歴史にif(イフ)は無いというけれど、もし退職していなかったら今頃どうしているんだろう?
最近こんなことをよく考えています。
そこで、「退職していない自分」と「退職後の今の自分」とを比較してみることにしました。
退職したけど、まだ勇気が出ない方。
本当に退職してもいいのか悩む方。
今より良くなるのか、それとも悪くなるか不安な方。
退職後実際にどう変わったのかを知っていただき、退職について具体的に考えるきっかけになれば幸いです。
40代退職後に起業失敗。今の生活
私は、20年ほど勤めた会社を40才前半で退職しました。
退職後はIT系のビジネスでひとりで起業することに。
その後1年ほどで廃業。
今は貯金の切り崩しとバイトで生活しています。
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もちろんこのままの生活をずっと続けたいわけではないので、なんとか再起を図るべく奮闘の毎日を送っています。
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そんな毎日でありながら、もし退職してなかったら今頃一体どうなっていただろう?と、ふと想像する時があります。
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もし、あの時会社をやめていなかったら?
もしあの時退職していなかったら、今頃どうなっていたのだろう。
もしあのまま会社を辞めず、我慢して嫌な会社にしがみついていたら?
こう想像してみると、真っ先に思い浮かぶことがあります。
それは、
もしあの時退職していなかったら、
「今頃は、絶対後悔しているはず。」
ということです。
会社に居続ける自分を想像するだけで吐き気
もしまだ退職していなかったとしたら。
会社を辞めるに辞められず、今も悶々とした生活を続けているのは間違いありません。
何でもっと早く辞めなかったんだろう、こんな人生は嫌だと毎日辛い思いをしているはずです。
まだあの会社にいるなんて、想像するだけで吐き気がしてくるほどです。
思い切って退職して良かった
そのことからすれば、会社を辞めずに我慢し続けるより、退職後決して成功したわけじゃないけど、思い切って退職してよかったと思っています。
家族もいたし、社宅住まいで、両親から退職に反対もされたけど、自分としては会社を辞めてよかったと心からそう思います。
そこで、退職前と退職後でどう変わったのか、仕事面、家庭、お金、人間関係といった観点から、比較してみました。
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40代退職前と退職後どう変わったか比較
仕事面
もし退職していなかったら
上から仕事をやらされていると言う意識がある。
やりたくない仕事も、自分で無理やり納得させるしかない。
「仕事をしない理由」をすぐ考える。誰かがやってくれるだろう。という意識。
今の自分
自分でゼロから仕事を作って、大きく育てていく感覚がある。
うまく育たない時の苦労は大きいけど、仕事のありがたみを実感している。
家庭
もし退職していなかったら
多分、自分にしか目を向けず、家族のことは全部妻に任せていたかもしれない。
今の自分
家族の一人一人に目を配る余裕ができた。
お金
もし退職していなかったら
今の自分
人間関係
もし退職していなかったら
今の自分
嫌な人とは一切付き合わない。無理に付き合いを増やさない。
人間関係は自分でコントロールできている。
健康
もし退職していなかったら
今の自分
ストレス
もし退職してなかったら
ストレスだらけ。
上司との人間関係がさらに悪くなり、抑うつ症がひどくなっていたはず。
今の自分
人生の考え方
もし退職していなかったら
今の自分
こうなったら、次はこうして、と言う目標を立てて、それに前進していける。他人は他人。自分は自分。
常にいつ自分が死んでも良いと言う感覚。
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自分が本当に退職するなんて、悩んでいた頃は信じていなかった
本当は、自分は退職なんてできるとはあまり信じていなかったです。
退職する時、40歳超えてたし、家族もいた。子供も小学校入る前でした。
それに住んでいるところは社宅だったから、退職して住むところもわかりませんでした。
自分や妻の両親からも退職を反対されていました。
そもそも自分が起業しようとしているビジネスにも自分自身そんなに自信がなかったです。
それに自分は貯金残高が減って行くのを見るのが非常に辛いタイプで、どっちかといえば石橋を叩いて、叩いて、それでも渡らないタイプ。
そんな性格だから、本当に退職しちゃうなんて自分では信じていなかったように思います。
でもやっぱりどうしても会社を辞めたい一心でいたら、本当に辞めてしまった。
退職して成功しているわけではなく失敗の部類に入るけど、それでも退職して正解だったと思う。
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もし退職してなかったら、自分のことも他人事だったかも
退職後1年で廃業を決めた時は、ドン底でした。(精神的にも金銭的にも)
今は、貯金を切り崩しバイトを続けながら、少しずつ自分で稼げる範囲を増やしていっています。
今はそこに希望を見ています。
もしあの時退職していなかったら、金銭的には余裕あるけど、希望も何も無く、自分がなぜ生きているのかすらわからないに違いありません。
人間関係を恨み、仕事にも集中できず、会社組織からお荷物の人間になっていたかもしれません。
自分の人生に納得していない人間が、自分の人生に責任を持てるとは思えません。
家族はもちろん、自分の健康さえもどこか他人事にしてしまっているだろうからです。
退職後、会社の夢を見るときがあります
時々、以前の会社の夢を見ることがあります。一緒に仕事をしていた同僚の顔もあったりします。
会社の夢は、決まって悪夢。
目覚めた時、あー辞めてよかったなーって心底思うのです。
退職した今、金銭的な不自由さはあるけど、精神的な自由はかなりあります。(自分でスケジュールを完璧にコントロールできるし、何しろ仕事を休む、休まないを会社に言わなくても良い。)
あとは、何とかして自分でお金を稼げるようにすれば良いだけです。
もうね、あの時のアメリカ人のセリフは正しいと思う。
「嫌ならやめりゃーいいじゃん」
そうだよ。本当にそう思う。
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