会社に行きたくない日やつらい朝が増えていませんか?
毎日のように「会社行きたくない!」と拒否反応がでて、つらい朝を過ごしているようなら、体が危険信号を発しているサインです。すぐに何かを変える必要があります。
出社拒否とは、会社に行きたくない、会社を休みたいという気持ちが強い状態のことです。会社に行くことへの拒否反応が強く出ます。
会社に行きたくない!でも行かなきゃ!という心の葛藤が、さらに出社拒否の気持ちを強くします。
私は退職する前に仕事行きたくない出社拒否を繰り返してきました。
私が会社に行きたくないと思った理由は、人間関係と会社の商品が好きになれなかったことの2つでした。
私の経験からすると、出社拒否の気持ちが強い時は「休息が必要」という無意識からのサインであることが多いです。現在の方向性に限界を感じていて、心身共に疲れています。どこかで無理をしていたり、負担が大きくかかっていることが多いのです。
会社に行きたくない気持ちが強くなって出社拒否までいくと、強い吐き気や咳などの身体的な拒否反応や拒絶感を感じ、会社に行けなくなってしまいます。なかなか他人からはわからないため、出社拒否は本人にとってはとてもつらい状態です。
会社に行きたくない、出社拒否の強い気持ちの日こそ、なるべく休息をとるようにして、どこかに無理が生じていないか自分自身に問いかけるようにしてみてください。
このページでは、「会社に行きたくない」という出社拒否の気持ちが強いときの対処方法について説明しています。実際に私がやってみて役に立った方法でもあります。
出社拒否とは?
出社拒否の概容
出社拒否とは、会社に行きたくない、会社を休みたいという気持ちが強い状態のことです。
そういう気持ちが強いのに、仕事に行かなければならない、という気持ちが自分の気持ちを引き裂くのです。
会社に行きたくない!でも行かなきゃ!という心の葛藤があるので、出社拒否の気持ちを強くします。
自分の中でどうしたらいいかわからなくて、パニックになっている状態とも言えるでしょう。
これは私の場合ですが、強烈な不安で、吐き気が出てきて、おなかの底から吐き出すように咳が出てきます。空咳のような感じで、涙も出るときがあります。(私の詳しい出社拒否の症状は、このページの中程で紹介しています。)
このような会社に行きたくない!と強く思う出社拒否は、「自分ではもうこれ以上抱え込みきれない。助けてくれ!」という、無意識からのSOSのサインでもあるのです。
少なくともそういう風に考えた方が良いです。悩みの感情がかなり溜まっていて、精神的にも疲れています。
精神的に追い詰められている状態
本人としては自覚しているかどうかに関わらず、精神的に無茶苦茶追い詰められていて、会社を休まないと死んでしまう!という状況です。
私も「助けて!」「誰か助けて!」って心のなかで何回も叫びました。
心の中はもう限界なんです。でも頭では無理やり「仕事に行かなきゃいけない!」って思ってるんです。
そんなときに、自分の感情を殺して無理やり会社に行くべきじゃないですよ。
今は、「自分が思っているやりたいこと(仕事休みたい)」と「実際にやっていること(でも行かなければならない)」のギャップがどんどん大きくなっています。このギャップが大きくなると、うつ病に発展することもあります。
自分の心が引き裂かれてしまって、本当に病気になってしまいますよ。
だから、会社に行きたくないと強く思うときは、あなたの心が必死にブレーキを踏んでくれているんです。出社拒否することで、あなたがこれ以上無理をして、病気にならないように守ってくれているのです。
体がSOSサインを出している
会社に行きたくないときは、それはあなたが疲れているサインです。
今の状態に疲れていて、何かを変える必要が出てきているサインです。
でも「何を変えるのか」というところは、そこまで自覚はしていないはず。
何かはわからないけど、行き詰まっている。そういうことを、あなたの体がサインを出しているんです。
まずは、そのサインが出ていることに気づいてあげましょう。
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出社拒否しやすい人の性格
出社拒否しやすい人
- がんばり屋さん
- プライドが高い
- やさしい
- 人の意見に流されやすい
- 若干視野が狭い
出社拒否しやすい人は、プライドが高く、目標を高く設定して、目標に向かって努力している人です。私もそんなタイプの人間でした。
しかしプライドが高いため、今の自分の状態を否定しがちです。早く今の状況から脱却しようとさらに努力しますが、なかなか思うようには行きません。
さらに、自分の考えより他人の意見を尊重してしまい、自分で考えたことをなかなか実行できません。他人のちょっとした意見や世間の常識といったものに、囚われてしまうのです。
また、本当にやりたいことを早く達成しようと焦るあまり、今置かれている現実を前向きに受け入れることができません。その結果、物事を広い視野で考えることができず、さらに今の現実から逃避したくなっていきます。
出社拒否の原因
出社拒否となる原因
ポイント
- やりたいことと現実のギャップが大きい
- 人間関係(上司が嫌)
- どうしても会社の商品を好きになれない
なぜ会社に行きたくないと思うのでしょうのか?
通常は「人間関係」や「仕事が好きになれない」といったことが一般に言われることですが、私の経験では、「本当にやりたいこと」と「現実にやっていること」との差が大きくなりすぎて手に負えなくなってきたときが一番大きな原因です。
やりたいことと現実のギャップが大きい
私の経験では、「本当にやりたいこと」と「現実にやっていること」とのギャップが大きすぎるときに会社に行きたくないと思い始めます。
そのギャップを埋めようと努力するけどなかなか埋められない場合に、自分の人生に失望を感じて会社に行くのが嫌になってしまうのです。
本当はIT分野の仕事をしたいのに、現実は物流の仕事をしている
例えば、本当はIT分野で起業したいのに、現実は物流会社の営業職をしている人です。
営業先で会社の商品をアピールするけど、内心は起業のことばかり考えていて、仕事に身が入りません。
こういう場合が 「本当にやりたいこと」と「現実にやっていること」とのギャップが大きいということです。
家族もいるし、住宅ローンもあるから、なかなか退職には踏み切れません。転職しようにも年齢の問題でなかなか行動できないのです。
もし閉塞感を感じている場合は、 ギャップを埋めることができない失望感も加わります。
他にも、自分はもっと仕事ができると思っているのに、現実ではたいして仕事ができなくて、上司や同僚の希望に沿えることができなかった場合なども該当するでしょう。
うつ病の原因にもなる
あまりこのギャップが大きいと、うつ病の原因になったりすることもあります。
私は、出社拒否の症状が出てきたことをきっかけにして、心療内科に通うことになり、抑うつ症と診断されました。
出社拒否の気持ちの強いときこそ、無視せずに一度自分の心に耳を傾けてください。1分で良いです。
「なんで会社行きたくないのかな?」と自分自身に問いかけてください。
きっと思い当たることが有るはずです。
人間関係(上司が嫌など)
上記のようなギャップがあると、仕事もつまらなく感じます。
仕事がつまらないので、仕事をふってくる上司や同僚も鬱陶しく感じるようになります。
本当はもっと好きなことをしたいのに、嫌いな仕事をどんどん押し付けてくる嫌な上司と思うようになります。わたしも上司がすごく嫌だったんです。
一度このような感情をもつと、嫌いな感情がどんどん増幅していき、もう後戻りできないほどになります。
人間関係が悪化するメカニズムについては、こちらの「人間関係が悪化する予兆とコントロールする方法」のページに詳しく書いています。
仕事が好きになれない
上記ようなギャップがあると、だんだんと仕事自体にも嫌気がさしてくるようになります。
会社の商品の仕事をするよりも他の仕事をしたい気持ちが強く、今の仕事をやるしかない自分がひどく惨めに思えてしまいます。
しかし40歳も過ぎて家族もいるので、辞めるに辞められません。会社に行かなければならないのです。
でも、行きたくない。
だんだんこの葛藤が強くなっていき、最終的に出社拒否につながっていきます。
どうしても会社に行けなくなってきます。
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私の経験した出社拒否の症状「不眠・咳・吐き気」
以下の3つが、私が経験した出社拒否の症状です。会社に行きたくない気持ちが徐々に強くなり、不眠の症状が出てきて、咳や吐き気が止まらなくなりました。本当に体が拒否反応している感じなんです。
- 不眠(早朝覚醒)
- 朝になると咳が止まらなくなる
- 吐き気
本人にとっては、非常につらいです。
つらい症状があるのは、会社に行く平日の朝だけです。夕方になると、ケロッとすることが多いです。そのため、「会社を休む必要などない」「気分の問題だ」「逃げているだけだ」「弱い証拠」といった誤ったレッテルを貼られやすいのです。
私は、不眠や出社拒否をきっかけにして家族の了解のもとでメンタルクリニックに通い、抑うつ症と診断されました。
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不眠(早朝覚醒)
今から思えば出社拒否になる前段階として、不眠(早朝覚醒)がありました。
普段なら午前6時頃に目が覚めるのですが、不安感で午前3時頃に目が覚めてしまい、そこから朝まで眠れなくなります。
翌日は仕事があるのできちんと睡眠を取っておきたいと思うのですが、不安感でまったく眠れないのです。そのあたりの詳しいことは、こちらの「40代男性を襲う、朝の憂鬱。早朝覚醒のリアル」のページで書いています。同じような症状のある方は参考にしていただければ嬉しいです。
あまりにもつらいのでメンタルクリニックに通い、デパスなどの不安を取り除いてくれる薬を服用しましたが、あまり効きませんでした。メンタルクリニックに通った話は、こちらの「心療内科受診は、つらい現状を打開するための最初のステップになる」のページに書いています。
朝になると咳が止まらなくなる
早朝覚醒で眠れずに朝まで過ごし、あたりが明るくなってくると、咳が出てきました。
別に風邪をひいたわけではありません。
なにか体の中のものを追い払おうと、強い咳が出るのです。たんが絡むような湿った咳ではなく、カラカラに乾いた咳です。
咳が出すぎて涙が出てきます。咳が止まらないので、家族も心配し始めます。
吐き気
目が覚めると同時に、会社の嫌なことが頭にちらついて吐き気を催してしまうのです。
朝食など食べられる感じではないので、当然胃の中には吐くモノはなにもありません。起きてすぐトイレに駆けこんで便器を抱え込むのって、ものすごく情けない気分になります。
トイレにうずくまり、涙を流しなら吐き気と向き合いました。胃液が出るほどの吐き気は、しょっちゅうでした。
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会社行きたくない!出社拒否から復活するにはまず休むこと
無理せず休もう!
会社に行きたくない気持ちが強くなってきた場合、どうしたら良いのでしょう?
会社に行きたくない気持ちが強いということは、「心身共に疲れている」というサインです。あなたが疲れを自覚している、いないに関わらず、何か行き詰っていることを無意識のうちに体が教えてくれている証拠でもあるのです。疲れていたら、一旦休んで休憩しましょう。
無理に出社するより、思い切って一日休んでしまったほうが、精神的にも負担をかけず、その結果仕事のパフォーマンスも向上します。
私もつらいときは、なるべく会社を休むようにしていました。こちらの会社に行きたくない日の休み方の記事のページでは、私の体験を元に会社への休む理由や休んだ日の過ごし方を書いています。
なぜ会社を休んだほうが良いのか?
でもなぜ会社を休んでしまったほうが良いのでしょうか。
例えば、重い荷物をずっと持っていたら、体が疲れてきますよね。
そうしたらどうしますか?
体が疲れてきたら、一旦荷物を地面におろして休憩するでしょう。
または、ずっとパソコンやスマホの画面を見ていたら目が疲れてくることがありますね。
目が疲れてきたら、画面から目を離して目を休めるでしょう。
それと一緒です。
出社拒否の気持ちが強いということは、心身共に疲れています。疲れていたら、一旦は休憩するのが普通です。
あなたが疲れを自覚している、いないに関わらず、何か行き詰っていることを無意識のうちに体が教えてくれている証拠でもあるのです。
会社に行きたくない気持ちの強いときは、ブレーキを踏んで一度停止するのが正解です。そして、なんで会社に行きたくないのか、自分に問いかけて見るようにしてください。
休む時は、スマホを取って、会社に電話するだけです。そして、「体調が悪い」「熱がある」「病院に行く」などと言って休みの許可を得てください。
3分あれば、すべて完了。あとはベットに寝転んだり、外の景色を見たり、コーヒーでも飲みながら、自分との会話を楽しんでみてください。
休むのは、会社員の特権
会社行くのがどうしても嫌な日は、スッパリ休むべきです。40代の会社人間としては、絶対やるべきです。断言します。どうせ消化しきれない有休がたくさんあるんだから、使わなければ損ですよ。
会社を休む理由は、オーソドックスなものでいいんです。「体調悪い、風邪引いた」をいろいろアレンジすればいいんです。
第一、会社の方も適当に聞いてますから。一日休むぐらい、別に平気です。
病気になる前に、休もう!
会社員のいいところは、「明日がある」ってことです。
会社員にとって、「明日」というのは魔法の言葉ですよ。1日ぐらい仕事が遅れても、「明日」という言葉を出せば許されたりしますから。
這ってでも出社しろ!とは、言いませんよ。何かあっても「明日」というジョーカーを出せばいいんですよ。
会社が嫌な日というのは、「自分の体全体で拒否している」と考えたほうがいいです。何もなければ、「会社行きたくない」なんて思わないですからね。罪悪感なんて感じなくていいんです。まあ、感じても30分ぐらいで無くなりますけどね。
無理に会社に行きつづけて精神的に病んでしまったら、それこそ問題ですよ。この先人生は長いんです。生き急いでも始まりませんよ。
なかなか会社を休めないときはどうする?
なかなか会社を休めない?
そういうときもあるでしょう。なかなか会社を休めないというときは、休みたいという気持ちを我慢して出社しましょう。そういうときに無理して休めば罪悪感が強くなってしまうからです。
そしてあらためて有給休暇を申請してください。そうすれば堂々と休めますからね。そしてその日は一日、自分に問いかける日にしてください。
会社を休んでやりたいことをやってみよう!
1日会社を休んで、自分になぜ会社に行きたくないのか問いかけても、なかなか答えが見えてこない場合があります。
そういうときは、焦らないことです。
何回も自分に問いかける時間を作るようにしてください。
それでもなんとなくしっくりしたい時があるかもしれません。
そういうときは、思い切って自分のやりたいことをやる日をもうけることおすすめします。
つらい会社のことはちょっと横においておいて、これまで我慢していてやれなかったことをやってみてはどうでしょうか。
結果がどうあれ、これまでの自分を見つめ直す良いきっかけになります。
私は、出社拒否の気持ちが強くなってきたら、有給休暇を取って、これまでできなかったことをいろいろやってみました。
美術館めぐりをしてみたり、昔のアニメを観まくったり、ロックのライブに行ったりしました。退職後は起業して独立したかったので、レンタルオフィスを借りて、一日そこで過ごしたこともあります。
やりたいことを我慢していたり、封印してしまっていませんか?
会社が辛くなってきたら、自分のやりたいことをやってみましょう。新しい発見をすることもありますし、これからの自分の生き方みたいなものを考える良いきっかけとなります。
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「なんとかなる」気を楽に持とう
会社の仕事は、あなたが1日か2日休んだぐらい休んだぐらいで倒産することはありません。
あなたが休めば、誰かがかならず埋め合わせしてくれます。
なんとかなります。本当になんとかなります。
大丈夫です。
それよりも体の方が大事です。
ここで体を壊してしまったら、体調が戻るまで長い時間かかってしまいます。
出社拒否のつらいときは、半日でも良いから休んだほうが良いです。
仕事はあとで取り戻せます。
あまり思いつめないで、気を楽に持ちましょう。
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みんなが働いているのに、自分だけ休んでしまった・・・・・・。
短期的にみれば、出社拒否ってネガティブに捉えがちです。
でも長い目で見れば、出社拒否を乗り越えることで、会社にとってもあなたにとっても(そして家族にとっても)、必ず良い方向に向くはずです。
なぜなら、会社を休んでリセットしたあなたの気持ちはむしろスッキリしてるからです。だから仕事もスムーズ。イライラもしません。
もし無理して出社していれば、ちょっと仕事が増えたくらいで怒りを倍増させていたかもしれません。それが原因でストレスとなり、体調を崩していかもしれませんよ。
体調を崩せば仕事どころではありませんから、会社にも家族にも迷惑がかかります。
だからネガティブに捉える必要はないです。むしろ「ここから良くなる」ぐらいで考えたほうが良いと考えています。
出社拒否したからこそ、もっと悪い方向に行かなくて済んだ、ぐらいの意識で良いです。
事実、私も出社拒否をしてから、絶対無理だと思っていた「退職→起業」にむけて動き出す事ができました。
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一応会社へは連絡しとこう
会社行きたくないというときでも、休む場合は連絡するべき。
電話でもメールでも良いので、なんらかの形で会社には伝えるべきです。
なぜなら、同僚や取引先など、あなたが休んだことで迷惑を受ける人が多く出てしまうからです。
でも、きちんと会社へ連絡することにより、迷惑を受ける人を最小限にすることができます。
つらいのは、会社へ連絡する数分だけです。
連絡が終わってしまえば、その日一日はゆっくりできます。
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休むと良い事が起きる?
あなたが一日休んでも、誰にも迷惑はかかりません。むしろ、良いことの方が多くなります。その良いこととは、同僚や取引先、時には上司まで、「あ、簡単に休めるんだ」というメッセージを伝えることができる、ということです。
そうやって、ちょこちょこと休むことを繰り返していたら、私の職場でも休みやすい雰囲気に自然となりました。まあ、仕事に穴を開けてしまうぐらい休み過ぎるのは問題ですが、業務遂行上支障無いレベルで一日ぐらい休むのは、絶対「有り」です。
一日休むだけで、気分は全然違います。リフレッシュしますよ。そして、一日ぐらい休んでも、まったく問題ありません。職場の雰囲気も良くなるぐらいです。
思い切って休みましょう!
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その他のつらい出社拒否反応の解消方法
ポイント
- 立ち止まってみる
- 頑張らない
- ポジティブ思考を止める
- 自分を変える勇気を持つ
- 本を読む
- メンタルクリニックの受診
つらい出社拒否反応が出たときは、まずは休むことに尽きるのですが、それでも足りないと言う場合は、上記の解消方法も試してみてください。
私も実際にやってみて、解消に役立った方法です。
一度立ち止まってみる
会社に行きたくないときって、現実と理想のギャップが大きくなってきて、自分ではどうしようもなくなってきたときです。
そういうときは、ちょっと一休み。力を抜いて、一度立ち止まってみることです。
具体的には、「〜しなければならない」「自分の理想に少しでも近づく努力が必要」といった理想への努力を、休んでいる間だけ手放してみるのです。
そしてその上で、不安に思っている最悪な出来事を考えてみてください。
最悪な出来事を考えてみると、そういうことになった場合の対処方法も一緒に考えることになるので、不安要素を減らすことができます。
不安要素が減れば、減った分だけ勇気が出てきます。
出社拒否の強いときは、頑張らない
今自分がやっている仕事の量を減らすようにしてください。これは別に上司に頼んで減らしてもらうのではなく、自分の裁量の範囲で減らしていきます。
自分がやらなくて良い仕事を抱えてしまっていませんか?人に振れる仕事はどんどん振ってください。
そんなに重要ではないイベントにたくさん参加してしまっていませんか? 参加するイベントの数を減らしてみてください。
こんな風に少しずつ頑張らない方向に向かっていくと、今の現実のつらさが少し解消されて、理想とのバランスがとれてきます。
ポジティブ思考から降りる
これは、「頑張らない」と同じような意味ですが、特に重要なポイントだと思うので、ひとつの項目にしました。
現代社会では、ポジティブ思考は良いこととされているので、そこから降りることはそう簡単なことでは無いかもしれません。
しかし、これまでポジティブ思考で頑張ってきたからこそ、今の辛い状態に陥っているのではないでしょうか。
ポジティブ思考の「がんばればきっとよくなる」「1ミリでも前に進む」という考え方は余裕のあるときは多少の効果があると思いますが、出社拒否のような辛い状態のときは自分を苦しめてくる爆弾に変わります。
特にSNSを見るのはしばらくの間休んだほうがいいです。できれば、インターネットにアクセスすること自体を休んだ方がいいぐらいです。
ポテトチップスやアイスクリームを買い込んで、好きな音楽を聴いて、好きな漫画やアニメを観て、のんびり過ごしましょう。
ちなみに、ポジティブ思考で頑張りすぎで疲れた人に良い本はこちら。この本読んで、過剰なポジティブ思考信仰は不幸の元かも?と思うようになりました。一回読んでみてください。
本を読む
不安な気持ちで胸が一杯なときは、読むことで不安を解消してくれる本を読むのがおすすめです。
私も苦しくてしょうがないときは、本を読むことで勇気をもらっていました。
オススメの本をこちらで紹介していますので、気になったタイトルがあれば是非読んでみてください。
メンタルクリニックの受診
なかなか気持ちをリセットできない、出社拒否を繰り返してしまっている、精神的につらい状況が続いている・・・・・・。
そんなときは、心療内科(メンタルヘルスクリニック)を受診すると良いです。
私も出社拒否がきっかけで心療内科を受診しました。
いきなり受診するのが怖い方は、市町村などでやっている電話相談でも良いと思います。でも、電話相談したところで結局心療内科の受診を勧められるとは思います。とは言え、なにもしないよりはかなりマシなので、つらい人は絶対電話した方が良いです。
心療内科は、予約制のところが多いですが、オススメは予約なしでも受診できるところです。予約制だと、いざ予約した日が気分が良い日だったりすると、わざわざ行かなくてもいいか、と思ってしまうので。
布団から出ない
1日中布団をかぶって、落ち込むだけ落ち込むということもやったことがあります。
朝はものすごくつらいんですが、お昼を過ぎたころにはだんだん気分が落ち着いてきます。
それでも何もやる気が無くて、一日中寝ていたことがあります。
3日ぐらい布団をかぶっていると、エネルギーが充填されるのでしょうか、そのうちいろいろとやってみたいことのアイデアが浮かんできて、じっとしていられなくなります。
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出社拒否の効用(人生がプラスに変わるきっかけ)
出社拒否というと、ものすごいネガティブなことに感じて、自分の人生終わったとか、詰んだとか考えてしまいがちですが、そんなことはありません。
考え方ひとつで、人生が変わるきっかけにすることもできます。
実は私は出社拒否をしたことで、長く迷っていた退職の決断ができて、ずっとやりたかった起業を実現することができたんです。
出社拒否が自分を変えるきっかけになった
退職前の3年間は、毎日地獄の朝を過ごしていました。
「会社に行きたくない」という強い気持ちから咳が出てきて、吐き気もひどくトイレにこもりきりでした。早朝覚醒という不眠症にも悩まされ、このつらさはいつまで続くのかと、絶望的な気持ちになっていました。
でもね、このつらさがきっかけとなって退職する方向に進んでいった気がします。毎朝吐き気を催すということは、このまま会社に居る自分を自分自身で拒否していることなんだ、と気づいたんです。
出社拒否はとてもつらいですが、今から考えれば実は人生の転機だったのかもしれません。考え方を変えれば、つらい出社拒否にも希望が見えてきます。
- つらさを家族に理解してもらえた
- 会社を辞める決心ができた
つらさを家族に理解してもらえた
ある朝、トイレでゲーゲーやっているところを見かねた妻が、「今日は休んだら?」と言ってくれました。
最初は「休めるわけねーだろー!」と反発する心があったのですが、心のどこかでホッとする気持ちもありました。
家族の生活を支えている自分が出社拒否しているなんて、家族には自分の口からはなかなか言えません。出社拒否は非常に内面的なものですから、私が誰かに訴えない限り、誰も気づかないのです。
もし、トイレで吐いていなかったら、誰も自分が出社拒否していることをわからないはずです。
メンタルクリニックに行き始めた私を見て、「そんなに悩んでいるのがわからなかった」と言われました。そのくらい、出社拒否で悩んでいることは他の人には分かりづらいのです。
つらさを家族から理解してもらえるようになり、会社も休みやすくなり、また退職を決意して家族に打ち明けたときも理解してもらえるようになりました。
会社を辞める決心ができた
出社拒否の気持ちが強いときは、人生の軌道修正のタイミングでもあります。
でも、人生の軌道修正って、言葉では簡単ですが、実際に行うにはかなりの勇気が必要です。
人生の軌道修正をするということは、つまり自分を変える勇気が必要ということです。その勇気がなかなか出せないので、出社拒否でごまかしている人もいます。
私の場合は、「会社を辞めること」でした。決断するには、かなりの勇気が必要でした。
しかし、いつまでも放っておくことはできません。いつまでも出社拒否の気持ちをズルズル持ちたくなかったんです。このまま出社拒否を続けていれば、自分が壊れてしまうと感じていました。
もしかすると、出社拒否の気持ちが強くなってきたということは、「会社を辞める」ということに本当に向き合う必要が出てきたということかもしれません。
私は、この時点から退職することを真剣に考えるようになりました。
やろうと思っていて、なかなかできていないことはありませんか?
新しいことを始めることで、突破口が見つかることもよくあることです。
出社拒否は人生の軌道修正のタイミングでもあります。
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