最近気づいたことが有ります。
実際に退職する人と、ズルズル退職を先延ばしにしている人とでは、大きな違いがあるようなのです。
退職した人は、自分の家族が生活していくのに年間どのくらいの費用がかかるのか、退職前にザックリ把握していた人が多いようです。
そのため、たとえ1年間無収入だったとしてもどのくらいの貯蓄額があれば家族が生活していけるのかをだいたい予測できたので、結果として退職というリスクに前向きになることができました。
反対にズルズル会社員のままでいる人というのは、この計算を曖昧にしている人が多いようです。
自分の家族が年間どのくらい使っているのかわからないから、どのくらいのお金が必要なのかわからなくて不安になってしまい、退職をズルズル先延ばしにしてしまう傾向があるようなのです。
週末を利用して把握しておこう
ということで、自分の家族が年間どのくらい支出があるのかをこのタイミングで把握してみませんか?
退職するとしてもしないとしても、どっちに転んでも支出額がわかっていると何かと得すると思いますよ。
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年間の生活費を把握しておくことのメリット
財政状況がわかる
家計が赤字なのか黒字なのかがわかります。
赤字だったら節約しなきゃいけないし、黒字だったら貯蓄に回したり、特別な買い物や旅行に使うことができますよね。
不要な支出を減らせる
家計の中でどの支出項目が多いのかがわかるので、なんとか減らすことはできないかを検討することができます。
その結果、不要な支出を減らせることにつながります。
パパの地位向上
こういう作業は、家族の中でも父親が得意だと思うんですよ。
会社でもエクセルで数字を使うことも多いですからね。
会社でやっていることを家計にも応用することで、家計の無駄もスッキリ!!
今まで軽く扱われていたパパの地位も向上すること間違いなしです。
退職を前向きに考えることができる
年間の生活費がわかっていれば、退職後無収入だったとしても、貯金額から計算してどのくらいの期間生活できるのか把握することができます。
無収入でも生活できる期間がわかっていると、退職を前向きに考えられるようになります。
「案外いけるかも?」と思うかもしれません。
「貯金が足りなくて、ちょっと無理だなあ」と思う場合もあるかもしれません。
その場合は、いくら貯金すればいいのかがわかるので、「じゃあ貯金しよう」という話に繋げることができるのです。
前向きでしょ。
計算してみよう!
エクセルで簡単に計算することができます。
といっても、どうやって計算したら良いかわからないという方も多いと思います。
そうなんです。
実際計算を始めてくるとややこしい部分がでてきたりして、結構面倒くさかったりします。
EXCELテンプレート
そこで、わかりやすいように雛形を用意しておきました。
これは、私が実際使ったものを少し改良したものです。
だいたいどの家庭にも共通するような支出項目を網羅していると思いますので、取りこぼしも少なくて済むと思います。
もし、ご家庭の実態に合わないようであれば自由に修正して使ってくださいね。
簡単な解説
横軸が時間軸(「月」)をとって、縦軸に支出項目をおいています。
時間軸は、1月~12月まで。
支出項目は、家賃とか光熱費とかです。少項目もありますので、細かく費用を管理できます。
月別にしている理由は、月ごとにイベントがあったり、季節要因で光熱費が変わるからです。(夏と冬は電気代がかかり、冬はガス代がかかるといったように)
といっても、1円単位で細かく入力する必要はありません。
千円単位でザックリで構わないので、入力してみてください。(だいたいの感覚で良いので)
会社員時代の費用と退職後の費用
支出項目は、「会社員時代の費用」と「退職後にかかる費用」に大きく2つに分けてあります。
なぜ分けているかというと、2つが一緒になっているとごっちゃになって混乱するからです。
退職前と退職後と分けるとメリハリが効いて、退職への道筋ができたように思うことが出来ます。
個人事業主の場合
「退職後にかかる費用」というのは、主に個人事業主で起業される方が対象です。
健康保険や年金、所得税や市民税も自分で支払う必要があります。
しっかり組み入れておきたいですね。
https://40taishoku.com/family/nini-keizoku/
といっても退職前の段階なので、金額はよくわからないと思います。
まあ、ここはあまりシビアにならず、少し多めに入力しておくと良いです。(会社員時代の倍ぐらいの金額が目安。実際は、そんなにかかりませんが)
フランチャイズでの独立の場合
フランチャイズでの独立の場合は、FC加盟店ごとに制度が違ってくるので、事前に確かめておいた方が良いですね。
転職する場合
転職の場合は、どのくらいの生活費が必要かを把握しておけば、自分の希望する仕事を年収と絡めて探すことができるようになります。
転職情報サイトでは希望年収額を掲載しているところも多いですので、事前に登録して確認しておくと良いかもしれません。
入力するコツ
金額を正確に入力しようとすると、とても面倒なことになりますので、まずはザックリの数字で良いです。
会社で予算を組む感じと言ったらわかりやすいでしょうか。
予算と聞いて、鋭い方はピンと来たかも知れません。
そうです。
年間生活費を把握するというこは、家計の年間予算を把握することと同じです。
会社でも、年度開始前に次年度の予算を立てると思います。
逆に予算を立てないと、次年度の計画が立てられませんよね。
家計も一緒です。
予算が決まっていないと、退職という次のステップへの計画が立てられないのです。
そういう意味からも家計を把握している人は、把握していない人に比べて実際に退職へ踏み切ることができるのでしょう。
家計を制するものは、退職も制す
40代退職のリアル
ということで、今週末は年間の家計費用を組み立ててみてはいかがでしょうか?
「はやく会社辞めたい」と嘆いていても何も始まりません。
何かしら行動を起こしてみると、見えてくることも多いです。
https://40taishoku.com/taishoku-decision/quit-first-or-earn-first/