40代家族持ち。
このタイミングで起業するかどうするか、それが問題です。
実は入社3年目の20代後半の頃から、会社を辞めて起業したい思いをくすぶらせていました。でも、なかなか決断できずズルズルしてました。その間に結婚もして、子供もできました。
ハッと気づいたら40代。腹はでっぷりしてるし、健康診断でLDLの数値で引っかかるし。他にもポリープやら、内臓脂肪やら。
もう若くありません。40代のタイミングで決断しなければ、この先定年まで悶々として過ごすだろうというのは目に見えています。
早く決断しなきゃと焦るけど、「家族を養わなければならない、失敗できない」という思いが決断を鈍らせます。
ならば転職するか? と言えば、転職活動がうまく行かなかった経緯もあり、やっぱり独立がしたいと思うようになりました。
でも、なかなか決心がつかず、「どうしようか、どうしたらいいだろうか?」といつも悩んでいました。
紆余曲折ありましたが、最終的に退職を決断して起業しました。起業したは良いのですが、商売が成り立たず結局1年で廃業しました。今は貯金とバイトでなんとか食いつないでいます。
そこで、退職前に起業に悩んでいた頃から実際に起業してみてどうだったか、という記事をまとめてみることにしました。
特に40代家族持ちの起業失敗に関する、間抜けで惨めな記事は、世の中にはそんなにないと思いますので、起業に関心の有る方は是非読んでもらえたら嬉しい限りです。
起業しようか転職しようか悩んだときに
結局のところ、答えは決まっているんです。
なにがやりたいのかは、自分ではわかっているのです。
でもなんとなく自信がなかったり、経済的な問題があったりして、大人の事情で人に言いづらかったりするんです。
起業というリスクを背負うよりは転職しといた方が家族にも説得しやすいし、無難だろうなんて思う時もあります。でも本心は起業したいのです。わかってるんです。
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いつまでも本心を隠していてもしょうがありません。病気になるだけです。
だから、悩んでるなあと自分で思ったら、自分の正直な感情を感じてみてください。
自信が無いというのは、成功する人と比べてしまうからです。他の人は関係ありません。自分の人生なのですから。
起業ネタ
早く退職して起業したいのに、肝心の起業ネタが思いつかないことって多いです。思いつかいない時って、ものすごく焦るんですよね。
起業ネタって、机に座ってパソコンの画面を睨んでいても、何も浮かばないものです。
ヒントは、普段の生活にあります。普段の生活で「こんな風になったらいいなあ」と漠然と思うことってあると思います。
「こんな風になったらいいなあ」と思って、じゃあ自分ならどうしたらいいかな?と考える。それが案外、起業ネタになったりするんですよね。
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起業スキル
起業するのは簡単です。
始めればいいだけですから。
資格とかも要りません。
でも知識や経験が足りなければ、確実に失敗します。そして、カモにされます。
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起業する決心
「起業する決心」
言葉にすると簡単ですが、これがなかなか決断できないんですよね。本当に。
私は、15年ぐらいモヤモヤさせてきました。
でもタイミングというのはあると思います。
「退職は勢い」って良く言いますから、ここだ!というタイミングが来たら、バシッと一気に行動に出ると良いと思いますよ。
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起業準備
批判されるのを承知の上で極論を言うと、起業準備は貯金するだけで良いと思います。
事業計画書も起業セミナーも異業種交流会もあまり意味なかったです。
起業後は、走りながら考えます。走る前にあれこれ考えても始まりません。
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家族からの起業反対に立ち向かう
起業には家族の協力が欠かせません。
反対されるうちは、無理に退職に踏み切らないほうが良いと思います。
でも、反対されたからと言って悲観しないでください。
時間と共に、人の意見は変わりますから。
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退職後はこう変わる
「退職したら◯◯したい!」
100%願望が叶うわけではありません。生活のために、当然妥協することも多いです。
それでも理想を目指して、毎日全力を尽くすというのが実態です。気を抜いてサボりだしたら、そこで終了。会社員に逆戻り。
ちなみに私の場合、退職したのにもかかわらず、まだギューギューの満員電車に揺られている生活です。
- → 40代で起業して好きなことして生活する。それはただの幻想だった
- → 40代で退職して失ったもの
「失って後悔している」というより、「失って良かった」と思えるものの方が多いです。
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起業成功
まずは、何をもって成功と言えるのか、その基準を考えておくと良いです。
私の場合は、基準がものすごく低くて、自分のビジネスで生活できるようになればそれで成功です。
退職前は「上場とかできたらいいよなあ」とか妄想してましたが、はっきり無理だと悟りました。
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起業失敗
起業して1年で廃業しました。売上ほぼゼロでした。
廃業するかどうか一瞬迷いましたが、貯金が無くなる前に早めに廃業して良かったと思っています。
貯金がまだ残っていたので、すぐに会社員に戻らなくて済みました。その意味では、貯金は最大のセーフティネットです。
今はバイトをしながら、ひっそり暮らしています。
夢に賭けた時間とお金が無断になったかというとそうでもなく、今では良い経験をしたと考えています。
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それでも起業の決心がつかない方へ
私も失敗が怖くて仕方なかったです。
でも、一度失敗してしまえば、「こんなものか」程度になりますよ。贅沢しなければ、割と楽に過ごせます。豪勢じゃないけど毎日食事できるし、手狭で暑苦しいけど住むところもあります。子供の給食費も出せますし。
この状態を「落ちた」と思うか、「これから上がる」と見るか、考え方ひとつですけどね。
結局のところ、頭で考えているだけでは何の解決もしないんですよね。何かしら行動していく必要があるんです。
失敗も時々するけど、ひとつひとつの行動が貴重で得難い経験になります。その経験って何年か経つと、ひょんなことで役に立つことがあるんです。ライフワークになることもあるって言いますよ!
失敗しても命まで取られることはありません。だったら、悶々として過ごすより潔くチャレンジしてもいいんじゃないのかなあと思います。