨れ上がってしまい、もう元には戻りません。
いわばそのような予兆や前兆って、人間関係を辛くさせるスイッチのようなものです。
このスイッチが一度入ってしまったら、経験上もう元には治すのは難しいと思います。解決方法は、ただ一つあります。
もう2度と会わないことです。
でも会社のしごとであれば、それはなかなか難しい。
だからこそ、嫌な感情をこれ以上膨らませないようにするしかないんです。
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嫌いな感情をコントロールする方法

まずい食べ物を無理やり食べているからおかしくなる
人間関係が辛くなるのには予兆があります。
その予兆を感じたのに、無自覚でその人に接していくると、「嫌い」「苦手」という感情が記憶されていきます。
この記憶はもう消えることはありません。
ほら、まずい食べ物を一度口にしたら、もう2度と食べたいとは思わないでしょう。
これと同じで、一度「嫌い」「苦手」という感情が記憶されてしまったら、もう2度とその人には会いたいとは思いません。
でも仕事ではそれは許されませんよね。
なんとか気持ちをやりくりして、その人と接すると思います。
そうすると、さらに意識することが多くなり、嫌いな感情が増幅されていくのです。
まずいと知っていながら、どんどん口に放り込んでいる感じ。
仕事だから「嫌い」「苦手」という感情を外に出せないから、ネガティブな感情はどんどん体の中に溜まっていきます。
まずい食べ物を吐き出すことができず、どんどん飲み込んでいく感じです。
すると、その人を見ただけ、考えただけ、連想しただけで、マイナスの感情が呼び戻されて、無意識のうちに表情や態度に表れてしまうのです。
まずい食べものをどんどん飲み込んでいって、顔に苦痛の表情が浮かんだり、体中に冷や汗をかいているようなものです。
顔を合わすだけで、体全体に緊張が走りストレスが溜まっていくのです。
ではどうしたらよいのでしょうか。
嫌な感情は記憶しない(貯めない)
一番良い方法は、今後はその人と接触するのを避けること。
要は、まずい食べ物はもう2度と口にしないこと。
でも仕事なので、そんなことは到底無理ですよね。
出張や外出、営業などで嫌な人との同行だってあります。
どうしても嫌な感情と向き合うことになります。
その場合は、嫌な感情はすぐに吐き出すことです。飲み込んだりしてはいけません。
嫌だなと思ったら、すぐに友人や家族の人など親しい人に話したりして、ネガティブな感情は外に放り出してしまいましょう。
それがどうしても無理な場合は、その人の発言は真に受けないようにしましょう。その人の発言は、全部スルーするとか、放り投げる感覚で接した方が良いです。記憶に残さない感じ。全部忘れてしまうことです。
こうすることで、その人が嫌だという感情があまり拡大されず、なんとかやり過ごすことができます。
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コントロールできないほど悪化してしまったら

それでも悩んでしまう場合は、かなりネガティブな感情が溜まっているはずですから、その人がいなくなる気配がなければ、転職なども考える必要があると思います。
後悔しないためにも転職サイトは間違いないところを選びたいですね。経験上、1番良かったのはここです。

部署異動するのも効果はあります。ただし、同じ会社内なので、その嫌な人と接しないといけない場面もでてくる可能性があります。
その人と会う回数が減れば、人間関係に悩むこともその回数だけ少なくなります。
もう絶対顔も見たくない!という場合は、会社を辞めることも真剣に考えても良いと思います。
そこまでは至らない、という場合は、部署異動でも良いでしょう。
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