「会社辞めたい!」
でも、実行に移すのは至難の業。それはわかっているけど、じゃあどうしたら辞められるのか?
40代で会社を辞めた私の経験から言うと、40代で会社を辞めるにあたって一番必要なのは、「気持ちの切り替え」です。
「退職なんて自分にはムリ!」と考えていれば、やっぱり無理なんですよ。不安いっぱいなのはわかりますけどね。でもそこで止まっていれば何も変わらないんですね。
会社辞めたいなら、じゃあどうしたらスムーズに辞められるか?ということを考えられるように気持ちを切り替える必要があるんです。
「退職なんて無理!」モードから、「退職しよう!」モードに切り替える、ということです。
そのために必要なのが、「勢い」なのです。
でも、そうは言っても、言うは易く行うは難し、ですよね。
このページでは、私が気持ちを切り替えたときの実例を紹介して、そこからなぜ退職には勢いが必要なのか、勢いをつけるにはどうしたらよいかを紹介していきます。
退職した今だからわかりますが、この退職モードへの切り替えがなかったら、自分は今でも会社を辞められず、悶々とした生活を送っているはずです。本当に「退職は勢い」でしたよ。
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退職できない、と思い込んでいた日々
不安で退職に踏み出せない
転職や起業・独立して自分のやりたいことを思い切ってやってみたいけど、家族のことやお金のこと、将来のことを考えると、どうしても退職に踏み切れない。
自分は結局会社を辞めることはできないんじゃないか?と、諦めに近い気持ちになります。
このように悩む40代や50代の男性も多いのではないでしょうか。
私もずっとそのような気持ちを引きずってつらい思いを過ごしてきました。
退職したいと気持ちだけが焦るのに、現実の状況はちっとも変わることはありません。といって、いきなり良い話が舞い込んでくるわけでもありません。
辞めたいけど、自分には無理かもしれない
だからしょうがなく、今日も嫌々ながら上司の理不尽な指示を受け入れて、仕事をするしかない。ため息を我慢しながら、週末が来るのをじっと待ちわびている毎日・・・・・・。
やっぱり退職なんて諦めたほうが良いのもしれない、などと思っていました。
ある言葉を聞いて覚醒しました
でも退職した今から考えれば、「退職なんて自分にはムリ!」と考えていれば、やっぱり無理なんですよね。
だって、退職するために何の準備も行動もしていませんから。無い物ねだりで、ただウジウジ悩んでるだけ。
そんなウジウジしていた頃、ある言葉を聞いて「覚醒」しました。
私の場合、この言葉が気持ちの切り替わりだったんです。
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ある女性経営者の言葉「退職は勢いだよね」
「退職(起業)は勢いだよね」
これは以前、私が起業に悩んでいた時、友人と一緒にランチ会に参加したことがあるのですが、そこに同席していた女性経営者の一言です。
その女性は、父親の経営していた飲食店のあとを継ぎ、さらに事業を拡大させて全国に店舗を持っているような経営者です。年は私と同じぐらいの40代ぐらい。(つながりないので、今も成功しているかは知りませんが。)
その彼女が、起業したいけどなかなか踏ん切れないということを私が話したのを聞いて、この言葉を言ったのです。※「起業」を「退職」や「転職」という言葉に置き換えても、意味は同じだと思います。
退職モードに切り替わる
はっきり言って、この一言で私の人生変わりました。
それまでは、40代で退職するなんて自分の人生ではありえないと漠然と思っていましたから。いや、会社は辞めて独立したいなあ、とは夢見てましたが、具体的には何も行動してませんでした。
そうか、勢いをつければ退職できるんだ・・・・・・。
パズルの最後の1ピースが埋まったような衝撃を感じました。
この時をきっかけにして、退職モードに一気に切り替わったような気がします。
オセロの白が黒に切り替わるように自分の中で退職スイッチがカチッと入ってしまいました。
その当時は半信半疑の気持ちもあったのですが、実際いざ自分が退職することになってみると、この言葉の意味が身に染みてよくわかりました。
実は、退職した今でもこの言葉はずっと頭に残っていて、本当にそうだよな、と納得するのです。
退職(起業)って、本当に勢いだったんです。
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なぜ「退職は勢い」なのか
なぜ退職が勢いなのでしょうか。
退職は「非日常」で「未知の世界」
退職って言ってみれば、いわば非日常なんです。まだ退職したことなければ、未知の世界といっても良いですよね。
慣れ親しんだ日常の世界から、非日常の世界に切り替えるには、どうしたって勢いが必要です。
それは、高いところからジャンプするのに似ています。
ジャンプの仕方がマズければ、怪我するかもしれないほどの高さからジャンプする感じです。
まだ今はジャンプしていないから安全だけど、ジャンプしたあとはどうなるかわからない。未知の世界です。
未知の世界に飛び込むには勢いが必要
でも意を決して、えいや!とジャンプしてみる。
これが未知の世界、非日常へ切り替えするということです。
でも、これをそのまま退職に当てはめても、うまくいきません。いきなり「えいや!」で会社に退職届けを出したところで、退職だけはできますが、お金の問題や家族の問題はそのままだからです。
これが20代や30代前半の方なら、まだ十分やり直しが効きますが、40代家族持ちの場合、どう考えたって無謀でしょう。
退職の場合は、自分の力だけで切り替えるのではなく、周りの環境をうまく巻きこむことが重要です。
ではどうしたらうまく切り替えることができるのでしょうか。うまくいく方法ってあるのでしょうか。
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疲れて勢いが出せない人はこう考えよう
オセロをイメージしてください。
ゲームのオセロです。黒と白ひっくり返す、誰もが知っている、あのゲームです。
普通は二人で対戦しますが、このオセロはあなたの頭の中で行います。
例えば、退職がなんとなく遠い存在と思っている今の状況は、盤面がほとんど白で自分一つだけが黒としましょう。
白が退職を阻害する因子、黒が退職を応援してくれる因子と考えるのです。
今はほとんど白ですが、過半数が黒になればどうなるでしょうか?
形勢逆転ですね。退職が遠い過去ではなく、みんながあなたの退職を応援している、ということです。
つまり、この状態になった瞬間こそが、「切り替わった」時なのです。
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退職のベストタイミングのイメージ
切り替わったら、いったいどうなるのでしょうか。
オセロの盤面が白から黒に切り替わったように、周りの環境が一斉にあなたの退職に賛成してくれるようになります。
今まで退職に猛反対していた人も、いつしか応援してくれているようになります。
いますごく退職が難しいと思っていても、チャンネルさえ合えば、トントン拍子に話が進んでしまうんです。
これまでの障害が取り除かれて、退職のドアが開いた。そんな感じになります。
そのドアを通れば、新しい道が広がって行く。夢見たような景色が見えてきます。そこから先は自分で形作る喜びが現実にものになります。
そうなった時がチャンスです。ここで先ほどの勢いを発揮しましょう。
「えいや!」で決断し、ジャンプする時です。あれこれ悩んでいる暇などありません。
激流に飲み込まれるがごとくジャンプするのです。
これが「退職は勢い」ということなのです。
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退職するのにベストなタイミングの見極め方
退職するのにベストなタイミングは、無いようで「ある」のです。つまり、会社を辞める準備を整えることによって、自ら引き寄せるということなのです。40代家族持ちで会社辞めて始めてわかった、退職タイミングの真実を語ります。
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勢いをつけるために布石を打っておく
ではどうやったら、オセロの白を黒に変えられるのでしょうか。
今がダメでも、前に進んでいけば一つか二つ黒に変えられる小さなチャンスがやって来ます。
そのチャンスがやって来ることを念頭に毎日を過ごすことです。
いや、その時がやがて来ることを信じて、今から布石を打っておくべきなんです。オセロでも将棋でもトランプでも相手をハメる時、布石を打っておきますよね。
家族から反対されているのだったら、どうやったら理解を得られるのか。自分がやりたい仕事、どんな会社に転職したいのか、起業に大事なことはどんなことか。
布石という言い方が曖昧であれば、「準備」と言い換えても良いかもしれません。
いつか本当に退職する時のために準備をするんです。
- 人生の目標は何?
- 家族に退職を理解してもらう
- 貯金を増やす
- スキルを磨く
- 転職するなら転職情報を集める
- 独立するならFC情報を集める
- 起業するならシェアオフィスを借りる
人生の目標は何?
40代で仕事を辞めたい!となって、じゃあどうしようか?となったとき、真っ先に手をつけるべき優先事項NO.1は、「人生の目標は何か?」を思い出すことです。
毎日の仕事や、家族のことで忙しくて、自分の人生の目標をいつの間にか見失っていた、と言う方も多いでしょう。実は、「仕事を辞めたいな」というのも、このままでは自分の人生の目標を実現できないよ、という無意識のアラートかもしれません。
通勤の時間やトイレの時間など、5分ぐらいで良いので一人になれる時間を取って、スマホの電源をオフにして、しばらく考えてみてください。
人生で何か実現したいこと、何か一つはあると思います。
今の毎日は、その目標を実現させる道すじにありますか? もし無いとすれば、軌道修正が必要です。
会社を辞めたいと思ったら、まず人生の目標は何か?を思い出すことです。なぜなら、我々は皆、人生の目標を達成するために生きているのですから。ここを出発点として考えなければ、すべてが場当たり的なその場限りの解決になってしまうと思います。
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40代まで退職を決断できなかった原因。私はこれで20年を無駄にしました
40代まで退職を決断できなかった原因とは、「自分のやりたいことに真剣に向き合ってこなかったから」でした。それは、いつかやろうと、ずっと先延ばしにしていた結果だったのです。
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家族に退職を理解してもらう
一気に退職を理解してもらう必要はありません。
少しずつ少しずつで良いのです。ほふく前進するようにじわじわと、退職することを理解してもらうように誘導していきましょう。
もしかしたら、妻があなたの退職に反対か賛成かどうかすら、実際はわからないのではないでしょうか?
それであれば、チャンスを見て妻の反応をつかがってみると良いです。こちらの「妻に退職を言う作戦」のページでは、私が実践してうまくいった妻に退職を言う作戦を公開しています。反対されたときの対応も紹介しています。是非参考にしてみてください。
貯金を増やす
お金に不安があるなら、今から節約して貯金を増やすようにするのも退職の準備です。
いざ起業したい!と思っても、貯金が少なければなかなか起業には踏み切れませんし、家族から反対されやすいです。
それだったら、いまから少しずつ節約して貯金を増やして置くのが理想です。
極端なこと言えば、貯金さえあれば起業に失敗したってなんとかなります。私も退職前は貯金額が一つのバロメーターでした。
貯金を増やすにあたっては、目標額の設定がポイントになります。こちらの「今日から始める退職準備<お金編>」のページで、貯金の目標額の決め方を紹介しています。ご興味のある方は、是非参考にしてみてください。
スキルを磨く
独立や転職したくても、資格も経験もたいしたことないし・・・・・・・・・。
と悩んでばかりいるなら、すこしでもうまくいくようにスキルを磨いておくと良いです。
たとえば、こちらの「独立や転職に有利 テックアカデミーで40代に人気の厳選5コース」のぺージで紹介しているような、webマーケティングなどのコースを受講しておくことで、転職や独立に有利になります。
パソコン1台分ぐらいの予算で受講できるし、おすすめです。
転職情報を集めておく
転職するのなら、転職アプリに登録しておくなどして、転職情報をそれとなく拾っておくのがおすすめです。
こちらの「40代転職サイトまとめ」のページでは、40代向けの転職アプリを紹介しています。無料登録できて、転職後の年収などの情報を収集することができます。
こうして、広く転職情報を前もって集めておけば、転職の気持ちが高まってきた時に活用することができます。
FC情報を集めておく
起業や独立を考えているなら、フランチャイズの情報を集めると良いです。
いや、フランチャイズで起業するわけではないんで・・・・・・・・・という方でも、ビジネスモデルの勉強になるので、一度気に入っているフランチャイズの資料を読んでみると良いです。
こちらの「フランチャイズ比較サイト厳選4件まとめ」のページで、フランチャイズ情報サイトをまとめています。フランチャイズは、すでに成功しているビジネスノウハウが詰まっているので、集客方法の気づきや利益の出し方などかなり参考になります。
シェアオフィスを借りる
もし、フリーランスなど1人で起業するのなら、実際にそういう人が利用しているシェアオフィスを借りてみるのがおすすめです。
起業して仕事をしている人たちの雰囲気を知ることができます。
「自分にもできそう」と思うか、「いや無理!」と思うか。体験に勝るものは無いです。
個人でも「勉強」という名目で借りれますので、おすすめです。
こちらの「ひとり起業のシェアオフィスの選び方」のページで、シェアオフィスの選び方を紹介しています。内見で見るべきポイントや予算や立地の考え方など、実践的に紹介しています。
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退職が不安なら、辞めるまでのロードマップを作ってみよう!今やるべきことが明確になるよ
退職しようかどうしようかと悩んでいるときは、退職に至るロードマップがきちんと描けていない場合が多いです。退職ロードマップを描くことで、自分のやるべきことが明確になり、会社を辞めたその先まで見通すことができます。すぐにできるロードマップの作り方を説明しています。
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布石を打っておくと、退職モードに切り替わる
今から布石を打っておくべきです。
いますごく退職が難しいと思っていても、布石を打っておくと体勢がガラリと切り替わる時が必ずやってきます。
これが「勢い」です。
この勢いに乗ることで、今まで難しいと思っていた転職・起業や独立も現実のものにでき、退職後の生活も軌道に乗せることができます。
たとえ退職後うまくいかなくても、家族は精神的に支えてくれるはずです。(金銭的には難しいかもしれませんが)
勢いが無くなればどうなるか
もしこの勢いを逃してしまえば、どうなるでしょうか。
今はあなたのオセロは黒が優勢ですが、しばらくすれば白に変わっていくでしょう。元に戻っていきます。
あなたの退職を応援する人はみんな反対するようになり、これまでのように退職は夢の夢という世界に逆戻りするでしょう。
年齢を考えれば、次のチャンスはもうやってこないかもしれません。
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40代で退職するのは特別なことではない!仲間は多いです
40代で会社を辞めるって言うことに対して、年齢的に遅いのではないか?と思い込んでいる人も多いです。(私もそうでした)
だから、辞めるって人に言いづらい感じがするんです。恥ずかしい感じもします。
変にだれかにそんなこと言ってしまうと、「40歳過ぎているのに大丈夫なの?」なんて不安がられてしまうかも。なんて考えると何もできなくなってしまう。
だけど、だけど、本当はそんなことありません!
40代で会社を辞める人は多いです!何なら50代も多いです!
家族がいても転職する人はたくさんいます。起業して失敗した人もたくさんいます。
40代での退職はなにも特別なことではなく、けっこう普通のことです。
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本当に退職したいのなら、勢いをつけよう
「退職は勢いです」って言うと、いきなり退職届を会社に叩きつけるというイメージを持ってしまいますが、そうではありません。
周りがあなたの転職や独立を後押ししてくれるようになるまで、環境を変える布石を打っていきます。(布石というのがわかりづらければ、行動とか準備と言い換えても良いでしょう。)
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あなたはどっち?「勢いで会社を辞める」には2種類ある
退職にはある程度の勢いは必要ですが、会社を辞める勢いには悪い勢いと良い勢いの2種類があります。仕事が嫌で会社を辞めたいなら、悪い勢いに乗って辞めるのは最も避けるべきことでしょう。
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一見難しいようですが、小さなジャブを繰り返していくとだんだん白から黒に切り替わっていきます。
過半数があなたの退職を容認してくれたその時がチャンス。勢いがMAXになった時です。
この勢いを利用して退職まで持っていくのが、「退職は勢いです」と言う意味なんです。
私が退職した時も、最初は反対する人の方が多かったのですが、地道に布石を打っていくと、ある時自分の退職を反対する人がいなくなりました。
そこからは、本当にトントン拍子で進んでいきました。ベルトコンベアーに乗って、気づいたら退職日を迎えていたぐらいの感覚です。
もし、退職したいけどなかなかできず悩んでいるなら、試してみてはどうでしょう。少し時間はかかりますが、確実に想いを現実化できます。
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華の40代。 辛かったけど、悩みまくったけど、あの時退職して良かった! ホントそう思います。 でも、あの時は本当に辛かった。何でもいいから助けが欲しかったんです。 そこで、退職に悩んでいた時の自分に宛 ...