私はこちらのプロフィールでも書いている通り、40代前半でネットビジネスで起業して、1年で廃業しています。
起業に失敗したからこそ、うまくいかなった原因について分析をしてきました。
その結果、失敗理由についてはいろいろありますし、失敗しやすい人の分析もしました。でも、それらはすべて起業後のことです。
じゃあ、そもそも起業する前の段階で、こんな人は起業やめておいた方が良いと言うパターンはないのだろうか?
失敗経験者からの視点で、まだ起業するタイミングではない人を4パターンに整理しました。もし当てはまる人がいたら、起業する時期をずらしたり、もう少し事業内容を精査することをオススメします。
起業やめておいた方が良い人4パターン
会社を辞めたい気持ちはあるけど、本当に起業するのがベストな選択なのか迷う方も多いと思います。
家族を抱えている40代での退職は、20代や30代とは違いタイミングの見極めが重要です。
この見極めがうまくできていないと、退職したこと自体に後悔する結果になりかねません。
家族を抱えて今更後悔したくはありませんから、退職前は冷静になって自分を分析したいところです。
でも退職するタイミングが合っているかどうかは退職した後だからわかることで、会社を辞めたい一心の時にわかるはずはありません。
あの時の自分を思い出し、まだ退職するタイミングではない人のタイプを書いてみようと思います。
退職を考えている人の目安になれば、と思います。
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本当に会社を辞めていいのか、自分に疑問を感じてしまう人
一番辞めてはいけないのは、明らかにこの状態の人です。
「本当に会社を辞めていいの? このまま転職してしまっていいの?」と自分にブレーキをかけたい気持ちがある状態。
自分自身の中で退職することをまだ迷っている段階ですので、この状態のまま会社を辞めると、退職後うまくいかなかった場合、退職したことを後悔する羽目になると思います。
この状態にあるかどうか明確にわかるのは、自分自身に「本当に会社を辞めても良いか?」と問いかけてみましょう。
「辞めても良い」と、はっきりとイエスと答えられるなら、退職するタイミングが整っている人です。
反対に辞めても良いか判断できない場合は、まだ退職する準備が整っていない人です。
頭のなかでは会社を辞めたい一心だと思いますが、心のどこかで退職したくないと思っているはずです。そういう場合は、退職を延期するのが良いと思います。
もし、退職を延期することで、安心感がある場合は本当にまだ退職のタイミングではないと言えます。もう少し時期を待って、気持ちを熟成していくと良いです。
「辞めても良い」と言える時がベストタイミングです。
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妻から退職を猛反対されている人
あなたを一番良くわかってくれているのは、いつも傍にいてくれるあなたの妻です。
いつも客観的にあなたを見ていますので、あなたの見えない部分を見抜いています。妻が退職を反対するには理由があるはずです。その理由はどこにあるのか、ひとつひとつ原因を潰していく必要があると思います。
妻の猛反対を押し切ってうまく成功すればよいですが、成功しなかった場合は「あのとき退職しなければよかったのに」と一生妻に頭が上がらなくなってしまうでしょう。
退職後は、すべてうまくいくとは限りません。トントン拍子に進んでいる時でも、落ち込んでしまうときもあります。そういう時は、妻のサポートも必要です。
退職する前は必ず妻の同意を得ておきましょう。
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住宅ローンの支払いで家計が圧迫されている人
住宅ローンの支払いが厳しい人も退職のタイミングでは無いと思います。
起業や独立・開業するなら言うまでもありませんが、転職する場合も年収がダウンする場合があります。
まずは住宅ローンの支払額を見なおした上で、家計のやりくりを考えると良いと思います。
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貯金が5桁の人
貯金が100万円以上ない場合も、退職は延期した方が良いと思います。
退職金が貰えるとはいえ、退職金などは生活費などですぐ無くなってしまいます。加えて年金や健康保険などの支払いもあります。
最低1年の生活費を貯金した上で退職するようにしたいです。
私は退職後に始めた事業がうまくいかず、1年で撤退しました。その時まだ貯金が残っていたので、今なんとか生活できています。貯金しておいて本当に良かったと思っています。
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退職という選択を後悔しないために
40代での退職で一番避けたいのは、「退職しなきゃよかった」と後悔してしまうものです。
退職は意外とあっさりできてしまいます。
ドラマや小説などでありがちな猛烈な引き留めなどは、ほとんどありません。
ベルトコンベアーに乗っているかのように、ただ淡々と事務手続きが行われ、退職の日を迎えます。
その時になって後悔して始まりません。
今が退職の時期なのか、見極めも大切だと思います。
一度しかない人生、後悔のない退職をしたいです。