なぜ起業に失敗してしまうのでしょうか。起業失敗にはどんな原因があるのでしょうか?
何か原因や理由があれば、それらを避けることにより、失敗を防ぐことはできないのでしょうか?
起業に失敗して学んだ起業失敗の理由は、「事業モデルの理解欠如」「顧客軽視」「参入市場の誤り」の3つに絞ることができます。起業失敗理由というと、「集客」や「営業力不足」ということが言われますが、実際には集客や営業力不足の裏には失敗の原因があるのです。
どんなに時代が移り変わっても起業に失敗する人は常に一定数存在します。中小企業庁の廃業率を見ても、毎年2%強〜4%弱の範囲内で推移しています。データソース
あなたが将来この範囲の中に入らないとは限りません。
起業失敗の理由、失敗をどう防止するか、失敗したらどうなるのか。起業失敗に関する大まかなイメージを掴み、失敗の防止に役立てていただければ嬉しいです。
関連記事 40代で起業失敗した後で悟った11の教訓
経験から学んだ、起業失敗の3大要因
私自身の失敗経験から学んだ、起業に失敗する3つの大きな原因は次のとおりです。
(クリックすると記事にジャンプします。)
起業失敗理由というと、「集客」や「営業力不足」ということが言われます。しかし、実際は集客や営業力不足の裏には、上記のような要因が潜んでいます。
集客や営業するためには、やはり事業モデルやお客さんのことがよくわかっていないと、集客も営業もうまくいかないのです。(逆に言えば、事業モデルやお客さんのことを理解していれば、集客や営業も自動的に見えてくるものです。)
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1.事業モデルの理解欠如
[st-midasibox-intitle title=”ほとんどは「無知」が原因” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- 業界の知識が足りない
- 技術力が足りない
- お客さんの気持ちがわからない
- 事業計画が甘い
- 焦り
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起業に失敗する要因は、それこそ様々な書籍やネット上に情報があふれていますが、私の経験ではほとんどが「無知」にあると思います。
つまり、参入する業界の知識が圧倒的に不足していたり、技術力がなかったり、お客さんの気持ちがわからないといったことです。
十分な経験もなく「なんとなくできそうだ」という感覚だけで起業すると、痛い目に合う確率が非常に高くなります。
起業はそんなに甘いものではない、と思っておいたほうが良いです。
安易な素人商売は、必ず失敗を招きます。
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経験・ノウハウ不足を解決するにはフランチャイズ
経験やノウハウが無い異業種の分野で起業するには、フランチャイズでの独立起業が良いです。
フランチャイズは、すでに成功しているビジネスモデルをベースにしているので、経験やノウハウ不足をカバーしてくれるため失敗しにくいというメリットがあります。
フランチャイズは、こちらの「40代起業なら、フランチャイズがおすすめ」のページで書いています。フランチャイズのメリットや良いフランチャイズの探し方を紹介しています。
フランチャイズが嫌な場合は、経験豊富な業界を選ぶことです。
やはり未経験分野での起業は、リスクが高くやめておいたほうが無難です。
副業は、起業失敗防止に役立つか?
「起業前にしっかり副業して準備していれば、失敗しない」と思いますか?
賛否両論あるけど、私は、起業準備として必ずしも副業は正解ではないという意見です。
なぜかというと、私はガッツリ副業しましたが、起業後失敗してますから。
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ネットマーケティングの知識は必須
これから起業する場合は、ネットの知識は不可欠です。
起業後の集客ツールとしては、今やインターネットは欠かせない柱です。ホームページ制作はプログラミングの知識が無くても、やり方さえ知っていれば誰でもできます。
外部業者に発注する方法もありますが、立ち上げる時にかなりのお金が必要ですし、その後のメンテナンスにもお金がかかってきます。
検索順位が落ちてきたときのSEO対策や、セキュリティ対策など技術的な更新もあります。最近は動画配信で集客することも増えてきましたので、動画制作も外注すればかなりコストがかかります。
起業前にこういった知識をITスクールで学んでおけば、それだけ自分で対策できるので、金銭的にも時間的にもかなり節約することができます。
ITスクールだと、だいたいパソコン1台分ぐらいの費用で知識を習得できますが、起業後に業者に外注すれば、1回のメンテでパソコン1台分以上の金額を都度請求されることになります。
私は、インターネットのビジネスで起業しましたが、プログラミングやサーバーの知識が足りなくて、業者にかなりお金を取られました。今考えると、サラリーマン時代にきっちり勉強しておけばよかったと悔やんでいます。
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2.顧客軽視
起業に失敗する人は、頭ではお客さんのことを考えている「つもり」です。しかし実際にやっていることは、まったく見当外れなことをやっていることがほとんどです。空回りしていると言い換えても良いと思います。
お客さんを喜ばせる方法を考える
お客さんをどうやって喜ばせたら良いか、からまずは考えることです。
なにもアイデアが思い浮かばなかったら、それはかなりマズイですよ。
お客さんをどうやって喜ばせるかを考えるかというこは、お客さんのことをしっかりわかっていないとできないものです。お客さんの欲しいものは何か、何に価値を求めているのか、何をしたら楽しんでくれるのか、などなどお客さんのことを研究してから起業するべきです。
私もそうでしたが、失敗するときって、なにかを対策してもうまくお客さんにヒットしないことが多くなります。
なにをしてもお客さんからの何の反応も無いんです。虚しいですよー。でも、それはお客さんが何を喜ぶのか、わからないから。お客さんが喜ぶ方法がわかっていれば、空振りすることなんてありえないですよ。
起業前からこういうことをしっかり把握できていれば、失敗する確率も少なくなるでしょう。
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起業に失敗する人の共通点
世の中には成功する人と失敗する人がいます。
失敗ばかり繰り返す、私のような性格の人もいます。
そんな人の性格を分析してみると、失敗しやすい人の性格がわかってきます。
起業に失敗しやすい人の特徴を以下に4つ挙げてみます。
[st-midasibox-intitle title=”起業に失敗しやすい人” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- 頭でっかち
- あきらめが悪い
- 完璧主義
- 攻めよりも守り
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起業に失敗する人の一番の共通点は、「頭でっかち」になってしまっていることです。
本人はわかっているつもりになっているのですが、実際は理解不足だったり経験不足だったりして、本質的な理解をしていません。
他人から指摘を受けても、様々ないいわけをして言うことを聞こうととしません。
自分は決して間違っていないと信じてしまっているのです。
本当は、顧客ニーズなどまるでわかっていないのに、本人の頭の中では「お客様のために」改善を続けているんです。
ここがすごく難しいところで、本人はまったく気づかないんです。むしろ、「正しいことをやっているのになぜ成果が出ないのだ?」と、自分のひとりよがりの誤った考えをさらに推し進めてしまいます。
コストと時間をかけて、顧客ニーズとは全然別の方向を向いて突っ走ってしまうのです。
他人から見るとまったくの見当外れのことをしていて、滑稽でもあるんですが・・・・・・・・・。
私も実際に失敗に気づくまで、誤ったことを繰り返していました。当時は、絶対自分が間違っているとは思いませんでした。
起業に失敗する人の共通点という記事では、私の経験を元に失敗しがちな性格の人を分析しています。
ほとんど私自身の反省から書いていますが、この記事に当てはまる人は、失敗する確率がむちゃくちゃ高いと思います。自分がそうなっていないか、一度チェックしてみると良いでしょう。
楽することばかり考えない
効率とか合理性とか、そういうことばかり考えないほうが良いですよ。
成功方法ブログとかで、「南の島のリゾートかどっかで優雅なごはんを食べてます」、みたいな記事をよく見かけますが、あれって本当なんでしょうか?
本当に成功した人は、多分そんなことしていないし、もししていたとしてもブログとかSNSでアピールしないと思うんですけど。イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏はトイレ掃除ですよ。リゾートどころじゃないです。
楽することばっかり考えていると、お客さんよりも自分のことしか考えなくなりますからね。作業効率ばかり重視して、お客さんの満足がおろそかになって売上が減ってしまった企業なんていくらでもあるでしょう。
起業したてのビジネスなんて、あっという間に見向きもされなくなります。
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健康に気をつける
起業したら体が資本です。
あとちょっと、あとちょっとと仕事に没頭していると、すぐに足をすくわれます。
あなたが体を壊せば、その時点で即、ゲームオーバーにつながってしまいます。
そうなると、お客さんにも大変な迷惑がかかります。
治療には時間もかかりますし、費用もかかってしまいます。思わぬ事態に対処できずに止む無く撤退した人も多いです。
お客さんのためにも虫歯一本つくらない、そんな思いでいたほうが良いです。
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3.参入市場の誤り
[st-midasibox-intitle title=”起業に失敗しやすい業界” fontawesome=”fa-check-circle faa-ring animated” bordercolor=”#FFC107″ color=”” bgcolor=”#FFFDE7″ borderwidth=”” borderradius=”5″ titleweight=”bold” myclass=””]
- 新規参入しやすい業界
- 流行り廃りの激しい業界
- まだ大手が参入していない業界
- 一見ブルーオーシャンに見える業界
- 広告収入依存型の業界
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起業に失敗しやすい業界をまとめてみました。
これは、ほとんど私自身の起業失敗前後の経験から、独自に考えたリストです。起業のコンサルや専門家からすれば、ちょっと違う意見があるかも知れません。
しかし私にいわせれば、上のリストにあるような業界は、最初は良くても後から大きなしっぺ返しを喰らうことが十分起こりうる業界です。しかも、一度しっぺ返しを喰らってしまえば、突然死もあり得るレベルです。
上のリストにあるような業界は、あまり起業には向いていないかもしれません。
確実に失敗するビジネス
私が起業したビジネスは、まさに上にある5つのリストにある業界そのままでした。
起業前は、ニッチな業界だと思っていたんです。
事実、競合などほとんどいない状態でした。副業でもなんとかなるレベルだったんです。
しかし、起業したとたんに大手が次々に参入し、ごっそり市場ごと持っていかれました。起業したての個人ビジネスなど、かるく吹き飛ばされましたよ。
大手は怖いです。
起業前はブルーオーシャンと思っていても、突然レッドオーシャンになることがあります。
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本来やるべきことに集中する
「自分がやらなくても良いビジネスはしない」
あまり儲けがないときにやりがちなのですが、「金が儲かりそうだから」という理由で、やりたくもない仕事を始めちゃったりすることがあるんです。
そういう仕事は、最初のうちは良い方向に行くんですが、後々重荷になったりします。
せっかく起業したのに、お金のためにやりたくもない仕事をしなきゃいけないなんて、本末転倒もいいところです。
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