体は会社に行くことを完全に拒否していましたが、仕事に対しての責任感からなんとか出勤だけは続けていました。
その影響かどうかよくわからないのですが、目覚めるとすぐに吐き気と咳が出る日が続き、精神的にもだんだん追い込まれてきました。
吐き気がして咳が出る
朝の吐き気と咳は、本当に辛くて苦しいです。
乾いた咳が繰り返し出て、吐き気を催すのです。トイレに行っても実際は何も吐けません。
何かを吐けたらまだ落ち着くかもしれないですが、何も吐けないので中途半端な感じになります。
涙も出てきて、本当に情けない。おっさんなのに、さらに醜い。
出社拒否のひどい朝があったからこそ、40代での退職を決意できた
もう限界、と妻に伝える
あまりにも苦しい日が続くので、ある朝、妻に「もう限界だよ」と伝えました。
毎朝辛い思いをして出勤を続けるのは、もう無理だと思ったのです。
今までは仕事をしなければならないという責任感があったので、会社へ行きたくないとどんなに思っていても、決して休みませんでした。なんとかスーツに着替えて毎朝出勤していたのです。
そんな風にして、無理にでも出勤することに限界を感じたのでした。
もうこれ以上、自分に嘘をついてまで出勤したくない。いや、自分に嘘をついてまで生きたくない。そういう思いもありました。
自分の思うことと反対のことをやり続けるのがこんなに辛いこととは、今まで思ったこともありませんでした。
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理解してくれた
私の「もう限界だよ」と伝えたことに対して、妻は親身になってくれました。毎朝咳が続いていたことで心配してくれていたようです。
私の辛い気持ちをわかっているとも言ってくれました。妻に自分の辛い気持ちを話すと、気持ちが落ち着きました。
後になって妻に聞くと、私はこの時相当弱っていたようです。今にも自殺するんじゃないか、と思っていたようです。そんなに辛いなら会社を辞めるのもしょうがない、と思ってくれたようです。
この日から妻に何でも相談するようにしました。
それまでも退職については話をしてきましたが、ちょこちょこと小出しにて話をしていました。妻から退職について拒否反応が出ないように、話をするテーマを慎重に選んでいたのです。
今までは自分の中に悩みを抱え込みすぎていたのかもしれません。妻から理解を得られたこともあり、退職についての拒否反応を恐れる必要がなくなったのです。
結局咳と吐き気は退職するまで毎朝続きましたが、何でも妻に相談できたことで精神的にかなり楽になりました。
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会社を辞めたい理由を整理する
妻と退職について話を重ねていく中でわかったことがあります。それは、会社を辞めたくなった本当の理由です。
今まではなんとなく会社が嫌だ、会社を辞めたいと漠然と思っているだけでした。退職することについて妻と話をしているうちに、会社を辞めたい理由がうまく整理できていないことに気づいたのです。
2~3日程かけて考えてみました。
私の出した、会社を辞めたい理由はこうでした。
会社を辞めたい理由
会社が自分に期待していることと、自分のやりたい方向が一致しなくなってしまったから
会社が自分に期待していることというのは、これからどんな仕事ができるのか、会社でどんなポジションを目指せるのかといった所です。
自分のやりたい方向というのは、自分の事業で独立して生活して行きたいということです。
これが一致していれば何の問題もありません。そのまま会社で働けば良いです。ところがもう、一致しなくなってしまったのです。
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これからどう生きるか
今までは無理やりでも一致させようとしてきたのですが、それが毎朝の辛さに現れてきたのです。その結果、一致するのに限界を感じたのでした。
これが分かれば、次にとる行動は明快になってきます。
自分のやりたい方向と一致する会社に転職するか、自分で会社か事業を作るかです。私の場合は起業したかったので、自分で事業を行うことを考えました。