退職ブレーキの外し方

これは私が退職したいのになぜか行動に移せず、5年近くウジウジ悩んでいたときに考えたことです。

そんな長いことウジウジ悩んでいると、悩み続けていること自体がまた新たな悩みになってくるんです。悩みが倍に増えたような感じになって、毎日がさらに息苦しくなってしまいました。

それでふとある時、なんでこんなに退職を踏みとどまっているんだろう?、なにか踏みとどまる理由があるんだろうか?と、退職にブレーキをかけている原因を考えてみたんです。

原因がわかれば対処方法も見つかるだろう、そうなれば悩みも減るかな?と思ったんです。

すると、思い当たることがひとつありました。

このページでは、退職したいと考えているのに、なぜか退職を踏みとどまっているのか、その原因を紹介しています。

さらにその原因から、うまくブレーキを外す方法も紹介していきます。

私は思い当たった原因を探っていくことで、少しずつブレーキを緩めていくことができ、最終的にはついに退職してしまいました。

退職を踏みとどまっている主な理由

変化のが怖いから

退職を踏みとどまっている理由というのは、人それぞれ様々あるかも知れません。

その様々なうちのひとつ、それも大きな理由のひとつとしてあるのが、「変わるのが怖い」「変化が怖い」というのがあるのでは無いでしょうか?

私もそうでした。

なぜ退職したいのに実行になかなか移せないかと言うと、変化を嫌がっているからという結論に達しました。

どうも本能的に恐れているようです。高いところから飛び降りる恐怖感と同じような恐怖を感じるんです。

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慣れ親しんだものを捨てる恐怖

退職するというと、今の会社を去るということを思い浮かべます。

でも、実は退職すると様々なものがいっぺんに変わります。

  • 仕事
  • 人間関係
  • 他人からの評価
  • 毎日の生活リズム
  • 生活環境
  • 家族との会話
  • お金のやりくり
  • もしかして住むところ、などなど

退職すると、慣れ親しんだこれまでの生活を続けることはできません。

仕事も変わり、人間関係も変わります。

「新しいことが始まるからしょうがない」という考えもありますが、先が見えない変化でもあるので、恐怖を感じていました。

なぜ変わるのが怖いのか

退職すると変わるものはたくさんありますが、私が一番怖かったのが、知り合いから「あの人、40過ぎて家族もいるのに会社やめちゃって、これからどうするのかねー」と蔑まれることです。

そう。周りの人からの評価が変わってしまうのが怖かったんです。

お金とか毎日の生活リズムというのは、なんとか自分でコントロールできます。でも、他人からの評価は自分でコントロールできません。

私はけっこう他人からの評価を気にする性格なので、少しでも評価が下がるとビクビクしてしまうのです。

これまで真面目にコツコツを積み上げてきて、良い評価をキープしてきたつもりではあります。

でも、これが「退職」というたった二文字で、ドーンと下がってしまうのが怖かったんです。

これまで友好的だった人が、いきなり敵対心や軽蔑の目で見られてしまうかもしれないのです。

でも、これはあくまでも自分から見た主観的な発想なのであって、他人から見れば、「いつもウジウジして行動力の無いヤツ」ぐらいに思われていたのかも知れません。

それでも当時は、いままで慣れ親しんだ他人からの評価というか人間関係が変わってしまうことにどうしても耐えられそうにもありませんでした。

変わりたい自分と変わりたくない自分

退職を踏みとどまっている大きな理由として、「変化が怖い」ということがわかりました。

しかし、いくら変化が怖いと言っていても、退職することは変わることです。しかも退職というのは、人生の中でも大きな変化です。

いつまでも変わりたくないと思っているなら、退職は無理です。でも、今の会社ははやく辞めたいんです。

自分の中では、「退職して変わりたい自分」と「変わりたくない自分」が争っているように思えました。

それでほんのちょっとの差だと思いますが、「退職して変わりたい自分」が優勢になったのです。

それはこんなことがきっかけでした。

「退職」という言葉がタブーだった

実は、その当時の自分の中では、「退職」という言葉がタブーでした。

会社を辞めたい!とは思っていても、「退職」という言葉を考えることは避けていました。

「退職」 = 「変化」という変な結びつきを連想していたので、その言葉を口に出したり、文字にも書くことができませんでした。

口に出したり、文字で書いてしまうと、「退職」が本当になってしまうと思っていたからです。すぐに自分が変わってしまうと思ったんです。

早く会社を辞めたい気持ちはあるんですが、変化することに恐怖を感じていたので、「退職」という言葉を使うことを極力避けていました。

まさに言霊ですね。

「退職」という言葉を唱えると、それが実現してしまうのではないか?と恐れていたんです。退職?縁起でもない!となっていました。

今から思うとしょうもない、くだらない話ですが、当時は本当に怖かったんです。

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ブレーキの外し方

退職がいっぱい

「退職」の言霊に取り憑かれていたことを自覚したので、まずやったことは、「退職」という言葉を封印から解き放つことでした。

解き放つためにやったことは、「退職」という言葉を口に出したり、文字に書いて(キーボードで打って)、言葉に慣れることでした。

でもおおっぴらに言ったり書いたりすることはできないので、トイレで一人になったときとかを見計らって、誰にも聞こえないように「退職」と言ってみたりしました。

妻との会話の中にも、いままで口に出すことも怖かった「退職」を、意識して言うようにもしました。

自分の日記にも積極的に「退職」という言葉を書きました。

このように一日に何回も「退職」という言葉を繰り返していくと、次第になれてきて、恐怖も感じなくなっていきました。

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まとめ

退職を踏みとどまっていた理由は、会社を辞めてしまうことでの変化が怖かったからでした。

なぜ変化が怖いのかというと、これまで「退職」が他人事のように思っていたからです。

退職をしたいのに、どこから他人事のように思っていて、「退職」という言葉をタブー視していたからです。退職という言葉を使えば、それが本当になってしまう。縁起でもない!という感じです。

それでも退職したい気持ちがだんだん強くなってきたので、タブーを打ち破り、「退職」という言葉に慣れることにしました。

すると、これまであんなに怖いと思っていた変化も、不思議と怖くないように思えてきました。退職による変化は、乗り越えるられるものとして考えるようになってきたのです。

これはとても小さなことかもしれませんが、自分の中ではけっこうインパクトが大きかったです。

もし退職に悩んでいて、なぜかブレーキが掛かっていて行動できないという場合は、試してみてください。きっかけになると思います。

退職以外でも、他のブレーキを感じている言葉でも応用できると思います。

たとえば、転職したいけど、なかなか転職活動できないと感じているなら、「転職、転職」と言ってみたり、書いてみたりすると良いと思います。

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40代で退職を経験した私が、当時の日記を元に書いています。退職するまでの苦悩や経験、家族のこと、お金のこと・・・・・・。私のつたない経験が、皆様にとって少しでも役に立てば幸いです。

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