私は新卒で入社した20代からずっと会社に違和感を感じていました。
「なんか違う、自分のやりたい仕事をしていない」と感じていました。
「会社を辞めたい」と両親や友人に相談したこともあります。
でも「置かれたところで咲きなさい」のようなニュアンスで、会社は辞めずに頑張れと説得されました。
自分自身としても、退職するのが怖かったんです。
内心では会社を辞めたくてしょうがないのに、ずっと自分に嘘をついて来ました。
だからズルズルと時間だけが過ぎてしまい、気がつけば40歳を過ぎていました。
40代になって、もう人生どうにもならなくなり、ついに退職する決心をしたんです。でも40代になれば家族もいますし、年齢も若くありません。退職してできることも限られてきています。
もう少し若いときにきちんと退職したい気持ちに向き合い、決断ができていれば、また違った人生になっただろうと、今とても悔やんでいます。
どうしてもっと若いうちから自分の生き方や働き方を真剣に考えなかったんだろう? そうすれば、今までズルズル悩んできた時間を無駄することなかったのに。
もし今、自分のやりたい仕事ができていない、もっと他のことをしたい、人間関係で行き詰まっているなど悩みを抱えているなら、まだ身軽なうちに解決しておくことをお勧めします。
もっと若いうちにやっておけばよかった、と後悔していることを紹介します。
後悔しないためにも転職サイトは間違いないところを選びたいですね。経験上、1番良かったのはここです。
悩みは消えずに残り続ける
悩みや違和感というのは、放っておくと時間とともに大きくなっていきます。
今は良くても、これから先何十年後になって、ツケを支払う時がいつか必ずやってくるのです。
自分の人生、本当にこれでよかったのかと悔やんでも、時すでに遅しという場合もあります。
家族、会社、お金などのことでがんじがらめになり、身動き取れなくなっていることもあるからです。
そうなってからの軌道修正は、やってやれないことはありませんが、支払うリスクは非常に大きなものになります。
私も40代を迎えるにあたって、今まで放置していた悩みが自分を苦しめました。
若ければ若いほど、軌道修正できる時間が残っています。
できるだけ早い時期に取り組むことをおすすめします。
たくさんのことをいっぺんにやろうとすると混乱してしまうので、ひとつひとつできるところからやってみると良いでしょう。
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自分年表を作る
若いうちにしておけばよかったと思うことで、やっておけば置けばよかったと思うもの代表格が、この自分年表の作成です。
これを作っているか、作っていないかで人生の目標の持ち方というのが変わってくるのではないでしょうか。
私は40代過ぎてからやっと自分の年表を作ったぐらいです。自分年表を作って初めて、真剣に退職を考えることができるようになったんです。
今までずっと起業したかったけど、ずっと先送りしていたことに気づいたんです。今なにもしなければ、これから定年までずっとこのままだ・・・・・・・・・。
ここで軌道修正が必要だということにハッと気づきました。
作りかた
人生80年と言いますから、80歳までの年表を作ってみましょう。
エクセルなどの表計算ソフトを使うと便利です。
縦軸が年代、横軸にその年の出来事やライフイベントを書き込んでみましょう。学校名、その年の事件、好きだった人や友人の名前、住んでいた場所、印象的な出来事などなど。
縦軸の年代は、生まれた日から現在まで書いていきます。そこから先は未来の年代を書いていきます。
どんな仕事をしているのか、今も同じ会社にいるのか転職しているのか、起業しているのか、子供は何歳になっているとか、どこに住んでいるのかなどなど、適当に自分の願望で良いので、書き込んで見ます。
書き込んでいく途中で、あることがわかってきます。
それは、40代になってからの軌道修正ってかなりキツイ、ということがはっきりするんです。
だからこそ、そうなる前に自分はどんな人生を歩みたいのかをはっきりさせるべきなんです。
もちろん、自分年表の通りに人生が実現するわけではありません。自然災害や新型コロナウイルスのように突如として人生を狂わせるような事件が起こったりします。
そういったときは何回も見直して良いのです。できれば毎年の大晦日にでも見直して、微調整していくともっと精度の良い自分年表ができます。
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日記をつける
日記は絶対つけたほうが良いです。(まあ、無理にとは言いませんが。)
40代や50代になってから、昔書いた日記が生きてきます。本当です。
2~3行でも良いのです。その日いちにち、どんな日だったのか、良かったことや悩んだことを記録しておくのです。
なぜそんなことをするのか言えば、後から見返すためです。
人間けっこう過去のことは忘れているものです。でも、日記に記してあった2~3行の記録でその当時のことを鮮明に思い出すことができます。
言ってみれば記憶の拡張ですね。
これは、あとから非常に役に立ちます。
たとえば、悩んでいた時期をどうやって乗り切ったのか。もし過去に同じようなことで悩んだことがあったとしたら、その時と今とはどう違うのか。なぜそのときは乗り切れたのか。過去の日記からヒントをもらうことができます。
私のオススメは、データベースソフトで日記を作ること。データベースソフトが難しければ、Evernoteなどのソフトがオススメです。
手書きよりはデジタルが良いと思います。なぜなら、あとから検索が簡単だからです。
しかもデータベースソフトなら、あとから日付で簡単に検索できますし、特定のワードで検索することも可能。
あるいはある一定の日付を相互に関連させて、1年前の日記や半年前の日記をすぐに確認するようにもできます。
また、データベースソフトなら、未来への自分に向けたメッセージも簡単に書けます。
たとえば、来年の自分に向けたメッセージを書くとした場合、未来の日付をいれておくことで、本当にその日付が来たときに自動的に閲覧できるように設定ができます。
データベースソフトのオススメは、ファイルメーカーです。初期購入費用が6万円弱して高いですが、無料で試用できる期間もありますし、スマホとパソコンで連携も可能です。
日記の他にも、自分年表を作ったり、用途の幅も広くなります。エクセルではできなような処理もできますので、仕事用として活用できます。
参考 ファイルメーカー
ファイルメーカーでの日記帳の作り方は、こちらの私の別プロジェクトでも紹介しています。簡単にできるので、お時間ある方は試してみください。
自分の死を考える
まだ若い頃って自分の死などは、あまり真剣に考えたことはないかもしれません。
人間いつ死ぬかわかりません。年齢あまり関係ありません。
もし今死ぬとしたらどうでしょう。
自分の人生果たしてこれで良かったのでしょうか。
良いと満足して答えられるなら、100点満点です。
でももし答えが「NO」であるなら、軌道修理するのはできるだけ早い方が良いです。
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自分の意見を大事にする
周りの意見を真面目に聞いて、そのとおりに従っても損するのは自分だけです。
あなたの気持ちは、あなたしかわかりません。
あなたが死ぬとき、「周りの意見に従ってきて、自分のやりたいことが言えなかった」と悔やんだとしましょう。
でも、これまであなたに意見を言ってきた周りの人はなにも責任を持ってくれません。
「それはあなたの人生でしょ」と言われるだけです。
あなたがこうやりたい!というのをもっと主張するべきです。
そして、いくら周りが反対しようとも、最後の最後、結局は許してくれます。そういうもんです。
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貯金する
入ってきた給料の何割かは必ず貯金するようにしたいです。
貯金は将来あなたがやりたいことをやるときに必ず役に立ちます。これは本当です。
もし家族があなたのやりたいことに反対したとしても、貯金があれば賛成してくれる可能性が高まります。
もし失敗したとしても貯金が残っていれば、何回でも再起のチャンスが生まれます。
私は退職後に起業して1年後に廃業しました。貯金のありがたさが身にしみて感じます。
貯金は絶対やっておくべきです。貯金はいくらあっても足りないことは無いです。貯金は最強のセーフティネットです。
貯金の他にも、野村証券のるいとうのような積立型の株式投資もオススメです。毎月3万円ほど積立ていくことで、5年後には大きな金額になっていることが多いです。
企業のバランスシートの勉強にもなりますので、オススメです。(ただし、業績の悪い企業に投資した場合、値下がりすることもあるので、慎重に銘柄を選定する必要があります)
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漠然と起業を考えてはいるけど、なかなか起業には踏み切れないのが40代男性。 会社を辞めてしまえば、給料が無くなる。給料が無くなったら、家族が生活できなくなる。 家族のためにも会社を辞めるわけにはいかな ...
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40歳過ぎてからの軌道修正は大変
いつか辞めようと思いながらも、なかなか会社を辞めることができず、とうとう40歳を過ぎてしまいました。
40代を迎えると、子供の教育、会社の出世競争、健康やお金の問題など諸々の問題にがんじがらめになり、自由に行動できなくなります。
40歳を過ぎてからの軌道修正はやってやれないことはありませんが、支払う代償は非常に大きなものになります。
うまくいけばそれで良いのですが、うまくいかないこともあります。実際はうまくいかないことの方が多いです。
40代で退職してうまくいかなかったときのダメージは本当に大きいです。
家族やローンを抱えながら、毎月の貯金額がどんどん減っていくを見るのはかなりの恐怖です。
仕事も一から身につけなければなりません。自信がガラガラと音を立てて崩れ去ることも多いです。周りの目もあります。
それでも退職していなければ、もっとひどいことになっていたと思っています。
できれば、自分ももう少し若い時期に踏ん切りをつけていれば、これほどまで苦労することなかったのに、と心底思います。
もっと若いうちから自分の人生を真剣に考えるべきだったと思います。
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40代でドロップアウトしたおっさんが、新入社員へ言いたいこと
新入社員の皆様へ 私は40代のしがない男です。 私は、40代で約20年働いた会社を辞めました。 退職後は、起業して自分で事業を始めましたが、1年ほどで失敗。 現在はアルバイトをしながら貯金を切り崩し、 ...
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